こんばんは。翔希(中2)です。
今回の「激論!!」シリーズは「憲法改正」です。
憲法改正は安倍政権の最大公約。憲法改正の中で「集団的自衛権」の改正を中心に行おうとしています。
憲法改正は自民党と日本維新の会、日本のこころを大切にする党は賛成。民進党は憲法改正には賛成も、安倍政権の憲法改正案には反対。公明党は慎重な立場。共産党と社民党、自由党などは反対と大きく分かれています。
果たして本当にいいのだろうか?
今日はぼくとコウコウ(パンダ・♂3歳)、隼人くん(高3)のレギュラーメンバーに、準レギュラーのたま(アメリカンショートヘアー・♂2歳)、和光くん(中等教育学校6年)、正四郎(中2)、有華さん(中3)、和幸くん(高1)の8人でお送りします。
前回に引き続き、「梅の実学園」事務局内の会議室にて討論開始です。
翔希「それでは憲法改正についてどう思う?」
和光「その前に、TPP法案などが自公政権と日本維新の会、日本のこころを大切にする党の賛成多数で強行可決したことについてどう思う?」
隼人「おかしい。国民の声も聞かないまま強行可決をするのは民主主義に反すると思う。」
たま「そのTPPもトランプ大統領が批判して、離脱にしたしね。」
コウコウ「トランプ政権はTPPには批判的で、それを離脱にして、2国間貿易協定にしようとしているしね。」
和幸「2国間貿易協定はTPPよりもいいんですか?」
和光「まったくいいとは言えないけど、TPPよりはまだましかなって思うけど。ただ、安倍政権は2国間貿易には批判的で、TPPの実現しか考えていない。」
コウコウ「可決してもトランプが離脱といったら意味ないしね。」
有華「あと、TPP以外でもカジノ法案とか年金法改正案などでも強行可決だしね。」
正四郎「年金はある意味やむなしだけど、カジノって、日本の文化に合うんですか?」
隼人「カジノはもともとはアメリカやヨーロッパで盛んなギャンブルで、日本はカジノの店はわずかながらあるんだけど、公的なギャンブルとしては認めていないので、カジノのギャンブルは現行では禁止になっている。安倍政権は東京五輪を開催する関係で、多くの外国人客を増やすことを目的に、カジノをギャンブルとして認めようとしているんだ。」
有華「ていうか、マジでいらない!!日本から来る外国人客は日本の文化を知りたいことを目的として来ているのに、カジノのために行く客はいないと思う!!それに、他のギャンブルと同様に、ギャンブル依存症も懸念されるし。」
たま「ギャンブルはパチンコや競馬、競艇、競輪、スポーツくじなどいろいろだからね。今でもギャンブルのしすぎで依存症になっている人たちが多いし。」
和光「他の法案では自公と維新、こころの賛成多数で可決したけど、カジノ法案に関しては、自民と維新、こころは賛成だけど、公明党は賛成と反対と大きく分かれたんだ。多くが賛成派だけど、代表の山口さんら一部の議員は反対票を出している。」
コウコウ「ギャンブルを公式に認めたら、子どもの教育にも悪影響を及ぼすし、ギャンブル依存症が原因で、家族の生活まで破壊したところもあるしね。」
和幸「ぼくもそれが心配なんです。知り合いの家族が父親がギャンブルの依存症で生活が困窮し、高校に進学をしていた子どもは親の圧力で退学をさせられ、強制的にアルバイトで働かされたケースがあったので。」
翔希「親が会社を一方的にクビになって、生活が困窮したのならまだしも、親のわがままのために生活が困窮し、子どもが犠牲になるのは、親が悪いよね。」
有華「一番犠牲になるのは子どもの方。ギャンブルをしていなくても、子どものいる世帯の貧困が深刻になっているのに、ギャンブルが原因で生活が困窮するのは、明らかに親が原因。ギャンブルが原因で借金を抱えている人たちも多い。」
たま「借金が原因で自殺や無理心中も多いしね。」
和光「カジノは日本の文化には合わないしね。バドミントンの某選手がカジノ賭博が原因で、リオ五輪の出場がはく奪されたケースもあるし。」
正四郎「あれもそうですよね。せっかくオリンピックに出場できそうになったのに、自らカジノ賭博をしたことで、無駄になってしまったしね。」
隼人「翔希、話はちょっと脱線してしまったけど、憲法改正だよね。」
翔希「そうそう。改めて、憲法改正についてどう思う?」
コウコウ「さきほどのTPPなどが強行可決をしたから、次の憲法改正も強行可決をしそうな気がする。」
和光「憲法改正をしなければならないのは、「皇室典範」の改正に伴った憲法改正だと思う。」
和幸「皇室典範?」
隼人「去年の夏の参議院選挙の後に、天皇陛下が生前退位の意向を示したニュースがあったでしょ?天皇陛下が生きているうちに退位をするための一時的な措置を、安倍政権では皇室典範改正と同時に、憲法も改正しないといけないんだ。」
コウコウ「天皇が死んでたらどうなるの?」
隼人「現行法では天皇が死去した時に次の皇位継承者が即位をすることになる。天皇の次が皇太子さまで、皇太子さまの次が秋篠宮さま。その後が秋篠宮さまの息子の悠仁さまで、あとは女性の皇族ばかり。皇太子さまの子どもは娘の愛子さまだけで、ほとんどの皇族は女性ばかりとなる。」
有華「ウチは生前退位の一時的な措置よりも、女性天皇と女系天皇を認めるべきだと思います!!現行では女性の皇族は結婚すると皇室から離れ、一般人になってしまうのは差別だし、女性でも皇位継承をするか、女性皇族の結婚相手の男性が皇位継承をしないと、今のままでは皇族が断たれてしまうと思う!!」
たま「確かに女性の皇族でも皇位継承を認めないと皇族が存続できないのはわかるけど、今の安倍政権と宮内庁が認めるはずがないよ。」
和光「小泉政権の時では女性天皇・女系天皇を認める改正案を議論したけど、悠仁さまが生まれたことで、白紙になってしまったし、旧民主党政権でも女性皇族が結婚しても皇族でいられるようにする「女性宮家」についてを議論したけど、安倍政権になってからは一方的に遮断された。安倍政権では女性天皇や女系天皇には否定的なので、女性天皇や女系天皇については議論しないと思うし、宮内庁でも現行の皇室のままの方がよしとしているしね。」
有華「イギリスでは女系の王族が認められているのに、日本の皇族は男性優位になっているは差別です!!日本の会社や学校でも男女平等なのに、皇族だけ男女差別が続いているのはおかしいです!!」
正四郎「イギリスはイギリスのやり方がありますよ。日本ではそういう事情なので、皇族の男女差別はやむなしだと思います。会社や学校でも男女差別はありますしね。」
有華「あんたたちは女性皇族の気持ちはわかりますか!?雅子さまは愛子さましか産むことができなくて、宮内庁や周りからの圧力で精神的不調に陥ったことは知っていますか!?そんなことも知らずに、女性差別をするのは絶対に許せない!!!」
和光「有華!!落ちつけよ!!確かに雅子さまのことや女性皇族に対する差別は許せないと思う。これは一般の国民も一緒になって議論しないといけないと思う。」
隼人「「女性宮家」については、民進党を中心に、超党派議員らが現在でも議論をしているので、その動向を見るしかないと思う。」
コウコウ「女性皇族の問題もそうだけど、天皇の生前退位の問題は時間がないでしょ?天皇も80歳を過ぎているし、体力的にも公務が難しくなっているし。」
翔希「天皇の生前退位は安倍政権でも予想外だったしね。TPPの可決に関しても、アメリカ大統領選で、クリントンさんが勝つことを予想していたのに、トランプが勝ってしまったから、TPPも難しくなったし。」
コウコウ「イギリスでもEU離脱のニュースがあったし、アメリカ大統領選でもトランプの勝利で大きな波乱になったしね。日本でもトランプの勝利はみんな愕然としていたのに、反対に沖縄では喜んでいたしね。」
和光「沖縄では基地の問題があるからね。トランプさんはアメリカ軍の日本基地は全額日本に負担をしようとして、それができなければ、日本にあるアメリカ軍を撤収するつもりだから、沖縄にとってはアメリカ軍の基地がなくなってほしいチャンスだからね。」
正四郎「辺野古へ移設をしても、アメリカ軍の問題が解決するわけではないし、今度は辺野古に住む人たちが騒音の問題に苦しみ、アメリカ軍による暴行や嫌がらせが起こるしね。」
隼人「どっちにしても天皇の問題やTPP、沖縄の問題は長引くと思うよ。あともう一つ。憲法改正の大きな問題としては「集団的自衛権」だと思う。」
たま「「集団的自衛権」を行使するには憲法改正が必要なわけで、それが実現することで、戦争が現実になること。安倍政権では「集団的自衛権」以外でも憲法を改正しようとしているので、昔の「大日本帝国憲法」のような憲法にしようとしているんだ。」
和幸「基本的人権とかもですか?」
たま「おそらくそうなると思うね。安倍政権の憲法改正は自民党と日本維新の会、日本のこころを大切にする党は賛成。共産党や社民党、自由党は反対。安倍政権の連立のパートナーである公明党は慎重な立場。民進党は憲法改正自体は賛成だけど、安倍政権が作る憲法改正には反対しているんだ。」
正四郎「憲法改正には賛成なのに、安倍政権の憲法改正には反対って、頭おかしいんじゃないの!?民進党は。」
コウコウ「それは言えてる。共産党らと一緒になって反対すればいいのに、自分たちだけ違う意見をしていたら、共産党らにも嫌われるわ。」
隼人「民進党の憲法改正案自体を見ていないからアレだけど、安倍政権の憲法改正案は相当にひどいもの。「集団的自衛権」行使についても、自衛隊を海外の戦場へ派遣しようとしたり、PKOの問題とか、大学の教育も普通の教育には予算を減らして、軍事工学関連の学問には予算を増やそうとしている。年金などの国民の生活に関しても予算を減らして、軍事費用には大幅に増やそうとしている。さっきたまが言った通り、「基本的人権」や「平和主義」「生存権」などが改正され、国民全体の生きる権利まで脅かされてしまう。」
有華「ひどい…。」
和幸「何でもかんでも政府のいいように操られる国になってしまうのが怖いです。」
和光「「太平洋戦争」のような悲惨な状況が再び現実のようになりかねない。安倍政権を支持している「日本会議」やネトウヨも昔の「大日本帝国憲法」の復活を望んでいるしね。」
コウコウ「「大日本帝国憲法」って、「天皇は神」って崇拝する存在になってしまうの?」
隼人「現行の憲法では天皇は「国民の象徴」となっているが、昔の憲法では天皇は絶対的な存在で、当時の人たちは「天皇のために」「お国のために」と戦争に強制的に参加され、子どもたちは「教育勅語」を読まされ、学校も会社もみんな戦争のために働かされたり、勉強させたりしたんだ。その結果、戦争で多くの人たちが亡くなり、青春まで奪われた。そういうことになってしまうのはいいの?」
和幸「…嫌です。ぼくも自分の家族がいるので、家族みんなが亡くなってしまうのは嫌です。」
たま「だから憲法をやたらに改正はしてはいけないと思う!野党は憲法改正には反対だし、公明党は創価学会との関係で、憲法改正には厳しい状況だしね。」
翔希「公明党は安全保障法案には賛成したのに、憲法改正にはざくっと賛成するんじゃない?」
和光「創価学会は分裂状態になっているから、公明党と同じように、自民党の言いなりになって賛成している人もいれば、反対をしている人もいる。創価学会も公明党も名誉会長の池田大作氏が亡くなったこと自体も隠しているらしいし。」
和光「正式には亡くなってはいないけど、長いこと創価学会の公式行事には出席していないことで、マスコミとかツイッターでは死亡説も流れていたからね。テレビ東京の参議院選挙特番で、司会の池上 彰氏が創価学会の池田氏は元気にしていますか?って公明党の山口さんに質問したんだ。」
翔希「あれね。山口さんは無表情に元気ですよって言っただけで。」
有華「明らかに隠しているよね。池田さんが亡くなったことを。」
隼人「創価学会もいずれは崩壊すると思うよ。公明党も自民党の言いなりのように、憲法改正には賛成すると思うから、安倍政権の動きを監視して、ぼくたち一般国民が「NO!」と言わなければならないよ。」
翔希「ほとんどの国民は政治に無関心が多いから、反対をしている国民が国民運動をしないといけないしね。」
いろいろ話したけど、今日はここまで。
憲法改正、その実現のリミットが来ている。国民は絶対に声を大にして反対をしなければならない!!
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