たばこは毒？ - 梅の実学園の仲間たち

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こんにちは。友梨香（24歳・看護師）です。

今日は「たばこと健康被害」についてお送りしたいと思います。

私は都内の大学病院で看護師をしています。部署は呼吸器内科の病棟勤務。

呼吸器内科では肺や気管支を中心とした呼吸器疾患を専門とし、主に薬などの内科的治療を行っています。反対に呼吸器外科では手術治療等が主です。

話は変わって、たばこについてなんですが、たばこの葉で作る嗜好品。私自身はたばこは吸わないです。

たばこはご存知の通り、20歳以上の成人の方が吸うことができます。未成年者の喫煙は法律で禁止されています。海外では喫煙の対象年齢は異なりますが。

たばこの先に火をつけ、煙を吸い込み、吐き出します。煙の種類ですが、たばこを吸う方が吐き出す煙を「主流煙」、火が付いたたばこの先の煙を「副流煙」といいます。

たばこの煙は独特のにおいを持ち、衣類や家具などにもにおいが付着します。

たばこに関する健康被害ですが、煙の種類によって健康被害が違います。主流煙よりも副流煙のほうが被害が大きく、たばこを吸わない方が悪影響を及ぼします。たばこを吸う方も長期間吸い続けると、徐々に悪影響を及ぼします。

たばこによっておこる病気は「肺がん」「肺気腫」です。肺がんはたばこを吸う人も吸わない人も起こります。いずれも薬物療法や悪い病巣を切除する手術などを行います。

肺がん等以外の呼吸器疾患ではぜんそく、気管支炎など、子どもの頃からあるいは大人になってからかかった病気を持つ方はたばこによって病気を悪化させることもあります。

呼吸器疾患以外では心筋梗塞や脳血管疾患などを引き起こす恐れがあります。女性の方で妊娠・授乳中にたばこを吸うと、胎児・生まれた子どもに健康被害が起こりますので、妊娠・授乳中の女性の方の喫煙はできません。

たばこによる呼吸器疾患はなくても、たばこに含まれるニコチンによる影響で、ニコチン中毒かかっている人が多いです。

健康のためにたばこをやめたいのに長く続かない、病気の影響でたばこをやめたい方は禁煙グッズを使うのも手です。

火を使わない電子たばこや医薬品の禁煙ガムなど、いろいろなグッズで禁煙することができます。

しかし、禁煙グッズを使っても効果がない場合は、「禁煙外来」のある病院・クリニックで治療することをおすすめします。「禁煙外来」は呼吸器内科、一般内科などの医師が禁煙についての治療方法や相談に応じてくれます。

禁煙をする方で禁煙外来に興味のある方、希望される方は最寄りの病院・クリニックにて相談してください。

というわけで、友梨香でした。

お大事に。

＊参考リンク＊

軽く考えていませんか？「タバコの健康被害」（ニプロホームページ）：http://www.nipro.co.jp/ja/sukoyakanet/12/index.php

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