***出演***
塩十郎(63歳・清掃パート)
(一言)
わしは大阪府内のメンテナンス会社でパートの清掃員をしています。大手鉄道会社の子会社で、定年と同時に今の会社へ異動・再就職をしました。
高校卒業後にかつて勤めていた鉄道会社に就職。車掌や運転士を経験しました。勤務地は大阪が主でしたが、30代のときには別の地域の駅舎にも勤めました。
60歳で無事に定年を迎え、会社を退職。同時に今のメンテナンス会社に異動し、そのまま再就職しました。
しかし、同期の何人かが親会社や子会社の役員になり、給料は現役と変わらないくらい安定していますが、わしや他の同期は今のメンテナンス会社等に勤めたり、別の会社に勤めたり、そのまま無職の者がほとんど。今の会社はパートなので、少ない給料で生活を余儀なくされる。年金は65歳からなので、その間の収入が途切れてしまうので、それまでに勤めないといけない。60~64歳の間でも年金がもらえるけど、金額が非常に少ないのが現状。
わしは生命保険はかけていないし、貯金もほとんどない。家族は嫁がいるけど、わしと同じようにパートで働いている。子どもは違う地域に住んでいてほとんど会わない。
同じ定年を迎えている人間なのに、何でこんなに格差が出るんだろう?国は老後のことを考えてほしいです。(塩十郎)
(他のみんなからひと言)
>私は大手鉄鋼会社で専務をしています。私は大学卒業後に今の会社に就職し、営業マンを経て、管理職、役員へと進みました。定年を過ぎましたが、その後の老後は安泰です。(野山・62歳・鉄鋼会社勤務)
>わしは定年まで鉄工所に勤務していて、60歳でそのまま退職。年金は65歳までしかもらえないので、それまではきょうだいに面倒見てもろうたり、安いパートで生活してたわ。今は年金しか収入がないけど、わしよりも若い連中は年金がもらえるかどうかわからへん。将来の老後が心配やで。(茂造・75歳)
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