梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

ぎっくり腰

こんにちは。ヒロト(35歳・メーカー勤務)です。

オレは福岡の食品メーカーに勤務する製造職。この年でまだ平社員。しかも独身。

家族は父親(平三・66歳)と母親(ヤエ子・65歳)の3人暮らし。弟(アキラ・32歳・鉄鋼会社勤務)は結婚して、熊本に住んでいる。

いつものように仕事をこなし、いつも通りに帰宅の毎日。

 

休みの日のある日、久しぶりに部屋の整理。重い荷物を持ち運ぼうとしたところ…。

 

”ギクッ!!”

 

ヒロト「あーーーーーつ!!!!」

 

と、荷物を落として、そのまま倒れ込んだ。起き上がろうとしても動けない。

ヤエ子「どないしたと!」

ヒロト「腰が…。」

と、母親はあわてて救急車を呼んだ。

体の大きいオレを年老いた両親の力では背負うことができない。仕方がないから救急車。

休みの日は病院が休み。地元の救急病院へ運ばれた。

 

結果は「ぎっくり腰」。1週間は安静にしろって言われた。入院はせずにこのまま家に帰ることになったが、弟夫婦を呼んでまでオレを連れ帰るはめに。

アキラ「無理するからだよ。」

ヒロト「体力だけは自信あったのに、ぎっくり腰なんて初めてたい。」

アキラ「じゃあ、オレは帰るけん。安静にしろや。」

ヒロト「もう帰るけん?」

アキラ「明日仕事ばってん、ずっといるわけにはいかんけんよ。」

と、弟たちはそのまま実家に帰った。

 

1週間も会社を休むことになる。正社員なので、有給を使うことになるけど、それでも安月給だし、会社にも迷惑をかけることになる。

 

その日の夜、母親が飯を作って部屋に持ってきてくれた。白がゆと煮物。うつぶせのまま一人で食事をすることになる。これが結構つらい…(T_T)

寝ているだけで何もすることがない。トイレも四つんばいで移動もできないから、病院にあるおしょうすいの容器で用を足す。

病院からもらった薬は飲み薬と湿布薬。湿布薬は母親に貼ってもらうしかない。

 

治るまでまだ1週間。それまでは家族にも迷惑かけてしまうけん。すまん!

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