＊＊＊出演＊＊＊
菜津美（21歳・車掌）
靖明（23歳・車掌）
（一言）
私は都内の私鉄に勤務する車掌です。高校卒業後に入社しました。
仕事はある駅の改札での案内や、ホームで乗客が無事に乗車ができたかどうかを確認するなどです。経験を積んでから車内アナウンスや電車を運転をすることになります。
車掌は高校や短大卒業後に鉄道会社に入社することになります。その昔は男性の職業でしたが、ここ最近は女性の受け入れが増えてきました。鉄道会社にいる女性社員っていうと、車内の売り子などのコンパニオン的な仕事がほとんどでしたが、男女による職業の差別が一部の職業を除き禁止になったため、女子の受け入れを行う鉄道会社が増えてきました。女性の車掌はまだ少数ですが、増加傾向にあります。
女性の車掌で問題なのは、休憩スペースが女性専用のところが少ないです。トイレは駅構内のトイレで済ませますが、休憩スペースが男性社員といっしょです。仮眠する部屋も男性といっしょなので、ゆっくり休めないのが現状。女性車掌の受け入れ当初は更衣室がなかった時代もあったそう！会社側も徐々に改善してきましたが、なかなか難しいです。また、女性専用の休憩スペースができた会社も少なからずあります。
あと、鉄道は早朝から深夜まで営業しているので、仕事が不規則なのも大きな問題。不規則な勤務時間を上手に生活できるような工夫もしなければなりません。
男性が多い職場ですが、数少ない女性車掌を男性車掌たちはすごくかわいがってくれます。仕事は厳しいですが、ふだんはとても優しいので、すぐに溶け込めやすい環境です。
鉄道が好きな女子も多いですし、会社によっては女性の駅長も誕生しています。女性ならではの心配りができるのも大きな強みです。
将来は子どもや女性、お年寄りに優しい鉄道作りをしていけたらいいなって思います。それまでは毎日が勉強です。（菜津美）
（他のみんなから一言）
＞男社会の鉄道会社ですが、女性の車掌の登場で鉄道のイメージががらりと変わりました。男子ばかりの駅舎内に女子がいると華があります(*^。^*) 鉄道女子も最近は増えてきましたね。（靖昭）
＞私自身も「鉄道女子」です（ワラ）。駅構内に女性の駅員がいるとすごく話しやすいです。女性や子どもに優しい駅であったらいいなって思います。（彰子・中1）
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