***出演***
愛梨(24歳・看護師)
村山(65歳・商社勤務)
(一言)
私は都内の総合病院に勤務する看護師です。部署は外科で病棟勤務。大学を卒業後に看護師免許を取得して、そのまま今の病院に入職しました。
看護師はその当時は「看護婦(女子。男子は看護士)」と呼ばれていました。今は法改正で「看護師」に統一し、現在に至っています。
仕事は入院患者に対して、医師の治療の介助や日常のケア、健康管理など。外来の看護師の場合は外来患者の診察の介助が中心です。
総合病院や大学病院の場合、内科、外科をはじめ、小児科、(産)婦人科、手術室、ICU(集中治療室)、救急外来…といろいろな部署があって、それぞれの介助方法も変わってきます。キャリアを積むと、救急や緩和ケアなどの「専門看護師」や「認定看護師」の資格を取ることができます。看護師長などの管理職に昇進することができるので、普通のOLよりも立場が大きいです。
総合病院や大学病院以外の勤務先では、小さな医院や診療所・クリニック、介護施設などさまざまです。
看護師としての問題といえば、仕事がきついです。患者は子どもからお年寄りまでいろいろな体格の人がいます。患者相手の介助はとても体力がいります。ナースコールは当たり前。患者の容体が急変した時は素早く慎重に動かなければなりません。薬や輸液(点滴)、注射薬も間違えてしまうと思わぬ事故が!
病棟勤務の場合、夜勤があるので、不規則な時間にも対応しなければならないし、シフトによってはプライベートな時間が取れにくいことも。子育てに奮闘しているママ看護師が休みのシフトを優先され、男性看護師や若い未婚の女性看護師は後回しにされます。
これらの問題で看護師を辞めていく人が未だに多いです。看護師の数は女性看護師の方が圧倒的に多いですが、最近では男性看護師も増えてきました。それでも看護師不足が深刻。看護師の「穴埋め」として、「准看護師」がいますが、全国的に廃止に向かうみたい。でもまだその進展はなし。東南アジアからやってきた看護師候補生を看護師として増やそうとしましたが、言葉の壁などで増えていません。
*男性看護師についてはこちら!→http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2011/05/15/120000
命と向き合う職業なので、患者が亡くなってしまうこともあります。反対に患者が元気に退院した時はとてもうれしいです。これからも患者のケアに全力を注いでいきたいです。(愛梨)
(他のみんなからひと言)
>私は大学病院に勤務する看護師です。職場は泌尿器内科の病棟勤務です。大学病院の看護師の場合は、通常の勤務だけでなく、病気や健康に関する研究発表もあります。みんなそれぞれスペシャリストとして、看護師のキャリアを積んでいます。私もそんな看護師になれたらいいな。(弥香・23歳・看護師)
>私の場合、母親が乳がんで亡くなりました。入院中の時、母親を優しく看護をしてくれた看護師さんがとても印象に残りました。仕事はとてもハードですが、患者さんやその家族の心をつかむ看護師になりたいです。(貴美・高2)
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