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梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

学校の校則

プチログ(学校・会社・家庭・地域) プチログ(学校・会社・家庭・地域:学校生活)

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こんにちは。綾介(48歳・中学教師)です。

今日は学校の校則についてお送りします。

 

私ですが、愛知県内の公立中学校の教師をしています。担当は数学です。部活ではパソコン部の顧問をしています。勤務先の中学校の校則ですが、ごく普通の公立中学の校則で、厳しいと言えば厳しいですが、生徒会と協力をして、生徒に納得がいく校則づくりを目指していますね。

 

さて、学校の校則ですが、小学校から高校まで必ずあります。

厳しさ・自由さのレベルですが、公立・私立、共学・男子校・女子校、地域・校風によって違いますが、ほぼ似たような校則です。

学校での校則の厳しさ・自由さのレベルを表してみると…。

小学校:やや自由

中学校:非常に厳しい

高校:自由

って言う具合です。これは公立の場合です。私立の場合だと…。

小学校:厳しい

中学校:やや厳しい

高校:やや自由

という具合です。

小学校の場合は公立では制服の学校は少なく、ほとんどの学校が私服です。規則自体はやや自由なところがほとんどです。私立では制服の学校が多く、規則も公立に比べて厳しくなっています。

中学校では公立ではほとんどの学校では制服があるため、校則は非常に厳しいです。私立は学校にもよりますが、自由な学校もあれば、厳しい学校もあります。

高校では公立では制服がある以外は校則は自由です。ただし、進学校と底辺校を比較すると自由の度合いが違います。私立では中学に比べてやや自由になりますが、公立高校に比べると厳しくなります。

公立ではほとんどの学校が共学ですが、私立では男女の区分があり、女子校はほとんどの学校で校則が非常に厳しいです。共学と男子校はほとんど差がありませんが、自由な学校もあれば厳しい学校もあります。大学の付属校では比較的自由で、進学校は比較的厳しいですね。進学校でも自由な学校もありますし、付属校でも厳しい学校もあります。

 

学校の校則の主なものを紹介します。

まずは服装。私立学校と公立の中学・高校、一部の公立小学校では制服があります。制服は男子は詰襟かブレザー、女子はセーラー服かブレザーです。

男子は詰襟はボタン型とファスナー型の2種類あります。ブレザーではネクタイ着用がほとんどですが、ネクタイがない学校もあります。

女子はセーラー服はスカーフがほとんどですが、リボンがあったり、スカーフなどがないタイプもあります。ブレザーではリボンまたはネクタイ着用もあれば、ネクタイ等がない学校もあります。スカートでは普通のプリーツスカートがほとんどですが、ジャンパースカートのところもあります。公立中学ではつりひも付きのスカートのところもあります。女子の靴下は公立中学では白の靴下ですが、高校と私立中学では紺のハイソックスなどがほとんどです。

公立の小学校ではブレザーと半ズボンまたはスカート(またはつりスカート)、白の靴下がほとんど。ブレザーの制服だけで、下に着る服装は自由な学校もあります。中学・高校では一部の学校では私服の学校があります。私服は派手でない限り、どんな服でもOK。カジュアルなデニムスタイルもあれば、「なんちゃって制服」的なコーディネートまでさまざまです。一部の学校では私服でも学校で決められた服装でないといけないところもあります。

靴は公立中学と一部の男子校の私立中学では白のスニーカーがほとんどです。学校によってはデザインが自由なスニーカーのところもあります。私立では黒や茶色のローファーがほとんど。公立小学校ではデザインが自由なスニーカーが中心ですが、義務教育学校(小中一貫校)の前期課程(小学校)では中学校と同様、白のスニーカーのところもあります。公立高校ではローファーが中心ですが、スニーカーもOKです。中等教育学校などの公立中高一貫校では高校と同じ靴のところもあります。

服装については男子の詰襟のホックや男女のネクタイ等の締め方、女子のスカート丈を厳しくチェックされます。特に公立中学と私立学校では厳しいです。

髪型は小学校では基本的に自由で、女子ではパーマ、男女ではカラーをしている児童もいます。高校でも小学校と同様に髪型は自由で、一部の進学校ではパーマ・カラーが可能な学校があります。中学ではパーマ・カラーは禁止で、髪型は校則通りにしなければなりません。例えば、前髪は男女ともに目にかからない程度、女子は肩または襟にかかったら2つまたは1つにくくらなければなりません。学校によってはくくり方まで厳しくしている学校もあります。私立中学の一部では小学校や高校並みに自由な学校もありますが、パーマ・カラーが認められているところは少ないです。

公立中学の男子の髪型はかつては「丸刈り校則」が各地で横行している地域がありました。私が住む愛知でも男子は全員丸刈りにしなければなりませんでした。私自身も丸刈りにしなければならず、それが嫌で自分から私立中学を受験しましたが、受けた学校全部失敗し、地元の公立中学に進学しなければならなくなりました。3年間丸刈りになるのがホント嫌で、地獄でしたね。近所の小学校時代の同級生が私立中学に進学していたので、自由な髪型をしている同級生を横目に、悔しくなっている自分がいました。70年代以前ではほとんどの公立中学で男子の髪型は丸刈りでしたが、80年代に入り、愛知をはじめ、千葉、兵庫、熊本など、校則が非常に厳しい地域の公立中学が丸刈りを強制されていました。しかし、その当時の生徒や保護者、子どもの人権を考える支援者たちが抗議し、各地域の教育委員会あてに署名を提出したのちに、90年代以降は徐々に丸刈り強制が廃止になりました。丸刈りは一部の生徒が好きで丸刈りになっているだけです。ただ、野球やサッカーなどの強豪の高校では部活のために、該当の部活の生徒全員が丸刈りになっているところもあります。

 

次に学校生活ですが、学校のみならず、プライベートでも生徒手帳(学生証)を携帯しなければなりません。義務教育学校に通う小学生では「児童手帳」があり、プライベートでも携帯をしなければなりません。

名札は公立中学では学校内でも登下校でも名札の着用が義務付けられています。公立小学校ではかつては名札の着用が義務付けられていましたが、個人情報の問題や登下校の際の凶悪犯罪の増加から、名札の着用は学校内のみか廃止となりました。ただし、一部の学校では名札の着用のところがあり、1年生は入学式の際は長方形の名札が学校の証でもあります。公立高校と私立学校では学校内のみの名札の着用か名札の着用はありません。

プライベートでの外出は小学校では学区内(校区内)のみの外出に限られます。学区外では保護者同伴となります。中学校では学区外での外出が認められますが、保護者同伴のところがほとんどです。部活の試合のために試合場所へ行くときも顧問教師や保護者同伴が義務付けられています。小学校・中学校では夜6時以降の外出が禁止されていて、夜10時までの外出は保護者同伴が義務付けられています。高校では保護者同伴なしで外出することができますが、夜10時以降の外出は禁止されています。これは各自治体の青少年保護条例で定められています。ただし、多くの中学生・高校生では塾や予備校に通う生徒が多く、夜6時~10時までの外出は塾や予備校に通うために外出していますので、この限りではないと思います。小学校から高校までを通じて、飲食店での買い食いや立ち寄りは禁止のところが多いです。

高校生ではアルバイトをしている生徒が多いですが、夜10時以降のアルバイトは禁止されています。高校生のアルバイトは公立高校の多くが認められていますが、私立高校では禁止にしているところがほとんどです。小学生や中学生を含め、芸能活動も公立では事実上認められていますが、私立では東京の一部の私立高校を除き、ほとんどの学校では禁止されています。特に女子校が顕著です。

携帯電話(スマホも含む)は基本的に持ち込みが禁止で、学校や自治体によっては家での所持自体も禁止にしているところがあります。高校や一部の私立学校では携帯電話の持ち込みが認められていますが、電源を切ることが義務付けられています。ただし、一部の公立高校ではスマホを使った授業をするためにスマホの持ち込みがOKになったり、一部の私立中高一貫校では学校指定の携帯電話・スマホが登場している学校もあります。

運転免許は法律では車は18歳以上、バイクは16歳以上と定められていますが、学校の校則では運転免許の取得や車等の所持は禁止されています。毎年高校生が運転するバイクや車の事故で命を落としている生徒が後を絶たないからです。アルバイトの関係でバイクの免許がないとダメな店舗がありますが、学校の校則では禁止されています。

男女交際は小学校から高校まで禁止されており、女子生徒が妊娠した(させた)場合は停学または退学となります。公立の小学校と中学校では停学や退学の制度がありませんので、出席停止になるでしょうか。女子は生理があったら妊娠が可能になるので、小学校高学年から高校までの女子生徒は男女交際時で予期せぬ妊娠になることがあります。物理的に子どもが産める年齢ですが、世間的には小学生や中学生、高校生の妊娠は否定的で、多くが中絶をすることになりますが、一部の生徒は出産する者もおり、子どもを自分で育てることが困難なだけでなく、親や周りの人間たちが離れて行ってしまい、孤立することになりかねません。生徒が子どもを出産した後に子どもを殺してしまう事件も後を絶ちません。そうならないためにも小学校から高校までを通じて、正しい性教育をしなければなりません。東京など、一部の公立の小学校と中学校では性教育が禁止になったところがありますが、禁止になってしまっては、最悪な事態を防ぐことが困難になります。性の病気やHIVの予防についても同じです。

 

このほか、各学校でいろいろな校則がありますが、大まかにある校則は以上の通り。

 

学校の校則を守ることで、生徒の連帯感を強くしたり、社会に通用する人材を作ることができますが、多くの学校の校則は教師・親(保護者)の意見が左右されてできあがっているので、デメリットが多いです。

校則を厳しくすることで、生徒の人格を否定したり、個性がなくなってしまう恐れがあります。今の学校の校則は昔の会社の工場の作業員のような人格を形成するので、個々の生徒本来の個性が失い、みんな同じでなければならなくなります。みんな同じにすることで、異物を排除し、いじめに発展します。いじめが社会現象になったのも80年代半ばで、この時期は管理教育が厳しくなっている時代でした。2000年代になった今も公立中学を中心に校則が厳しくなっており、いじめも80年代に比べて陰湿になりました。不登校でも同じで、校則の厳しさが原因で不登校になる生徒が80年代以降から続いています。主に中学1年生に多い「中1ギャップ」も学校の校則の厳しさが関係していると思います。

管理教育の厳しい学校生活で育ち、大人になった人たちが子どもを持ち、子どもに何か問題にあった時に一方的にクレームをつけてくる「モンスターペアレント」を生み出している原因となっています。学生時代は校則の厳しさに文句を言えずにがまんし、大人になってから爆発して、学校を敵にする大人(親)が増えています。ひどい場合は教育委員会文科省までクレームをつける大人が多く、教師たちを疲弊させたり、自殺を引き起こそうとする原因にもなっています。

このほか、社会に通用できない大人が増えたり、モラルが低下する大人が増えたりする原因にもなっています。服装や学校生活をがんじがらめに縛りつける学校の校則は、社会では全く意味がありませんし、「指示待ち」の人間が増えるばかりです。

 

一部の学校ではそれを変えようと、生徒会や学校が中心となって、新しい校則づくりをしようとする学校も出てきています。学校でのルール作りは生徒たちが決めるもの。教師や親が決めるものではありません。こういった学校が増えていくことを願ってやみません。

 

学校でのルールは必要ですが、度が過ぎた校則は生徒を混乱しかねません。生徒が中心となって、どの生徒も納得していくような校則を目指して。

 

というわけで、綾介でした。

また明日。

 

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