こんにちは。陵子(22歳・幼稚園教師)です。
今日は「子どもと読書」についてお送りしたいと思います。
私自身、兵庫県内の幼稚園で教師をしています。担当は4~5歳児クラス、つまり年中です。
幼稚園ではお遊戯をしたり、お絵かきをしたり、工作をしたりいろいろですが、読書も重要な教育です。ただ、子ども一人で本を読むのは大変なので、まずは本に親しむことからはじめます。私たち教師が絵本の読み聞かせをしたり、紙芝居や人形劇をして、子どもが本に興味を持ってもらうことが目的です。
各教室では絵本が置いてあるので、休み時間に好きな本を読む園児たちもいます。
読書は子ども時代にとっては欠かすことのできないもの。本を読むことによって創造力を高めることができ、言語や文章力を身につくことができます。テレビやネットでは読書のような効果はありませんし、有害な情報が多いです。
子どもの読書は世代によって読む種類も内容も違います。
幼稚園や保育園児までの子どもの場合は、一人で文章を読むことができませんので、お母さん(お父さん)が本を読んでもらうか、一緒に本を読むのがベストです。本は絵本が一番わかりやすく、親しみやすいです。文章がある本の場合はページ数が少ない方が子どもにとってストレスになりにくいです。絵本は普通の絵本だけでなく、飛び出す絵本や布の絵本でも楽しく読めます。
小学生の子どもの場合は、低学年と高学年とでは違いますが、一人で文章を読むことが可能です。本は児童向けの専門書や童話がベスト。大人向けの本では文章にルビがふっていれば、高学年の子どもでも読むことができます。
中学生や高校生の場合は、大人向けの本がおすすめですが、本の種類によっては中学生向け、高校生向けのものがあります。文庫型の少年・少女小説も人気。新聞も毎日の情報ツールなので、読解力を養うことができます。ただし、スポーツ新聞は記事によっては見てはいけないものがありますので、ご注意を。
大人向けの本の中には有害な本もあります。アダルト系の本や雑誌、暴力を表現する内容の本などは絶対に見てはダメです。親御さんは子どもが有害な本にふれてしまう際は十分に注意してください。あと、コンビニなどで売っている成人雑誌は18歳未満の方は購入や閲覧は禁止されています。
公共図書館では子ども向けの本がたくさんあります。閲覧や貸出は無料ですので、登録をすれば誰でも見ることができます。本でわからないことがあれば専門の図書館員(司書)がいますので、そこで相談するのも手です。
図書館では絵本の読み聞かせなどのイベントを開催していますので、家族で友達で図書館へ行ってみてくださいね。
小学校から高校までの学校でも図書館(図書室)があります。自分たちが在学している学校の生徒であれば誰でも利用することができます。
子どもの頃に読んだ本は思い出の本にもなります。家族で子どもの本について話し合ったり、一緒に親しんでみてくださいね。
というわけで、陵子でした。
また明日です。
ランキングに参加しています。ぽちっと押してください!