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梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

今の学校教育に満足?~高校の多様化・大学化と奨学金問題~

*前回の記事はこちら!→http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2015/03/12/180000

こんばんは。有華(中3)です。

前回は義務教育である小学校と中学校を統合した「小中一貫校」についての問題をお送りしました。

 

今日ですが、中学校と同じ中等教育の学校の一つ、高校の教育の多様化と、大学や高校の奨学金問題について取り上げたいと思います。

高校は生き残りのため、公立・私立ともにいろいろな教育を展開しています。公立では既存の普通科をはじめ、商業科、工業系学科などの学科に加え、総合学科、単位制学科が増加し、幅広い科目の選択をすることや学年の壁を取り払うことで、高校の「大学化」が行われています。定時制高校の廃止や大学との「高大連携」もそうです。私立では中学校と統合した「中等教育学校」を始めとした中高一貫校中高一貫教育)が増加し、大学進学をはじめ、スポーツや芸能など、幅広い教育ができるコース制がメジャーです。

一方で、大学や高校に通う学生・生徒のうち、経済的理由等で進学が困難な人のための「奨学金」制度。学生時代に一定のお金がもらえることで、学費や生活費など、家計の負担が軽減できるなどのメリットがありますが、学校を卒業後は多額の奨学金返済で大きな問題が生じています。

 

中学校は小学校との「小中一貫校」により、中学校が「初等教育化」になり、高校は上記の多様化により「高等教育化」になり、中等教育自体が崩壊状態にあります。

幼児教育や高校の無償化は海外よりも遅れるだけでなく、奨学金の問題も遅れています。特にフリーターなどの非正規社員らに対する奨学金返済は大きな問題です。

 

みなさんはどう思いますか?

 

~返信~

>ぼくの学校も単位制の普通科の高校なんだけど、確かに高校が大学のような授業をするようになってきたよね~。(隼人・高3)

中等教育自体が不在の状態だよね~。中学校は中高一貫の学校を除き、一般の中学校に小中一貫校化した学校は「初等教育」になり、高校は「高等教育」になってしまっているんだもん。海外では小学校は初等教育、中学校と高校は中等教育、大学などは高等教育とちゃんと区分しているのに、日本だけは逆の道に進んでいるんだよね~。(マイネル・くま・♂2歳)

>それは言えてる。日本の中等教育って何なんだろうって思う。話は変わって、私はまだ中学生ですが、中高一貫教育を行う学校に通っています。一応併設の高校に進学する予定です。ちなみに兄(将生・高1)も中高一貫の学校に通っています。(有華)

>有華はお兄ちゃんがいたんだよね。あまり話していないけど、ちょっとおとなしい印象だったかな?(隼人)

>あの、妹(有華)がお世話になっています。ぼくに比べて、妹は社会問題にものすごく関心を持っていて、ぼくも負けていられないな~って思ってます。お互い学校が違いますが、家では仲がいいです。(将生)

>そうなんだ。ふだんはケンカはしないの?(隼人)

>子どものときはしょっちゅうしましたが、一応お兄ちゃんなんで、いつも親に怒られるのはぼくのほうです。今は年頃の年齢になったので、あまりケンカはしないですね。ふだんの妹なんですが、テレビのニュースをいろいろチェックしていて、いろいろな問題提議をぼくにぶつけてきますね(^_^;) 妹は勝気で政治のことなど正確に話すので、ぼくはこれに答えるのに必死です(>_<)(将生)

>そうなんです!これからも兄ともどもよろしくお願いしま~す♪(有華)

>将生はおとなしい印象だったけど、妹に押され気味で大変だね(ワラ)。まあ、きょうだいそろってがんばって。(コウコウ・パンダ・♂3歳)

>こないだは姉(里絵・高1)がお世話になりました~。ところで高校の問題ですよね。ぼくは中高一貫の「慶明大学附属」に通っています。ちなみに姉も同じ学校です。正確には小学校があるので、「小中高一貫」なんですが。きょうだいそろって中学から入学して、今はぼくが中等部で、姉が高等部です。きょうだいで同じ学校に入学した理由なんですが、お父さん(浩康・46歳・内科医)が系列の「慶明大学病院」で医師をしています。毎日患者の診察や治療にあたるほか、大学の医学部で准教授をしています。ちなみにお母さんは同じ病院で看護師をしていて、今は女性科(婦人科)病棟の師長をしています。お父さんの背中を見て、ぼくたちきょうだいも医者を目指すようになりました。両親のほうから「医者を目指してくれ」なんて一言も言われたことがありません!(浩嗣・中2)

>里絵さんの弟くんね。あとでよろしくと言ってね。ところで、「慶明」って、中高一貫だよね。やっぱり大学進学に向けたカリキュラムなの?(有華)

>それもありますが、大学の「附属校」なので、希望者全員は系列の「慶明大学」にエスカレーター進学ができます。一応無試験で入学ができますが、ある程度の成績は確保しないといけないので、毎日の勉強は欠かせません。特に医学部はかなりのレベルなので。(浩嗣)

>オイラが通う「こばと学園」も系列の「こばと大学」があって、希望者全員はエスカレーターで入ることができるんだけど、医学部だけは希望者のうち、成績が上位でないと入ることができない!(コウコウ)

>なぜか医学部だけが厳しいんだよね~。バカは入れないってこと?(智典・高1)

>ま~そうかもしれませんが、何ででしょうね~。ちなみに「慶明大学」は医学部のほかに歯学部もあるので、歯学部も医学部に次いで2番目に高いレベルです。(浩嗣)

>「こばと大学」も歯学部があるよ!確か、歯学部も成績が上位でないとダメだった!(コウコウ)

>私が通う「武蔵女子大学附属」は系列の「武蔵女子大学」に希望者全員入学することができます。「武蔵女子大学」では文学部、生活科学部、現代社会学部、看護学部、薬学部の5つの学部がありますが、薬学部だけは成績が上位でないと進学ができないみたいです。(明日香・中1)

>やっぱり医歯薬系の学部はかなりのハイレベルだよね。中高一貫校であってもなくても、医歯薬系学部対応のコース制を行う私立校が増えているからね。ぼくが通う「御殿山学園」でも医歯薬系専門ではないけど、医歯薬系学部進学に対応したコースがあって、授業もハイレベル。もちろん、国公立大学進学にも対応しています。(宗宏・高1)

>オレのところは医歯薬系学部進学のコースはないけど、普通に国公立大学などの進学のためのコースはある。(智典)

>ぼくは単位制の「まりん高校」に通っていますが、ぼくが住む千葉では動物のみの全国唯一の中等教育学校があって、そこでは医療系から製菓、児童教育、介護などいろいろなコース制があって、希望者全員好きなコースに選択ができます。一応私立ではなく、公立なんです。中高の2年間勉強して、希望者は指定校推薦で、同じ千葉にある「マリン大学」や「マリンウエストキャリアデザイン専門学校」に優先的に進学することができます。「マリン大学」では医学部や歯学部はありませんが、看護学科や理学療法学科などの医療系の学部・学科が充実していて、特に「歯科医療学部」は歯科衛生士や歯科技工士を育成する唯一の学部です。これ以外にも社会心理学部や教育学部などの文系・理系の学部もあります。(タイム・レッサーパンダ・♂3歳)

(*(注)動物の場合は人間とは違い、小学校から大学は1年制(中等教育学校と医歯薬系学部の大学は2年制)です。この物語での話なので、動物の学校は実際はありません。)

>お菓子を学べる高校はいいね!普通の勉強よりは楽しそう。(真希・高1)

>ぼくは山口に住んでいますが、県内では唯一の「調理科」の高校があります!普通の高校の課程に加えて、和洋中の料理を学ぶことができます!卒業後は調理師免許を取得することができ、多くが飲食店に就職して、料理人の修業をしています。(聡一・高1)

>ウチが通う「梅光女学館」では普通科と国際科がありますが、普通科ではいろいろな種類のコースがあって、私は「児童教育進学コース」を専攻しています。大学の教育学部の進学を目指すコースなんですが、年に何回かは近隣の小学校や幼稚園、保育園を訪問して、実習を行います。小さい子どもたちと触れ合うのは大変なこともありますが、とてもやりがいがありますし、かわいい子どもたちの笑顔に癒されます(*^。^*)(直美・高1)

>でも、そういった学科・コースってごくわずかだよね。多くの学校では普通科や商業科などのメジャーな学科がほとんどで、コース制でも特進コースや総合コースなど、大学進学に対応したものがほとんど。オレ自身は総合学科の高校に通っているけど、それほどよかったわけではない。(孝也・高3)

>ウチは総合学科である「杏花総合」に通っていますが、1年時に一部科目だけ必修なんですが、あとは科目を自由に選択することができます。中学時代はこれと言ってやりたいことがなかったので、先生と相談して、今の学校を選択しました。結果的にはよかったと思いますよ。(史織・高2)

>単位制の高校もそうだよね。自分で時間割が組めるし、まるで大学のよう!(あすか・高1)

単位制高校総合学科ではないけど、オレはごく普通の普通科の高校に通っています(ワラ)。うちの学校では近隣の「甲武大学」の授業を受けることができて、それを単位として取得できるよ!(亮太・高2)

>ウチも!同じ神奈川にある「横浜大学」の授業を受けることができて、しかも単位までもらえる♪(あすか)

>いわゆる「高大連携」だよね。ぼくの学校でもそう。「早勢大学」の授業を受けることができるよ。(隼人)

>ぼくは中学生ですが、指定校の「早勢大学」の授業を受けることができます!対象は中3からなんですが、中1、中2も体験授業として大学の講義に参加する授業があるんです。ぼくも一度だけ「生化学」の授業に参加しましたが、大学の先生たちがわかりやすく講義をしてくれて、とても新鮮でした!(優太・中1)

>「高大連携」ならぬ「中高大連携」だよね。こういったのも中高一貫校ならでは。ぼくは優ちゃん(優太のあだ名)とは違う学校に通っていますが、地元・千葉の大学や東京の大学の講義に参加することができるんです!あと、普通の授業でも大学の先生たちが講師になって、わかりやすく授業をしてくれます。特に理数系の科目は力を入れていますね。(皇次・高2)

総合学科や単位制の学科、高大連携授業は私らの時代ではありませんでした。今の高校生は大学並みの授業をするんですね。(美佐子・54歳・主婦)

>時代が違いますよ。わしらの時代は普通科や商業科、工業科などが一般的ですから。(高村・54歳・メーカー勤務)

>大学並みの授業をする高校が増えたのに対し、定時制高校が減ってきてはいませんか?私が住む愛知では定時制高校が10校以上はありましたが、今は2~3校しかありません。(正幸・46歳・メーカー勤務)

>確かに。ぼくが住む東京でも定時制高校が2校しかありません。ぼくが通う「港南高校」は単位制の普通科ですが、その前がかつてあった定時制高校でした。今の高校にリニューアルするために、定時制の高校が廃止されたんです。理由は少子化ですが、定時制高校は働きながら学ぶ高校生のための学校なのに、少子化を理由に廃校にするのはちょっとどうかと思います。(隼人)

>ぼくが通う「八千代高校」は普通科の高校ですが、かつては定時制の高校がありました!うちの学校の校舎を使用しますが、多くが高校に進学していない20歳以上の大人の方が中心でした。今は少子化を理由に定時制が廃止になり、今の全日制の高校だけが残っています。(皇次)

定時制高校だけでなく、夜間の大学もほとんどなくなっていますよ。反対に通信教育部は増えていきましたが。(裕一・大学2年)

>私は神奈川県内の病院で看護師をしていますが、看護師(正看護師)を養成する学校も夜間部は廃止になりました。短大から4年制大学に再編したり、看護師取得に必要な単位をとる勉強が増えていって、昼間のみのカリキュラムに変わりました。夜間や通信教育の看護学校は若干ありますが、全て「准看護師」が対象です。(希里子・40歳・看護師)

>栄養士免許取得も昼間のみです。かつては国家試験に合格すれば、栄養士の学校へ行かなくても取得することができましたが、今はだいぶ前にそれが廃止され、夜間部や通信教育部の学校もありません。(双葉・25歳・栄養士)

>働きながら学校へ通う人たちが減っているのですか?ぼくはそう思わないですが。(清匡・大学1年)

>絶対的に言えば高校や大学に通う現役世代では減少していますね。ただ、社会人になって、もう一度学び直す大人たちは増えています。20代~50代が多いですが、60代以上の方もいます。中には80代、90代の方も夜間や通信の高校や大学に通う人たちがいます。「夜間中学」という、義務教育を修了していない大人たちがその学校に通う人もいます。(裕一)

>もう一度学び直す大人たちや経済的理由で定時制高校や夜間大学に通う人たちの学ぶ場を奪わないでほしいですよね。話は変わって、さっき経済的理由って言いましたが、奨学金制度についてどう思いますか?(有華)

>ぼくは特待生として入学したので、よほどのことがない限り、授業料は全額免除ですが、特待生じゃない人は奨学金制度を使うよね。(裕一)

>ぼくは奨学金を受けながら大学に通っています。ほとんどが自分の生活費ですが、卒業後は看護師として働く予定にしているので、何か問題がある場合を除けば、返済はスムーズに行くかと思いますが、もし就職ができずにフリーターとかだったら、どうしようかと思いますね。(敦志・大学1年)

>ウチも奨学金を受けながら大学に進学しています。ウチは幼稚園の先生を目指してがんばっていますが、就職先が見つからなかったら、奨学金の返済ができなくなってしまう!卒業した後がすごく困ります!(早百合・大学2年)

>ぼくは社会人ですが、大学在学中に奨学金を受けて、今は返済中です。今の会社は中小企業なので、もし会社がリストラされたら、たまったものではありません!フリーターなどの非正規社員は正社員と仕事が一緒でも給料が安く、返済はとても難しいです。大学時代の友人が派遣切りにあって、就職活動をしながら短期のアルバイトで何とか返済していますが、他の人では返済ができずに強制執行され、家などが差押えをされた人たちがいます!(賢一郎・25歳・メーカー勤務)

>それって、「学生支援機構」の奨学金ですよね!(隼人)

>当時の自民・公明が希望者全てに奨学金を貸与できるようにしたんだけど、そのツケが出たんだよね~。多くがフリーター非正規社員、リストラなどで仕事を失った人たちで、その奨学金返済のために苦しい思いをしている。さっき賢一郎さんが言った通り、返済ができずに強制執行をされる人たちが後を絶たないんだ。奨学金返済の件で強制執行されても、弁護士に相談しても解決しない。普通の借金問題は弁護士や司法書士が対応してくれるけど、「学生支援機構」は国の機関、「独立行政法人」で、奨学金返済については弁護士等でも難しい。これが一番の問題なんです!!(裕一)

>学生にとってありがたい奨学金が卒業後は地獄に変わってしまう。政府は何の対応もないのですか!?(有華)

奨学金問題については何の対応もない。反対に大学や高校に通う学生・生徒に対し、給付型の一時金的なものができただけ。金額も安いし、奨学金は不十分な支援ですね。(裕一)

奨学金返済問題を扱う弁護士や司法書士の事務所が増えていますよ。奨学金返済でお困りの方は専門の弁護士・司法書士が対応しています。私のところの事務所でも奨学金返済に関する相談は無料で行っています。(憲男・35歳・弁護士)

>そうなんですか!奨学金返済問題を扱う弁護士や司法書士の事務所があるのは助かりますね!(裕一)

奨学金返済問題は弁護士が中心になって動いてもらわないと困りますね。経済的理由で大学などの学校へ行く人が、学ぶ機会を奪わないでほしいです!!(有華)

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経済的理由で大学に進学できない人たち、奨学金返済が困難な人たちを救済してほしい!

 

(つづく)

 

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