梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

中学校の校則(その2)

こんにちは!マイネル(くま・♂2歳)です。

今週のおしゃべりカフェは「中学校の校則」・第2弾です。

前回、愛知のメンバーたちが中学校の校則についてしゃべりましたが、愛知のことだけでなく、兵庫や熊本の県名の名をしゃべっていましたね。

*問題の記事はこちら!→http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2015/06/20/130000

ちょ、ちょっと待てぃ!!!もう一つの県名を忘れてないか?

ぼくの住む「千葉」があるだろうが!!!千葉は愛知と同様に校則が厳しいことで有名なんだよ!!

千葉の学校の校則は昔に比べてゆるくなったけど、千葉でもぼくが住む柏市などの東葛地域の北部では未だに非常識な校則があるんだよね~。

ということで、今日は千葉メンバー3人でおしゃべりしたいと思います。

メンバーはぼく・マイネルと皇次(高2)、靖彦さん(39歳・メーカー勤務)です。

 

マイネル「今日は千葉のご当地グルメをお送りします。千葉は実はいわしの産地でもあります。今日はいわしを使ったかば焼き丼です。今日は靖彦さんの奥さんのあずみさん(38歳・公務員)が作ってくれましたので、みなさんいただきましょう。」

3人「いただきます。」

マイネル「ん!うまい!甘辛く味付けしたいわしとごはんが合いますね~。」

皇次「おいしいです!いわしの臭みもないので、とても食べやすいです。」

靖彦「よかった。オリーブオイルで焼いたいわしをたれにからめるので、簡単にできますよ。子どもたち(優太・中1&花音・4歳)も大好きなんです。」

 

~いわし丼を食べ終わったところで、本題です~

皇次「今日はフレーバーティーを持ってきました。秋らしく、アップルシナモンティーです。入れますね。」

マイネル「わあ、いい香り。」

皇次「どうぞ。」

マイネル&靖彦「いただきます。」

靖彦「りんごの甘味が紅茶と合いますね。」

マイネル「ふだんは紅茶は飲まないけど、これは飲みやすいですね。砂糖なしでもおいしい。」

皇次「よかった。実は優ちゃん(優太のあだ名)と一緒に近くのショッピングセンターへ行った時に、センター内にある紅茶専門店で見つけました。優ちゃんがこれがいいよって勧められて、一度飲んだらハマりましたね~。」

靖彦「優太が?ママ(あずみ)に似て紅茶好きですからね。あの子も紅茶などのお茶系はよく飲むけど、普通の中学生が飲むジュースや清涼飲料水は飲まないですからね。最近は無糖の炭酸水はたまに飲むみたいだけど。」

マイネル「ぼくもお茶系が好きですね。特に日本茶は飲みますね。清涼飲料水って砂糖が大量に入っているので、体にもよくないしね。」

皇次「ぼくは逆。清涼飲料水は今でも飲みますね。最近はコンビニでパックの紅茶や乳酸菌飲料を買って、学校に持ってきて飲みます。」

マイネル「まあ、育ちによって違いますからね。話は変わって、中学校の校則ですが、ぼくは横浜の「ランドマーク学院」に通っているので、比較的自由な学校ですね。2人は中学は公立ですか?」

皇次「ぼくは公立ですね。地元の「検見が丘中学」を卒業しました。校則ですが、制服は男子が黒の詰襟で、女子が紺のブレザーの青のリボンつきです。髪型は男子は丸刈りでも長髪でもどちらもOKです。女子は長かったら三つ編みなどでくくらないといけないです。あとは、深夜の外出が禁止だったり、外出時に生徒手帳を携帯したり、塾以外の外出では保護者同伴などいろいろと細かいです。」

靖彦「ぼくは中学高校は東京の私立校を卒業したので、地元の学校には通っていないですね。嫁さんは地元の公立校を卒業しました。嫁さんとは同じ小学校の先輩後輩で、中学からは別々でしたね。嫁さんが通っていた中学校では皇次くんの時代よりも校則が非常に厳しい学校でした。男子は強制ではありませんでしたが、丸刈りやスポーツ刈りが多かったし、女子は髪の長さからスカート丈まで細かく管理されていました。深夜の外出が禁止なのも今と変わらないですね。」

マイネル「靖彦さんとこうちん(皇次のあだ名)は千葉市だよね。住んでるのは。」

皇次「そうそう。千葉市は比較的まだ自由な方だよね。」

靖彦「千葉市も昔と比べると校則はゆるくなりましたね。ただ、管理教育の厳しさは昔と変わらないです。ぼくですが、父親が中学校の先生をしていて、管理教育の真っただ中に服装から学校生活まで細かく指導していました。ひどいときは体罰もやっていました。そんな父親の背中を見て、ぼくは地元の公立中学を避けて、東京の私立中学の進学を希望することになり、父親も母親も了承してくれました。卒業した私立校も校則は厳しかったですが、千葉と比べるとましな方です。今の父親ですが、すでに定年退職をして、悠々自適な生活をしていますよ。父親は本当は厳しい管理指導はしたくなかったけど、上の上司(校長や教頭など)に従わざるを得なかったと、とても後悔していますね。」

マイネル「そりゃ、先生のプレッシャーはハンパないですよ。教師=警察官や裁判官のようなものだもの。千葉市はまだましな方だけど、ぼくが住む柏市は今でも校則が厳しいことで有名ですからね。知り合いから聞いた話では、柏市の中学校は制服はあるのに、学校に着いたら制服から体操服に着替えないといけないんだ。体育の授業だけでなく、通常の授業にホームルーム、給食の時間、掃除の時間とず~っと体操服。夏場は半そでとハーフパンツだけ。考えられないでしょ~?」

靖彦「柏市は確かに厳しいよね。」

皇次「学校でずっと体操服でないとダメだったら、制服を廃止にしたらいいのに。」

マイネル「言えてる。何のために制服を設けているの?って感じで。あと、柏市だけでなく、我孫子市松戸市などの「東葛北部地区」の全ての中学校はみんなおんなじ校則。知り合いはそれが嫌で地元の私立中学に進学して逃げましたね。」

靖彦「東葛北部は管理教育が特に厳しいことで、全国的にも問題になっています。愛知や兵庫などでもかつては行っていた「丸刈り強制」もありましたし、流山市では修学旅行時に「集合の歌」を生徒全員に歌わされましたからね!しかも一般の乗客の目の前ですよ!!」

皇次「マジで!?ぼくだったら嫌ですね!!」

マイネル「東葛北部はプライベートでも管理されていましたからね~。ある先生の悪口を書いたら、別の生徒がチクって、先生にひどい体罰を受けた生徒たちがいたし。受験教育でも厳しかったしね。かつては授業でも軍隊的要素を利用していたからね。」

皇次「今だったらありえないよね~。うちの親はクレーマーではないけど、もし自分の子どもにそんなことがあったら、親も怒っていましたから。」

マイネル「あと、給食の「三角食べ」も千葉が発祥でしたからね。」

皇次「三角食べって?」

靖彦「三角食べはパン(ご飯)、牛乳、おかずの順に順序良く食べることを言うんだよ。三角食べをすることで、口の中で「口内調味」を行うことが日本の食事の基本であることを栄養士を中心に推奨されているんだけど、歯科医などの医療関係者では口が渇くなどの症状が起こる恐れがあると批判されているんだ。千葉ではほとんどの公立の学校で三角食べを強制して、全国でもマネをするようになったんだ。今は三角食べはないんだけどね。」

皇次「っていうか、そんな食べ方はやらないね。食べ方は個人の自由だしね。」

靖彦「ご飯を食べることとか、日常生活のルールは家庭でやることが基本だよ。うちの家では三角食べまではしないけど、食べ物の大切さは大事にするよう、子どもたちに教えています。嫌いな野菜があっても食べさせることは徹底していますが、無理強いはしないようにしています。特に娘(花音)は嫌いな野菜が多いですが、それは嫁さんの腕の見せ所です。嫌いな野菜を好きになるよう、いろいろな工夫をしていますね。娘はピーマンが好きではなかったのですが、ハンバーグの中にピーマンを入れたことで、ピーマンが入ってることを知らずに食べていました(ワラ)。あと、ヒースさん(レッサーパンダ・♂10歳)の家で育った野菜をいただくことがあるので、それをいろいろな料理にして使い切ったり、ヒースさんたちと一緒に家庭菜園の作業を手伝ったりしていますね。」

マイネル「やっぱり日常生活のことは家庭がやるべきだよ。全部学校にお任せじゃダメだしね。」

靖彦「しかし、多くの親は日常生活の管理を学校にお任せしてほしいっていう人たちは多いです。子どものことは自分たちでは管理ができないので、学校に任せた方が楽っていう親は多いです。管理教育は親の要望も絡んでいますからね。最近は子育てがまともにできない家庭も増えていますから。うちの家では逆で、日常生活のことは家族で決めて実践することがルールです。これは嫁さんの教育方針ですね。子どもたちの部屋はそれぞれ1つずつありますが、テレビは一切設置していません。パソコンは息子の部屋にはありますが、息子のパソコンにはフィルタリングをつけていますし、機能としてついているワンセグテレビはテレビを見るためのカードを没収して、見させないようにしています。ゲームはうちの家では一切禁止にしています。パソコンやスマホのオンラインゲームでもダメです。息子もスマホを持ち始めましたが、メールやサイトを利用するルールを3人で話し合って決めています。中学受験のときは勉強の際は携帯を一時没収をして、終わったら返すっていう感じで。ただし、受験が終わるまではメールやサイトの機能はつけませんでしたね。ほとんど通話のみです。健康管理は息子が病気を経験したこともあって、かなり徹底しています。病院の先生たちと協力をして、親子3人でいろいろ工夫をしていますね。娘はまだ小さいので、父親である私と母親である嫁さん2人が娘を守ってあげなければなりません。」

皇次「うちの家ではそんなに決めていないですね。スマホは中学から持っていますが、中学では携帯・スマホは禁止でしたので、家に置いていました。プライベートか塾に持って行くくらい。高校では無理なくスマホを持っていけるので、超嬉しいです。」

マイネル「あと、ぼくもそうですが、靖彦さんも優ちゃんも私立出身じゃないですか。「梅の実」の千葉メンバーは私立進学者が多くないですか?」

皇次「確かに多いね。同じ小学校の同級生の佑輔(高2)も私立だし、あーみんこと亜実奈(高2)も私立。」

マイネル「同じ学校に通うカレン(ひつじ・♀2歳)とアリナ(ひつじ・♀3歳)の姉妹もそう。ココア(ねこ・♀2歳)も同じ学校。」

靖彦「新メンバーでヒースさんと同じ会社の別の支店に勤務をしている方も地元の私立中高一貫校を卒業しましたね。」

皇次「ぼくみたいに公立出身者もいるけど、私立出身者が多いのは、千葉の公立校がいまだに管理教育が厳しいからじゃないですか?」

靖彦「メンバーたちが私立を選んだ理由は知りませんが、共通することは先ほど言った管理教育が厳しいからだと思いますね。息子も千葉の公立校の管理教育が厳しいことを理由に、公立校を避けて、私立校を選んでいました。というのも、息子は最初は地元の公立校の進学を考えていましたが、ぼくが私立受験を持ちかけたことで、いろいろ考えて受験を決めました。小学生の時にクラスメイトにいじめられたことやお世話になった人たちに強くなったことを証明したいことが最初に受験を決めた理由でした。のちに小6のときに通う予定だった公立中学の見学があって、生徒や先生の悪い雰囲気を目の当たりにしたんです。見学が終わって家に帰って、ぼくにこう言いました。「パパ、ぼく勉強がんばるよ。」ってね。それから必死になって勉強して、今の学校に合格しましたね。実は息子が通う予定だった公立中学は学級崩壊がひどくて荒れていました。それでも学校側は管理教育を徹底しましたが、全く手が付けられなくて、息子が卒業した小学校の同級生の半分が地元や東京、神奈川の私立校や地元公立中高一貫校に流れましたね。息子と親しい小学校時代の友達も地元の私立校に進学しています。」

皇次「優ちゃんが通う予定だった公立中学は実は桃にゃんこと桃菜(中2)も通う予定の学校でした。桃にゃんも公立校の進学を避けて、地元の私立校に進学しましたね。一応今のアイドルグループとの両立ができる学校を選んでいましたね。」

マイネル「これだけ管理教育がひどかったら中流家庭以上の子どもはみんな私立に行ってしまうよ。私立に行けない子や公立中高一貫校を受験しても抽選で落ちた子は地元の公立中学以外選択肢がない。子どもを変えさせるのではなく、学校側が変わらないといけないよ。学校の本当の主役は「子ども」「生徒」だからね。」

皇次&靖彦「その通り!!」

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(左から皇次、マイネル、靖彦)

 

行き過ぎた管理教育は子どもの心を荒むだけ。

 

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