梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

世界の人口問題

こんにちは。コウコウ(パンダ・♂3歳)です。

今週のおしゃべりカフェは「人口問題」です。

 

人口問題は日本だけでなく世界でも大きな問題になっています。それぞれの国によってあらゆる問題がありますね。

今日は3人のメンバーと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーはぼく・コウコウとソン(11歳)、初登場の俊行さん(38歳・公務員)です。

 

コウコウ「今日の「梅の実弁当」です。献立は卵チャーハン、えびのチリソース煮、青椒肉絲、くらげときゅうりの酢の物、漬物(福神漬け)、果物(マンゴー(缶詰))です。今日は中華一色ですね(*^。^*) では、いただきます。」

3人「いただきます。」

コウコウ「おいし~。パラパラの卵チャーハンにえびチリがおいしいですね~。」

ソン「ぼくの大好きなものばかりです。実はくらげが好きで、コリコリ感がたまりませんね~。」

俊行「おいしいです。」

 

~お弁当を食べ終わったところで、本題です~

コウコウ「今日は冷たいウーロン茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日は人口問題ですが、世界では人口増加・減少による問題が起こっています。欧米ではそれほどの問題は起こっていませんが、日本は少子高齢化、中国は「一人っ子政策」による問題、アフリカや東南アジアなどの発展途上国では貧困による問題など、各地で深刻な問題になっています。このことをどう思いますか?まずはソンから。」

ソン「ぼくは親の仕事の関係で日本に住んでいますが、中国の一人っ子政策は異常ですね。」

コウコウ「オイラはもともと中国が故郷だけど、人口抑制のために子どもを一人だけしか産んではいけないのはおかしいと思う。2人子どもがいて、上の子どもだけがちやほやされて、下の子どもは生きる資格がないというくらいほったらかし。これじゃ、中国の子ども・若者はわがままで自己中心的な子どもが多いし、逆に人口が減少しちゃうしね。」

俊行「都市部と農村部では大きな格差がありますよ。都市部では経済的に豊かですが、農村部では貧困家庭が多い。農村部では跡継ぎのために男子を必要としていて、女子の出産を否定している人もいるくらいですから。」

コウコウ「確かにそうですよね。子どもに男女なんて関係ないもん。男子がよくて女子がダメっていうのは明らかにおかしい。」

ソン「発展途上国では女子が生まれた場合はある程度の年齢になったらすぐに結婚させられますし、学校にも行かせてもらえない国が多いですよ。義務教育期間中であっても働かせられる女子が多いです。反対に男子は家庭にもよるけど、学校に行かせてもらえるし、家庭によっては大学進学も可能ですしね。」

俊行「その昔の日本でも発展途上国と同じ扱いでしたね。強制労働っていうのはあまり少ないですが、男子は旧制中学校(今でいう高校や中高一貫校)や旧制高校(今でいう大学などの高等教育)の進学者が多く、普通に働くことができますし、管理職昇進や選挙権もある。反対に女子は小学校しか出ていない子が多く、女学校(今でいう女子校の高校や中高一貫校)の進学者も半分程度。小学校や女学校を出た後は工場などで働かせ、結婚して家庭の主婦として家事や子育てをするのが当たり前の時代。男子のように社会で活躍することもできないし、選挙権もない。政治家も戦中までは女子の政治家はダメだったんですよ。」

コウコウ「戦中までの日本はひどい扱いだよね~。男尊女卑っていうの?男子はちやほやされて、女子は見下されるのは、時代の流れには合わないよね。」

俊行「今は男尊女卑の社会は禁止で、女子も男子とともに社会進出が当たり前になっていますからね。私のところは妻は専業主婦をしていますが、周りの女性たちは子育てをしながら働いている人の方が多いです。私は区役所に勤めていますが、区役所でも若い人から年配の方までバリバリ働く女性職員が多いです。子育てをしながら働く女性職員も多いですね。」

ソン「公務員はまだ子育て支援が恵まれている方ですよね。一般企業の場合は未だに男女差別は多くないですか?」

俊行「一部の大手企業では子育て支援が充実していますが、多くの企業では子育て支援はまだまだ課題が多いです。子どもができても、育児休暇がない会社も多いですし、育児休暇がある会社でも今問題の「マタニティハラスメント」の被害に遭っている女性社員が多いです。子どもができた場合は退職を迫られたり、流産に追い込ませるために長時間労働をされたり、上司や同僚からのいじめが後を絶たないんです。あと、働く女性の多くがパートや派遣などの非正規労働者で、非正規労働者は子どもができた場合は会社を辞めなければならないところもあります。」

コウコウ「マタニティハラスメントは流行語大賞で話題になったけど、ひどいよね!!日本は少子化問題を解決しなければならないのに、多くの会社でこういった問題があったら、子どもを産む女性は減るばかりだよ。非正規労働者の問題もそう。」

ソン「非正規労働者で思い出しましたが、中国や韓国、東南アジアなどの外国人労働者の扱いがひどいように思います。」

コウコウ「どういうところが?」

ソン「外国人労働者は日本人の労働者よりも長時間働かせて、賃金が低い。しかも日本人の経営者に賃金をピンハネされたニュースを見て、怒りを覚えましたね。」

コウコウ「外国人の労働者も家族のため、生活のために日本で働いているのに、それを生き場所を失うような労働は違法だよね。」

俊行「ブラック企業ではそういうケースが多いですね。あと、東南アジア人の看護師や介護士の実習生も人手不足のために受け入れをしているのに、資格取得の試験で言葉の壁の問題で不合格者が相次いで、祖国へ強制的に帰らざるを得なくなってしまうケースが多い。結局は准看護師ホームヘルパーに頼らざるを得ない状況になってしまう。」

コウコウ「ホームヘルパーはまだ多い方ですが、准看護師は減ってきてはいませんか?」

俊行「医療の高度化で看護師(正看護師)自体の地位と役割が変わってきていますからね。一部の県では准看護師がゼロになったところもあります。ホームヘルパー准看護師に比べると増えてきていますが、未だに人手が不足しています。介護士(介護福祉士)の人数も不足していますし、介護の仕事はとてもハードで、給料は非常に安い。劣悪な職場環境が原因で、介護職を辞めてしまう人が後を絶たないんです。介護士が不足すると、多くの高齢者等に介護が行き渡らなくなり、家族が介護をせざるを得なくなります。高齢の配偶者を介護する「老老介護」も増えています。」

コウコウ「高齢者の介護の問題も高齢化の問題に拍車がかかっているよね~。年金などの社会保障の問題や介護保険の問題など、高齢化の問題は課題が多すぎるよ。」

ソン「日本の少子高齢化の問題はお隣の韓国も似ていますね。韓国では結婚する人が少ないし、子どもの数も少ない。社会保障も日本並みに行き渡っていないし。」

コウコウ「確かに韓国も日本と似ているよね~。日本の韓国嫌いの多さと韓国の日本嫌いの多さも似ているよ。違うのは食文化だけ。」

俊行「韓国嫌いの日本人がいるのも、日本嫌いの韓国人がいるのも、人種が似ているし、考え方や文化もほとんど同じ。日本人が韓流やK-POPが好きなのと、韓国人が日本の芸能界が好きなのも似ていますね。学校の制度や義務教育年齢も同じだし、就職難も同じ。自殺者も日本も韓国も同じように多いです。」

ソン「中国も学校の制度と義務教育は一緒ですね。中国も日本や韓国と同じように学歴社会ですし、授業も詰め込み教育。就職も日本や韓国と同じように就職難にあっている若者たちも多いです。」

コウコウ「それに比べて欧米は少子高齢化なんて関係ないよね~。社会保障も充実しているし、学校も職場も家庭も楽しそう。日本やアジア、アフリカが欧米並みの支援を行き届けることが課題だよね。」

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(左からソン、コウコウ、俊行)

 

世界の人口問題はあらゆる問題を引き起こす。抜本的な支援が必要だよね。

 

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