梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

学園祭(6日目・広島)

こんにちは。瑛司(高1)です。

学園祭・6日目、今日は広島の学園祭の模様をお送りします。

 

場所は平和公園からちょっと離れた公園内の特設会場。近くには文化会館があります。広島ではアメリカの某大統領がサミット後に広島の平和公園を初めて訪れたニュースがありました。

今回、広島の学園祭に限り、チャリティ学園祭を行います。

 

ご存知かと思いますが、4月に同じ南日本である熊本と大分にM6、7クラスの地震が発生しました。死者は「東日本大震災」などに比べて少ないですが、それでも40人以上の死者が出ました。建物は崩壊し、生活がままならない人たちもいました。建物の倒壊などによる死者とは別に、車での避難が原因で体調を崩して亡くなる「震災関連死」で亡くなった方もいます。これまでの地震に比べて余震が異常に多く、余震の怖さでおびえた方が多かったです。

「梅の実」の熊本メンバーでは住んでいた家が崩れたり、一部損壊になった方たちもいましたし、親族の方が亡くなった方もいました。大分では大きな被害はありませんでしたが、一部のメンバーの家が一部損壊になった方もいました。

海外では熊本の地震から2、3日後にエクアドルでも地震が発生し、600人以上の方が亡くなりました。建物の損壊も熊本に比べてひどいです。熊本とエクアドル地震から2か月前の2月に台湾でも地震が発生しました。

 

熊本と大分、エクアドル、台湾の人たちを支援しようと、学園祭の売り上げの一部を義援金や救援資金に。会場では募金箱を設置し、募金を呼びかけています。尚、募金箱は他の会場でも設置しています。

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南日本メンバーは熊本・大分を含め、全員が参加。海外メンバーも参加し、その中でエクアドルからはラピス(さる・♀3歳)、台湾からはタンタン(パンダ・♂3歳)、ヤンさん(24歳)、アグネス(14歳)、シン(13歳)が参加しました。大変な中、本当にありがとうございますm(__)m

 

模擬店では南日本と海外のグルメが集まり、鳥取の「とっとりバーガー」、香川の「さぬきうどん(うどん同好会とのコラボ)」、沖縄の「タコライス」、台湾の「ルーローファン(豚肉の煮込みのどんぶり)」、ポルトガルの「パン・デ・ロー」などを披露しました。熊本では阿蘇チームが「太平燕タイピーエン)」、温泉チームが「いきなりだんご」、大分では「だんご汁」です。

オレが所属する広島もみじチームでは「もみじまんじゅう」です!もみじまんじゅうの鉄板をお借りして、それを使ってもみじまんじゅうを焼いています。中身はあんこのみです。

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2日目になり、福岡明太子チームの「ラーメン」を筆頭に、ほとんどのグルメが完売になりました。オレのところは残念ながら売れ残りましたが、残ったもみじまんじゅうはチーム全員で食べました。

 

展示では美術部や手芸部などのほか、恒例の平和の展示もありました。

1日目は広島・長崎有志による平和のライブがありました。

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平和のライブでは、広島や長崎の原爆や全国各地の戦争のこと、そして憲法改正で「集団的自衛権」行使の実現について、自分たちの想いを訴えました。広島・長崎のメンバーでは「安全保障法案」に反対の人が多かったですが、逆に賛成の人もいて、意見は大きく分かれました。

 

会場では多くのお客さんと、東京、関東、東海、関西の「梅の実」メンバーが訪れました。

 

ここで、「イチオシメンバー」たちを紹介します。

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まずは山陽・山陰グループから、広島海道チーム所属の昂太(中2)一家です。

前列左からお姉さんの玲愛さん(大学2年)、昂太、お兄さんの拳太くん(高2)、後列左からお母さんの三和子先生(47歳・養護教諭)、お父さんの壮嗣先生(47歳・中学高校教師)です。

お父さんは県内にある私立の「俊徳学園」に勤務する先生です。担当は保健体育で、部活の男子サッカー部の総監督をしています。高校時代に「俊徳高校」に進学し、サッカーの全国大会で優勝に貢献しました。その後、大学や福岡のJリーグのクラブチームでプレーをしたのちに選手を引退。母校である「俊徳学園」で教鞭をとっています。男子サッカー部では中学・高校全体の指導が主で、学校では中学・高校別に監督がおり、それらの監督の指導も行っています。「俊徳学園」の男子サッカー部は全国大会で優勝経験のある強豪校。県内だけでなく、全国から生徒が集まってきます。

お母さんは県内にある公立中学で養護教諭をしています。主に生徒の病気やけがの介助のほか、不登校などで教室に通えない生徒を受け入れたり、生徒の相談にのったりしています。ちなみにお父さんとは中学時代の同級生で、同窓会で再会して結婚しました。のちに3人の子どもが生まれ、幸せな毎日を過ごしています。

子どもたち3人は、中学からお父さんの勤務先でもある「俊徳学園」に通っています。お姉さんの玲愛さんは卒業しましたが、昂太とお兄さんの拳太くんは在校生。3人の子どもたちを「俊徳学園」に入れた理由ですが、広島の高校受験に不満を持っていることです。両親は地元の公立中学を卒業し、高校受験でお父さんが「俊徳高校」、お母さんが地元の公立高校に進学。ともに教師をしている観点から、自分たちも高校受験に対する不条理なやり方には納得いかず、3人の子どもには環境の整った私立校で勉強させたいとの思いでした。ただ、3人とも同じ学校に通うとは思いもしなかったそう。ちなみに「俊徳学園」はお父さんが在校当時は男子校でしたが、のちに女子の受け入れが開始し、現在は男女共学となっています。広島の高校受験といえば、私立の推薦を断られた生徒が自殺をした事件。しかもしてもいない万引きを冤罪にしていたというから、驚きと怒りしかないです!ぼく自身も高校受験を経験しているので、許せないですね。

昂太は「俊徳中学」、拳太くんは「俊徳高校」に在籍。ともに部活はお父さんのいる男子サッカー部に入っています。ともにアスリートコースを専攻し、勉強と部活の両立をしています。ちなみに拳太くんはレギュラーとして活躍し、昂太はまだ準レギュラーの段階。ともに将来はお父さんのようなサッカー選手を目指しているそうです。お父さんの呼び名ですが、学校では「先生」または「監督」と呼んでいますが、家ではさすがに「お父さん」ですね(^_^;)

玲愛さんは県内にある「紅葉女学園大学」に通っています。専攻はリハビリテーション学科で、スポーツトレーナーのコースを専攻しています。中学・高校時代では学校の女子サッカー部でエースとして活躍。女子のワールドカップの17歳以下の部でも召集されました。現在は在学中の大学に女子サッカー部がないため、県内にある女子サッカーのクラブチームに所属しています。

昂太、拳太くんともにぼくとはサッカー仲間なので、プライベートでも親交があります。

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次は四国グループから、高知メンバーの海舟(ダックス・♂3歳)一家です。

前列左から妹の乙姫(ダックス・♀2歳)、海舟、後列左からお母さんのかぐやさん(ダックス・♀10歳)、お父さんの晋作さん(ダックス・♂11歳)です。

お父さんは大手機械メーカーの「川原重工業」の高知営業所に勤務しています。仕事は営業。自分の得意先の商談のほか、係長として、部下を指導しています。お母さんは専業主婦です。

海舟と乙姫は県内にある「龍馬学院」に通っています。海舟が高等部で乙姫が中等部。海舟は中学から通っています。ちなみに東京にある男子校の「龍馬中学・高校」とは一切関係ありません…。

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最後は九州グループから、アイドルグループ・「早春女子学院」のメンバーたちです。

前列左から光緒(中1)、碧衣(中2)、和佳奈さん(高2)、後列左から深音さん(高2)、香蓮(高1)、咲梨奈(中3)、華楓さん(大学1年)です。

深音さんは山陽グループの山口の所属ですが、ほかの6人は九州グループの所属です。光緒は熊本阿蘇チーム、碧衣は福岡ポートチーム、和佳奈さんは大分、香蓮が長崎、咲梨奈と華楓さんは福岡明太子チームにそれぞれ所属しています。

学校ですが、この中で最年長の華楓さんが福岡にある「福岡学院大学」の英文科に在籍。この中で最年少の光緒が熊本にある「筑紫学園大学附属熊本中学校」に通っています。碧衣と咲梨奈が福岡県内の公立中学(学校は別々です)に、香蓮が長崎県内の私立高校に、深音さんが山口県内の公立高校の演劇科に、和佳奈さんが大分県内の公立高校の音楽科にそれぞれ通っています。ちなみに和佳奈さんはピアノで県のコンクールで優秀な賞をとるほどの実力者!

「早春女子学院」は九州を拠点に活動するアイドルグループで、研究生を含めて、なんと1000人以上!!年齢も5歳の幼児(!)から20代前半の女性まで幅広い!!正規のメンバーは約50人ほどで、7人は全員正規メンバーです。

主にグループ内での活動が中心ですが、華楓さんはテレビのレポーターなど、幅広く活動しています。ちなみに碧衣は同じ福岡ポートチームメンバーである美佳(小6)とは実の妹です。

 

以上で、「イチオシメンバー」をお送りしましたが、ここで人事発表。南日本支部では岡山と熊本がチーム制になり、岡山が「岡山マスカットチーム」「岡山瀬戸内チーム」、熊本が「熊本阿蘇チーム」「熊本温泉チーム」が誕生しました。

初代キャプテンですが、岡山マスカットチームが唯さん(高2)、岡山瀬戸内チームが珠里奈(中1)、熊本阿蘇チームが准一くん(高3)、熊本温泉チームが小太郎(ねこ・♂2歳)の4人が就任になりました。他にも香川、佐賀で地域キャプテンが誕生し、子どものキャプテンがいないのは、新メンバーが増えたばかりの鳥取、島根、徳島だけとなりました。

 

話は変わって、2日目の午後はミニライブです。

各地域のメンバーのバンドや漫才のほか、先ほど登場した「早春女子学院」、演歌歌手のこの実さん(33歳・演歌歌手)、三味線奏者の太火史さん(36歳・三味線奏者)によるライブで盛り上がりました。

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こちらがこの実さんのステージ。力強い歌で老若男女ともに引き込まれました。ぼくは演歌はあまり聴かないですが、日本の演歌はいいですね。

 

最後に熊本、大分、エクアドル、台湾のメンバーたちが壇上に登場し、あいさつ。

代表して熊本温泉チーム・キャプテンの小太郎が涙を流しながら訴えました。実は小太郎は地元の激震地の地域に住む祖父母の方が亡くなり、悲しみをこらえながら、他の被災者のボランティアをしたり、メンバーたちの安否を確認したりと、休みのない日々を過ごしました。小太郎の家自体も一部損壊でしたが、本人や親、きょうだいは無事でした。そんな小太郎の涙のスピーチに熊本などのメンバーたちが涙しました。

小太郎が嗚咽をする姿を見て、熊本阿蘇チーム・キャプテンの准一くんが抱きかかえました。

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熊本、大分、エクアドル、台湾のメンバーたちが涙し、それ以外のメンバーたちも涙しました。

東日本大震災」で最も被害に遭った宮城などの東北3県も含めて、熊本が、大分が、エクアドルが、台湾が、そして全世界が元通りの生活に戻れるようになりたい…。

 

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ライブ後はみんなで記念撮影。エクアドルのラピスとキューバメンバーのエドモンド(15歳)と一緒に。地震は日本だけでなく、世界各国で起こっており、支援は各国で支援をしなければなりません。熊本やエクアドルなど、つらいことはいっぱいあるけど、いつかは必ず復興すると信じて、互いに固い誓いをしました。

ちなみに後ろは新メンバーで、左から心宙(中1)、壮詩、舞駆(以上、高1)、光葉(チワワ・♀2歳)です。心宙は広島、壮詩は島根、舞駆は高知、光葉は福岡に住んでいます。ちなみに舞駆は日本人とイギリス系アメリカ人のハーフ、光葉は同じ福岡メンバーの家成(チワワ・♂1歳)のお姉さんで、お父さんとお母さんも新メンバーです。

 

そして、広島の学園祭が終了しました。

 

最後はみんなで片付け。

このあとは最終日の東京だけとなり、一部メンバーを除き、東京へ移動します。熊本・大分のメンバーたちは東京への交通費や宿泊費は南日本支部が負担。無料招待となります。

 

明日は西町の学園祭の模様をお送りします。

 

(つづく)

 

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