梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

いろいろな学科

こんにちは。由香(高1)です。

今週のおしゃべりカフェは「学科」です。

学科は高校と大学、専門学校には必ずありますが、今回は高校の学科についておしゃべりしたいと思います。高校の学科は普通科をはじめ、いろいろな学科があります。大学並みに勉強できる学科も増えてきました。

今日は普通科以外の学科出身の3人のメンバーでおしゃべりしたいと思います。

メンバーはウチ・由香と真麻さん(専門学校2年)、ゆき子さん(42歳・家業手伝い)です。

 

由香「今日の「梅の実弁当」です。献立はご飯(梅干しつき)、焼き魚(鮭。キャベツのせん切りつき)、きのこの炒め物、ほうれん草のごまあえ、漬物(たくわん)、果物(りんご)です。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

由香「おいしい!魚はあまり食べませんが、鮭はよく食べるので、大好きです。」

真麻「野菜が入っているのが女子にはうれしいですね。」

ゆき子「子どもたち(高志・小6&也恵・小3)もこのお弁当は食べますね。家族にも好評です。」

 

~お弁当を食べ終わったところで、本題です~

由香「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。テーマは「高校の学科」です。この3人は普通科以外の学科出身です。どの学科を専攻したのかを教えてください。まずはゆき子さん。」

ゆき子「私は商業科出身です。都内にある「梅実商業」を卒業しました。商業科ではご存知の通りですが、就職のための学科です。在学中は簿記、そろばん(珠算)、ワープロ、パソコンの資格を取得し、卒業後は地元のスーパーに就職しました。」

由香「ウチの中学時代の友達も同じ学校に通っています。やはり資格の勉強は必須ですね。」

真麻「ウチも友達がゆき子さんの高校を卒業しました。資格取得の勉強もしましたが、卒業後は大学に進学しましたね。友達の同級生は就職する子がほとんどでしたが、大学進学者もいます。」

由香「ウチの友達も商業科に通っているけど、進学を希望していますね。やっぱり就職が厳しいからでしょうかね。」

ゆき子「私の時代では就職難でしたが、高卒は比較的就職は多かったですね。多くがサービス業や製造職などですね。しかし、かつては銀行や事務職の就職が多かったですが、事務職は短大や大学卒にとられてしまって、今はいないですね。」

真麻「確かに事務職は短大卒以上の人が多いですね。事務職は責任のある仕事ですからね。」

由香「今は大卒でも高卒でも就職は厳しいですからね。ゆき子さんはスーパーでは何の仕事をしていますか?」

ゆき子「もう退職したのですが、青果の陳列と加工が中心でした。忙しいときはショッピングかごやカートの移動をしたりと、レジの応援もしていました。後に今の主人(八十吉・43歳・青果店経営)と結婚と同時に退職をして、主人が経営する青果店を手伝っています。主に販売が中心です。商業科で学んでいたことが、今の仕事に活かされています。」

由香「すごいですね。ご主人と結婚してからも野菜や果物に関係のある仕事をしていますね。次はウチです。ウチは都内にある「中央北高校」に通っています。専攻は国際科です。国際科では英語だけでなく、他の外国語の勉強をします。」

ゆき子「具体的にはどんな勉強をするの?」

由香「英語は他の高校と同じように読み書きはしますが、違うのが英会話やリスニングがあることと、「第2外国語」として、フランス語や中国語、ドイツ語などを勉強します。私立みたいに先生は外国人ではなく、日本人の先生ですね。語学以外では海外の文化や歴史なども学びます。」

真麻「ウチの友達でも「中央北高校」に通っていましたが、国際科ではなかったです。確かに国際科はいろんな外国語の勉強ができるのがすごくいいって言ってましたね。」

由香「ちなみに修学旅行は海外へ行きます。行く国は毎年違いますが、アメリカやハワイ、韓国、ベトナムなどが中心です。」

ゆき子「すごいね。私は修学旅行は国内だったからな~。海外は一度も行ったことがないです。」

真麻「私もないです。一度でいいから行ってみたいですね~。」

由香「じゃあ最後は真麻さん。」

真麻「私は同じく都内にある「杏花総合」を卒業しました。「杏花総合」は総合学科の高校です。」

ゆき子「「杏花総合」はかつて「杏花高校」という名前でしたっけ。」

真麻「そうです。「杏花高校」時代は普通科の高校でしたが。」

ゆき子「最近では総合学科の高校は増えてきましたが、私の時代ではありませんでした。総合学科って、何を学ぶの?」

真麻「教科の内容自体は普通科と同じですが、違うのが、普通科よりも科目の選択が広いことです。1年次は一部の科目だけが必須科目ですが、ほとんどの科目は選択必須か完全選択のいずれかです。例えば社会では現代社会と日本史、世界史、地理、倫理、政治経済の中から1科目を選択するなどです。2年次以降はいろいろな科目を選択できて、自分の興味のある授業を受けることができます。例えば介護福祉の実習や英会話、メイクアップ実習などいろいろです。」

由香「ウチの友達も真麻さんと同じ学校に通っていますが、科目が自由に選択できて、超自由だって言っていました。総合学科は人気の学科で、受験のときは競争倍率が高くて、なかなか入れないです。」

ゆき子「私の時代に比べて、高校の学科は大学並みの授業をしますね。私の時代は普通科と商業科、工業科などが中心でしたから。由香ちゃんが通う「中北高」の国際科はその当時は「英語科」でした。 あとは音楽や美術、体育の学科とかはありましたが。」

由香「ゆき子さんの時代ではユニークが学科はなかったんですか?」

ゆき子「ないない。総合学科も単位制の普通科もなかったもの。当時は管理教育が根強くて、受験も大学進学希望の普通科と就職希望の商業科や工業科の「2強」でしたね。珍しい学科へ行く子はごく一部でしたから。後に不登校が増えてきて、進学や就職の意欲のない高校生が増えてきたことで、普通科などの定番学科では限界になったことで、今の総合学科などが増えてきているんだと思う。」

真麻「フリーターニートが増えてきたのもありますね。反対に定時制高校が減っていって、通信制の高校は増えてきましたが。」

由香「通信制の高校は多いですね。サポート校を含めて。中学の同級生の子が不登校でほとんど学校に行っていなくて、中学は行きたくないけど、高校には行きたいそうです。その子は地元の通信制高校に進学しました。昼間の高校は同級生の子がいて、行きにくいってことで、通信制を選びましたね。」

ゆき子「不登校は小学生や中学生だけでなく、高校生でもいますからね。今度フリースクールを学校の授業として認めるらしいけど、なんか強制的にフリースクールに行かなければならないのは疑問ですね。私も子どもを持つ母親なので、もし子どもが不登校になったら心配ですね。」

真麻「私も中学までの同級生の子で不登校の子はいました。フリースクールに行っている子もいれば、全く行かない子もいます。やっぱり不登校は国や学校が根本的に変えないといけないと思います。」

由香「中学までは科目を選択できないですからね。通信制とかもないし。ウチも中学時代は超しんどかったです。友達がいたからまだ救われましたが、友達がいなかったら地獄でしたね。話は戻して、総合学科を卒業した後はどうしていますか?」

真麻「ほとんどが大学進学ですね。短大や専門学校へ進学する子もいます。私自身ですが、都内にある「慶明大学医学部附属看護専門学校」に通っています。将来は看護師を目指していますね。」

由香「看護師を目指しているんですね~。勉強は大変ですが、がんばってくださいね。それぞれいろいろな学科で勉強していますね。今日はありがとうございました。」

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(左から真麻、由香、ゆき子)

 

これから高校受験を予定している中学生のみなさんは、自分の学びたいことを考えて学科を選びましょう。

 

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