梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

激論!!~特定秘密保護法は必要か!?~

こんばんは。翔希(中2)です。

1月に「安倍政権の1年」について、メンバーたちと討論しましたが、1つだけ討論し残した政策がありました。それは…。

 

特定秘密保護法」について!!

特定秘密保護法」は、外交や防衛など、「特に秘密にすることが必要であるもの」を特定秘密として指定し、取扱者の適正評価の実施や漏えいした場合の罰則を定めた法律。内容が故意であってもなくても、秘密をばらした人物は刑事的に罰せられることになる。処罰の対象は政治家や国家公務員だけでなく、地方公務員やマスコミ、芸能界、一般庶民までが対象になっている。

海外でも「特定秘密保護法」に近い法律がすでに制定しているが、日本のように広い範囲で罰せられる法律ではなく、多くが国連等が制定している「ツワネ原則」に従った法律を作っています。

 

日本の「特定秘密保護法」は、自民党がこっそりと作成していたことがわかり、自民党マニフェストにも記載されていませんでした。自民党をはじめ、同じ与党の公明党も加担していました。

野党は民主党共産党などは反対を主張。日本維新の会は最初は一緒に加担したものの、途中で辞退。みんなの党衆議院までは一緒に加担していましたが、参議院では反対をするなど、真っ二つに分かれました。これが原因でみんなの党の一部議員が離党し、「結いの党」という新党を結成しました。


H25.11.19 衆議院 国家安全特別委員会 - YouTube

特定秘密保護法」について、2013年11月に衆議院で自民・公明・みんなの党の賛成多数で可決。同年の12月に参議院で自民・公明の与党の賛成多数で可決・成立しました。法制定は2015年ごろの予定。

 

特定秘密保護法」は野党だけでなく、マスコミ界、芸能界、一般国民が反対運動を起こし、海外からも多くが批判をしています。


「秘密保護法反対」1万人が怒りの声上げる(OurPlanetTV) - YouTube

「梅の実」メンバーでも多くが「特定秘密保護法」に反対です!!こんな問題だらけの法案、果たして本当に制定をしていいのだろうか!?

 

今回もぼくとコウコウ(パンダ・♂3歳)、隼人くん(高3)のレギュラーメンバーに加え、達志くん(中3)、クロウド(カバ・♂3歳)、和光くん(中等教育学校6年)、正四郎(中2)、有華さん(中3)の8人で討論したいと思います。

場所もこないだと同じように、「梅の実学園」事務局の会議室にて討論開始です。

 

翔希「それでは、特定秘密保護法についてどう思う?」

隼人「あきれた。社会保障の問題や原発の問題などでも問題だらけだったのに、この法案が強行可決した時は怒りを覚えたよ。うちの親もみんな怒ってたよ。」

達志「ぼくも同感です!修正しない状態のまま強行可決をするなんて、許せないです!!だいぶ前に福島で開催した特定秘密保護法をめぐる公聴会でも、自民党支持者を含むすべての参考人が反対や再考を求めたのにもかかわらず、その翌日に参議院の特別委員会で採決するのはおかしいと思います!!」

クロウド「女優の藤原紀香パブリックコメントで反対の意見を提出しているし、吉永小百合など、多くの芸能人や映画監督・作家たちも反対をしていたよね。」

有華「一番許せないのは、石破さんが反対運動を起こしているデモ隊に対して、「テロ行為」とブログに書いたこと!結局何の謝罪もなしですよ!!」

和光「法案の内容もどこまでが秘密なのかがあいまいだし、報道の自由や知る権利、人権まで無視をしているし、自民党は修正をする気もないしね。」

正四郎「ぼくは賛成ですよ。秘密保護法は日本には絶対に必要ですよ。」

コウコウ「正四郎、ちゃんと法案を見たの!?」

正四郎「法案の修正はこれからしなければならないけど、日本の政府は秘密事項でも簡単にばらしてしまう失態がこれまで何度も起こっていて、海外、特にアメリカでは多くが批判をしているんですよ。海外との信頼関係を得るためにも秘密保護法は必要なんです。自分たちの家は鍵をかけないと危ないじゃないですか。それと同じですよ。」

クロウド「確かにそうだけど、秘密保護法は必要ないと思う。既存の法律で十分に対応できるのに。」

翔希「それが不十分だから、秘密保護法を作ろうとしているんじゃない?」

有華「正四郎は自民党支持派だからね。あんたの親(健四郎・44歳・公務員&峰子・43歳・中学高校教師)も自民党支持派だし、自民党の政治だと安心しているんじゃない!?」

正四郎「それは…(._.)」

和光「ぼく自身は自民党を支持していないし、野党も支持していないけど、自民党って、戦争をしたい人たちの集まりじゃない?自民党議員を中心に100人以上が靖国に参拝しているし、安倍さんも靖国に参拝しているしね。」

翔希「「梅の実」でも山村さん(36歳・製薬会社勤務)が戦争に賛成をしているしね。戦争を体験していないぼくらも含めて、戦争を希望している人たちも少なからずいるんだよね~。」

コウコウ「戦争を体験していた高齢者の方は?」

和光「それは少ないんじゃない?戦争に反対している人たちがほとんどだし。特に広島や長崎は原爆を投下されて被害に遭った人たちも多くいるし、他の地域でも空襲で被害にあった方たちもいるし、男性の方は戦場に送り込まれて、自身や家族、仲間たちが戦死した人たちがいる。戦争に賛成しているのは、一部の戦後の人間だけ。」

達志「子どもや若者でも、戦争について「かっこいい」とか「快感」と思っている人もいる。特に男子はね。あ、ぼくはそんなこと思っていないですよ。戦争については反対の立場。」

隼人「いずれにしても戦争は絶対にしてはいけない「最強悪」。修学旅行で広島や九州、沖縄に行ったことがある人にとっては、平和公園でお参りしているし、戦争体験者の語り部も聞いていると思うんだ。それでも、戦争はかっこいいと思っている人や戦争に賛成している人は、戦争の本当の恐ろしさを忘れているし、知らない。ただ単に戦争を「ファッション」のように思っている人は態度を改めるべきだと思う。」

有華「そうですよね。戦争に賛成している人は頭がおかしいですよ。秘密保護法も戦争に結びつく法律だし。」

クロウド「海外って、秘密保護法はあるの?」

隼人「海外の場合は、国にもよるけど、秘密保護法に近い法律が存在する。ただ、日本のように秘密の範囲があいまいではないし、罰則対象者は一般の国民まで対象にはしていない。こういった秘密保護の法律は「知る権利」と「秘密保護」のバランスを定められた国際基準の「ツワネ原則」に従わなければならない。アメリカの元国防次官補が日本の秘密保護法は「ツワネ原則」に逸脱していると批判しているそうだ。」

正四郎「でも「ツワネ原則」がどうこうよりも、アメリカ政府は日本の秘密保護法可決に大きく歓迎してますよ。中国や韓国、北朝鮮に対抗するためには秘密保護法は日本とアメリカにとっては必要なんですよ。」

和光「アメリカでも日本の秘密保護法を批判している人たちはいるよ。アメリカだけでなく、他の国でもね。」

有華「国連や国際人権団体でも、日本の秘密保護法の成立には批判しています。法案にはいくつかの懸念が十分に明確になってなくて、成立は急ぐべきではないとの声もあるし、大幅な見直しを勧告していますね。安倍政権ではこれらの勧告を無視しています。」

コウコウ「野党はどうなの?」

隼人「共産党などは反対派。民主党は対案を出しているけど、尖閣問題や内閣不信任案などで自民らに見抜かれているし、日本維新の会は自民らと一緒に作成には協力していたけど、折り合わなくて、結局は辞退。かつて宮崎県知事をしていた東国原さんは維新を離党&議員辞職したしね。みんなの党衆議院までは自民らと一緒に作成に協力して、法案でも賛成していた。その後の参議院で党内で対立して、江田さんら一部議員が離党したの。それで渡辺さんは離党した江田さんを除名にして、他の議員に対しても離脱を認めずに議員辞職を求める構えを見せているけど、結局は渡辺さんが独断でやっていることじゃない!」

コウコウ「それで離党したみんなの党の議員たちは?」

隼人「江田さんを中心に離党した議員全員で「結いの党」をすでに結党している。」

翔希「こないだのチャットでも話したけど、オレ自身、みんなの党はまともだと思ってたの。自民も民主も問題だらけだし、維新も橋下さんの発言でおかしくなっているしね。みんなの党なら国を変えてくれるだろうっと思ってたの。でも、結局は自民と民主、維新と全く同じだよね。党内でもバラバラだし、渡辺さんの態度に失望してしまったよ。」

コウコウ「翔希、みんなの党はまともだと思ってたの?翔希は賢そうだし、まともに政党を見ていると思っていたのに、バカだよね!翔希以外のみんなは、みんなの党なんてはじめから期待していなかったよ。」

有華「みんなの党はウチの考えとは全く違うし、考え方は自民と民主、維新らと同じ。日本は国民の生活のことを本気で考えてくれる政党なんてどこにも存在しない!!過去にはいろんな新党ができたけど、結局は消滅しているしね。翔希がみんなの党をまともだっていう発言は、ウチは理解できない!!」

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和光「まあまあ、ケンカしないの。」

翔希「すみません。」

達志「有華の言うとおり、どの政党も国民のことを無視しているよね。」

コウコウ「結局は特定秘密保護法は必要なの!?」

隼人「正四郎の言うとおり、特定秘密保護法は必要としているのも事実。尖閣諸島の問題で海外から信頼が得られていないことで、この法案を成立させたんだけど、ぼくは違うと思う。尖閣の問題と今回の秘密保護法成立の経緯とは全く違うからね。今後は「ツワネ原則」にしたがった修正が必要だと思う。自民・公明では「ツワネ原則」については全くの無視。国連の勧告にも無視したくらいだ。反対に民主は「ツワネ原則」を見ながら、いくつかの修正をしているし、維新も「ツワネ原則」に従った法案を与党に突き付ける予定だ。」

クロウド「与党と野党では考え方も食い違っているよね。一般国民の方がよっぽどまともだよ。芸能人も一部マスコミも反対しているしね。」

和光「マスコミでも産経や読売は秘密保護法には賛成。朝日や毎日は反対。同じ新聞社でも大きく食い違っているしね。あと、問題なのは秘密保護法によって、「憲法改正」が現実になってしまうかもしれないんだ。最終的にはさっき言ってた戦争に結び付く可能性があるかもしれない。」

翔希「その可能性は否定できないよね。しばらくは選挙はないから、国民の自民党支持率を低下させて、滅びるのを待つしかないかもね。」

 

いろいろ話したけど、今回はここまで。

秘密保護法制定にはちょっと注意が必要。みんなの党…やっぱりまともじゃない!!

 

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