こんばんは!山中(31歳・広告代理店勤務)です。
今日は久々の飲み会!!
とはいっても、自粛モード真っ盛りなので、一部のメンバーたちを誘って開催。
誘ったメンバーは、
初(大学4年)、茂樹(大学3年)、省吾(27歳・コンピュータ会社勤務)、同じ業界で働く春田(32歳・広告代理店勤務)、今日は店が休みの賢也(32歳・バー経営)、まるみ(24歳・イラストレーター)、今日子(29歳・メーカー勤務)、ダコタ(シャム・♀4歳)、すず香(39歳・ギャラリー勤務)、梨沙(27歳・デザイン会社勤務)の以上のメンバー。
今日は中央町にあるデパートの屋上のビアガーデンへやってきました!
今年は節電の問題もあって、電灯は半分だけしかつけていない。
そんななかで、予約した席を確保。
メニューは焼き肉など、フードは食べ放題。
もちろん、飲み物はビールです。
女子たちの一部はチューハイなどを選んだけど。
全員「カンパーイ!!」
ビールを飲みながら、焼き肉に舌鼓。
山中「く~つ、うまい!!」
賢也「やっぱ外で飲むビールはうまいね~。」
山中「ところで、学園祭はどうなっているの?」
ダコタ「予定通り決行することになった。子どもメンバーたちのおかげね。私も嘆願書書いたわ。」
初「あ!オレも!左近(高2)たちがやってきてね。中止じゃなんかさみしいもん。」
茂樹「去年は盛り上がったけど、今年はどうなるのかなって思ってた。いろいろ条件はついてくると思うけど、開催してほしいもんね。」
山中「とはいっても、飲み会は自粛モードだよね、相変わらず。大規模災害があってからは大きな飲み会がなくなったし。」
賢也「うちの店の売り上げも減ってきたしね。常連客も「梅の実」メンバー以外では減ってきたし。」
今日子「うちの会社、ビール会社なんですけど、水などのソフトドリンクも販売しているんです。原発問題で水の買い占めが多くて、水の生産が追い付かない状況なんです。酒は売り上げが落ちましたけどね(^_^;)」
省吾「水は被災地が優先的だよね。オレもペットボトルの水を買おうとしたけど、すでになくなった。この地域でも、放射能物質の関係で、赤ちゃんや小さい子どものいる家庭はペットボトルの水でないとダメみたいだし。」
ダコタ「ペットボトルの水って、種類によっては赤ちゃんは飲んではダメなものがあるよ。」
梨沙「硬度もあるしね。」
茂樹「野菜だって放射能物質に汚染されているっていうけど、実際はどうなのかもわからないし、それによる風評被害が本当にひどい!」
ダコタ「農家の方だけでなく、一番傷ついているのは現地に住んでいた子どもたちだよ。美絵子(25歳・高校教師)から聞いたけど、美絵子が勤務する高校に転校した福島出身の子がいて、クラスの生徒たちが「放射能物質に感染する」という理由でその子がいじめにあって、不登校になったらしいの。」
すず香「えーつ!!子どもたちには何の罪もないのに、ひどいよね!!」
春田「マスコミがいいかげんな情報流すからこんなことになる。」
山中「っていうか、放射能物質流すんだったら最初から太陽光発電や火力発電など、原子力に代替するものにしないといけないんじゃない?」
省吾「ドイツなどの環境推進国では、すでに太陽光や水力・風力発電に代えているよ。」
…と話しているうちに、この中で一番マイペースのまるみが人数分の紙コップを持ってきた。
まるみ「みんなー、ちょっと飲んで見て。」
まるみが持ってきたのは、なんと日本酒。
ここのビアガーデンでは、焼酎や日本酒も置いてある。
紙コップに入った日本酒をみんなで飲むことに。
全員「いただきま~す。」
”ゴクリ”
初「あ、うまい!」
春田「とてもすっきりとしている。」
今日子「上品な甘みでおいしい。でも、いつも飲んでいる日本酒ではないね。なんか味がまろやかで優しい味。」
賢也「どうしたの?みんなに日本酒なんか持って来て。」
まるみ「これね。宮城県産の米で作ったお酒。そこのお酒の会社、宮城にあるんだけど、津波で酒蔵ごと流されてしまって、会社の人の何人かが亡くなられた。会社は生き残った人たちで再建する予定。このお酒、最後の1本なんだ。」
全員「…。」
そういえば、愛知に住む岳(がく・20歳・飲食店アルバイト)が勤務する居酒屋では、「東北応援フェア」をやっていて、東北産の酒やフードを販売している。それらの売り上げは被災地に寄付するそうだ。
ビールも東北で作られているところも多い。
自粛するよりも、被災地で作られた食べ物・飲み物を食べて飲んで、少しでも被災地に貢献できるのではないのか。
1杯の日本酒でそう感じた。
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