梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

チャットジャッジ~幼児教育無償化 vs 高校教育無償化~

こんにちは。隼人(高3)です。

今月のチャットジャッジは学校無償化対決です。

 

本の学校無償化は、義務教育の小学校と中学校ではすでに実施しています。

義務教育でない幼稚園と保育園、高校はもともとは無償ではありません。幼稚園と保育園、高校は授業料または保育料を保護者が負担しなければなりませんでした。

 

幼稚園と保育園は自民党政権無償化にしようと議論をしています。法案が可決成立すれば、来年頃に実施予定です。

高校は3年前に民主党政権無償化になりましたが、自民党政権が廃止をしようとしています。

海外では先進国を中心に、幼稚園、保育園、高校はすでに無償化を実施しています。

学校の無償化は海外よりも遅れている日本は、果たしてどうなのでしょうか?

 

ここで、幼児教育無償化を希望しているメンバー4人と高校教育無償化を希望しているメンバー4人をパネリストに迎えて議論したいと思います。

ファシリテーターはぼく・隼人です。

幼児教育無償化派を代表して、美恵子さん(36歳・主婦)、裕美さん(34歳・保険会社勤務)、准子先生(53歳・保育士)、侑子さん(58歳・教育評論家)です。

高校教育無償化派を代表して、登美子(中3)、五郎(柴犬・♂3歳)、聡子さん(41歳・スーパーパート)、黒山先生(55歳・高校教師)です。

美恵子さんは幼稚園の子どもを持つ母親を代表して、裕美さんは保育園の子どもを持つ母親を代表して、准子先生は都内の保育園の園長、侑子さんは子育て・教育の専門家です。

登美子は高校受験を控えている中学生を代表して、五郎は高校生を代表して、聡子さんは高校生の子どもを持つ母親を代表して、黒山先生は山口県内にある高校の校長です。

 

まずは幼児教育無償化派のプレゼンから。

>私は3人の子どもがいますが、そのうち一番下の子(大輔・4歳)が幼稚園に通っています。家計は夫(正章・36歳・メーカー勤務)の収入だけなので、家計のやりくりが大変です。上の2人の子ども(雄太郎・小6&舞華・小3)は小学生で、当然ながら学費は無償ですが、幼稚園は保育料を払わなければなりません。海外では幼稚園は無償になっているのに、日本は遅れています。すぐに無償化を実現してほしいです。(美恵子)

>私は一人息子(翔馬・3歳)がいます。夫とは息子が小さいときに離婚しました。親権は私が持っています。保険会社の営業職員で働きながら、息子を保育園に預けています。母子家庭で生活が大変なので、保育園が無償になると本当に助かります。(裕美)

>私は都内の保育園の園長をしています。うちの保育園は認可保育園です。幼稚園と同様に無償化の対象予定です。子どもを持って働くお母さん(お父さん)にとって、保育園は欠かせない存在。家計の負担を減らすためにも幼児教育の無償化は歓迎です。(准子)

>日本の子育ての環境も大きく変化しました。幼児世代の施設は幼稚園、保育園、(認定)子ども園があり、専業主婦や働く主婦、一人親家庭などのニーズに応じた子育て支援をしなければなりません。幼児教育無償化子育て支援の基本だと私は思います。(侑子)

 

他のメンバーからの意見があります。

>私は千葉県内の市役所に勤めています。現在は違う部署にいますが、その前が子育て支援の部署にいました。子育て支援課では様々な家庭環境を持つ家族が多く来所してきました。多くの親が幼児教育無償化を望む声が多いです。私自身も保育園に通う娘(花音・4歳)がいるので、幼児教育無償化を希望しています。ただし、義務教育にするのは歓迎しません。無償化と義務教育化は全く違う形なので、実現しなければならないのは無償化の方ですね。(あずみ・38歳・公務員)

>私の子どもはすでに成人になり、孫もいます。娘夫婦の子どもは幼稚園に通っています。家庭の多様化で、子どもを持つ親にとっては家計の負担はとても重いです。親が非正規社員の人たちも多くいます。一日でも早く若い親の子育て支援を望みます。(秀子・53歳・飲食店パート)

 

高校教育無償化派からの反論です。

>私は幼児教育無償化よりも高校無償化の方を優先にすべきだと思います!!教育費は幼児教育よりも高校の方が高いんですよ!!義務教育にも反対です!!(登美子)

>幼児教育無償化のハードルがあるのは、保育園の方ですね。保育園は認可保育園と無認可保育園があるから、難しいと思う。他にも会社内の保育園などもあるし。(五郎)

>確かに子育て負担軽減で幼児教育無償化はありだと思いますが、私のところではすでに子どもたちは卒園しています。私にとっては関係ないと思いますね。保育園の待機児童の問題が未だに解決していないのに、幼児教育の無償化は時期尚早です。(聡子)

>義務教育化にしやすい高校よりも、幼児教育の場合は、子どもの発達段階やそれぞれの施設の設置形態や教育方法が異なります。子ども園は設置形態があいまいですし、地方によっては私立の幼稚園や保育園だけのところもあります。失業者や非正規社員の世帯に対する保育園の受け入れも大きな問題になっています。(黒山)

 

続いて、高校教育無償化派からのプレゼンです。

>私は都内の公立中学に通っています。高校受験を控えている身です。私の家はお父さんが会社をリストラされ、就職先が見つからない状態です。お母さんはパートで働いていますが、生活も苦しいです。高校は公立しか認めてもらえません。経済的理由で高校進学をあきらめなければならない子がたくさんいます!自民党民主党が実現した高校無償化を廃止にしようとしています!廃止になってしまったら、高校進学が途絶えてしまいます!!(登美子)

>ぼくは都内の公立高校に通っています。周りの子は1人親家庭だったり、親が会社を失業したりと、経済的に苦しい子がたくさんいます。ぼくもその一人。リストラまではなかったのですが、お父さんは中小企業で働き、お母さんはパートで働いています。高校教育無償化で本当に助かっています。できれば大学も無償にしてほしいです。(五郎)

>私は高校生の娘(里奈・高1)がいます。娘は公立高校に通っています。私のところは主人(芳展・44歳・バス運転手)の会社の給料が減ってしまったため、私自身もパートで働いています。それでも苦しいです。高校生を持つ親やこれから高校を受験する予定の中学生の親にとっては高校の教育費は非常に高いです。高校教育無償化は課題はありますが、これらの世代の子どもを持つ親にとって、必要不可欠です!(聡子)

>私は県内の公立高校の校長をしています。義務教育の小学校などに比べて、高校教育の無償化は海外に比べて非常に遅れていて、先進国では日本だけが無償化を実施していませんでした。義務教育化も一部の教育者や保護者、大学の教員らからも望む声が多いです。高校生の子どもたちは学校によっては、悪い家庭環境の下で育った子どもも多く、中学段階の教育の授業をし直さなければならないところもあります。中高一貫教育を行っているところも多く、高校も小学校などの義務教育に合わせなければなりません。(黒山)

 

他のメンバーからの意見があります。

>私は都内の私立高校の教師をしています。うちの学校は中高一貫教育を行っていない、単独高校です。生徒の多くが東京や関東地域の公立中学を卒業した子です。高校無償化は私立の場合は原則対象外ですが、経済的理由で授業料の支払いが困難な子どもの世帯は最大20万円まで国が援助してくれます。うちの学校では奨学金がありますが、成績やスポーツが優秀な子でしか受け付けません。国や学校などの奨学金は多くの子どもに行き渡らないケースが多く、不十分な援助です。(美絵子・25歳・高校教師)

>ぼくは福井県内の中等教育学校に通っています。中高一貫校は私立を中心に多く存在しますが、公立では既存の学校の「連携型」を除くと、中等教育学校と「併設型」中高一貫校は全国的には各都道府県の平均で1~2校くらいしかありません。中等教育学校などの中高一貫校は高校授業料無償化の対象で、もしこれが廃止になると、前期(中学1~3年)が無償のままですが、後期(高校1~3年)は授業料を払わなければなりません。これは本当に不平等すぎます!(晃助・中等教育学校1年)

 

幼児教育無償化派からの反論です。

>私も個人的には高校無償化は存続してほしい立場です。でも、高校は受験があります。ほとんどの園で受験がない幼児教育の方が優先的に無償化になりやすいです。(美恵子)

>高校以外にも中等教育学校高専専修学校もあります。同じ高校でも一般的な全日制だけでなく、定時制通信制などもあります。経済的理由や不本意な進学で高校中退をする子も後を絶ちません。でも高校では中退者に対しては引きとめたりはしません。高校は入学も退学も自由ですから。(裕美)

>幼児教育だけでなく、高校教育も無償にすべきだと私は思います。しかし、日本は財政難で、少子高齢化が進んでいます。優先的に支援しなければならないのは、小さい子どもがいる子育て世帯や障がい者、高齢者たちです。高校生世代や20代以上の未婚の若者に対する支援をする余裕なんてないのです。(准子)

>幼児教育の無償化に対しても多くの課題はありますが、今実施している高校無償化も支援をしているのは授業料だけですよ。入学金やその他経費については保護者負担です。これからは高校生よりも、小さい子どもを持つ世帯に対する支援が急務です!!(侑子)

 

以上で終了です!!

ここでぼくがジャッジします。

結論は…義務教育でない世代にも教育・保育の支援は実施するべき!!

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幼稚園も保育園も高校も、いずれも義務教育ではありませんが、海外の多くの国では授業料または保育料を無償にしています。

幼児世代も高校世代も、いずれも子育て支援をしなければならない世帯です。高校では受験問題や中退者の問題、幼児では保育園の待機児童の問題など、大きな課題が山積みになっています。

公教育の公立校ではすべて無償化に、私立校は授業料・保育料を減免するなど、それぞれの世帯の経済状況に合わせた支援方法を望みます。

 

あなたは幼児教育無償化派ですか?高校教育無償化派ですか?

今日はチャットジャッジ・第6回「幼児教育無償化 vs 高校教育無償化」をお送りしました。

 

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