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梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

「東日本大震災」と向き合う人たち

こんにちは。道子(中3)です。

3月11日、「東日本大震災」が発生してから6年になりました。

 

東京や関東でも被害に遭いましたが、特に被害に遭ったのが東北の宮城・岩手・福島。

地震による揺れに加えて、津波による被害、福島では「福島原発事故」が発生し、多くの方が避難を余儀なくされました。

 

「梅の実」の宮城・岩手・福島のメンバーでも被害に巻き込まれ、つらい状況の中で生きています。

今日はすべてではありませんが、「東日本大震災」と向き合っている人たちを紹介します。

 

~宮城~

宮城は東北の中心部。私の故郷でもあります。

宮城は地震の揺れに加え、津波に巻き込まれた地域もありました。震度は5強から6強までさまざまですが、栗原市では震度7を記録されました。

 

その中で宮城に住む俊子さん(43歳・メーカー勤務)一家です。

俊子さんは夫の佳雄さん(46歳・ガソリンスタンド店員)、長女の誓子さん(大学1年)、次女の那々子さん(高2)の4人家族。

震災時はそれぞれ学校・会社でした。震災当時の状況はどうでしたか?

>震災があった時は私は会社にいました。尋常でない揺れで余震も続いていました。会社は内陸部にあったので、津波の被害はありませんでしたが、夫も娘も学校や職場にいましたので、なかなか会うことができませんでした。会社からやっと家に戻ることができ、下の娘に会うことができ、夫にも会うことができました。しかし、上の娘は県内にある中等教育学校に通っており、津波に巻き込まれた地域にありました。娘からの連絡は一向になく、すごく心配でした。震災から3日後に娘から連絡があり、無事を確認できました。学校は津波に巻き込まれましたが、幸い娘たちは学校の屋上に避難したため、無事でした。しばらくは学校で避難生活を送り、同級生や先輩たち、先生たちと一緒にボランティア活動をし、被災者の支援をしました。水が引いたところで帰ることができることとなり、夫が学校近くで待ち合わせをし、車で迎えに来ました。そして、やっと上の娘と会うことができました。(俊子)

おうちの状況はどうでしたか?

>家はつぶれていませんでしたが、家の中の家具が倒れて、食器がぐちゃぐちゃになりました。まだライフラインが復旧していなかったので、しばらくは下の娘が通う小学校で避難所生活を送りました。ライフラインが復旧したところで、家に戻ることになり、徐々に元の生活に戻ることができました。(俊子)

学校や会社は復帰しましたか?

>しばらくは学校にも会社にも行きませんでしたが、長いこと避難生活を送ると生活ができないので、私と夫は1週間後に仕事に復帰しました。下の娘の学校は避難者が体育館に残ったまま学校に復帰しました。上の娘の学校は電車が開通するまでの間は夫が車で送り迎えをしました。(俊子)

現在はどうでしょうか?

>私も夫も相変わらず会社で仕事をしています。上の娘は中等教育学校を卒業し、県内の大学に進学しました。下の娘は小学校を卒業後、地元の中学校に進学し、現在は県内の高校に進学しました。上の娘は大学では災害関連の学科を専攻しており、将来は災害復興に関する仕事を目指しています。(俊子)

 

~岩手~

岩手も宮城と同様に、地震津波の被害に遭いました。

 

その中で岩手にある「旅館 さくら」の従業員のみなさんです。

「旅館 さくら」は支配人の建夫さん(40歳・旅館経営)と、奥さんで女将の美代子さん(38歳・旅館女将)の夫婦が経営する旅館で、家では建夫さん夫婦の家族や住み込みの従業員たちが暮らしています。従業員は仲居、番頭、料理人ら約50人がおり、それぞれの分野で仕事をしています。

今回は代表して、建夫さん夫婦にお話を伺いました。

震災当時の状況はどうですか?

>旅館も家も無事でしたが、家具などが倒れました。津波の被害はありませんでした。従業員は住み込みの者もいれば、自宅から通勤する者もいます。従業員の中には家が津波の被害に巻き込まれて帰れなくなり、家族の方が亡くなった人もいました。旅館は避難所となり、被災をされた方を収容し、しばらくは旅館で避難所生活を送りました。私たち従業員は休まずにボランティアをしました。ガスや水道、電気も通らなかったので、灯りは懐中電灯で、料理は料理人たちが外で炊き出しをしました。料理人たちが作った炊き出しを被災者の方は喜んで食べてくれました。しばらくして、避難所を閉鎖し、元の旅館に戻して、営業を再開しましたが、当時は全国的に自粛ムードになってしまったため、お客さんが来なくなりました。番頭たちがホームページやSNSを利用してお客さんに観光に来てもらおうと呼びかけました。夏ごろにはお客さんが来てくれて、徐々に元の生活に戻りました。(美代子)

現在の状況はどうですか?

>震災があってからは従業員の何人かは退職をしましたが、新しい従業員も入ってきたので、やっと旅館に活気が戻りました。当時うちの旅館で避難生活を送った被災者の方のひとりが結婚することになり、結婚式もうちの旅館で行いました。そのときに私たちに対する感謝の手紙を読まれた時には感極まりました。そのときにこの旅館が役に立ってくれてよかったなって思います。(建夫)

 

~福島~

福島は宮城や岩手のように地震津波の被害に巻き込まれただけでなく、その後の福島原発の事故で被害に遭いました。福島原発事故が原因で、県民の半分以上が県外へ避難しました。現在でも福島以外の都道府県で生活をしている人たちが多く、そこで大きな問題が起こっています。

 

その中で富山で自主避難をしている匡江さん(41歳・製造販売パート)一家です。

匡江さんは夫の勢二さん(43歳・メーカー勤務)、長女の実紗子(中3)、長男の凱人(小6)の4人家族。原発から少し離れた地域に住んでいましたが、原発事故が原因で、匡江さんは子ども2人と一緒に県外へ避難。夫の勢二さんは福島に残りました。

原発事故当時はどういう状況でしたか?

地震自体は大きな被害はありませんでしたが、原発放射能漏れがあり、その被害が怖くて、もう住み慣れた福島には住めなくなりました。子どもを放射能の被害から守るために、私は子どもたちを連れて県外へ移住しました。夫も一緒に移住しようと私は訴えましたが、仕事があるために離れることはできないと言い、夫を残して家を出ました。移住した先は富山県でした。(匡江)

富山に移住した時はどうでしたか?

>最初は衣類と財産を持ってやってきたので、住むところが見つかるまではホテルに住んでいました。3日後にアパートが見つかり、そこで3人で生活をしました。住民票の手続きに子どもの学校の手続きを済ませて、必要なものは買いそろえました。まだ場所も知らないし、知り合いもいなかったため、働くこともできませんでした。震災前は専業主婦をしていましたから。夫と結婚してからは働いていないので、ブランクもありました。それで、役所で生活保護の手続きをしましたが、夫の仕送りがあることで断られました。しかし、受付を担当していた職員の方が「福島から来たんですか?」って言われて、「はい。」と言いました。それで、職員の方が母子福祉の窓口で偶然見つけた職場のパンフレットを見せてもらいましたが、その職場は福島に自主避難をした母親が対象の手作りパンの製造と販売の仕事でした。「よかったら働いてみないか」って言われて、いろいろ考えた結果、その職場で働くことになりました。NPO法人が運営する職場だったので、時給は安いですが、これからの生活を考えると働かなければと思いました。子どもの学校でもいろいろと問題があり、長女が学校でバイ菌扱いをされるいじめを受けました。放射能は体に浴びると大きな病気にかかる恐れがありますが、人から人への感染をすることはありません。それで学校側にきちんとした対応をしてほしいと訴えました。幸い長女の当時の担任はきちんとした対応をしてくれたので、何とか大きな問題にならずに済みました。最近では福島から自主避難をした子どもたちがバイ菌扱いをしていじめられている事件が多いので、子どもも親も放射能に対する正しい知識を知ってほしいと思います。(匡江)

現在の状況はどうですか?

>夫は当時住んでいた場所から離れた市街地に引っ越しをして、一人暮らしをしています。夫は私たち3人がいつ戻ってきてもいいように、広いマンションに引っ越しをしました。子どもたち2人は地元の学校に通っています。私は夫の仕送りをもらいながら、現在の職場で働いています。職場では同じように福島で自主避難をしている母親たちばかりなので、子どものこととか生活のこととか、いろいろな悩みを共有しています。いずれは福島に帰りたいです。(匡江)

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震災から6年がたち、徐々に復興してきましたが、がれきの処分の問題や原発事故後の除染作業、県外へ自主避難をした子どもたちのいじめの対応、被災者の心のケアなど、いろいろな課題があります。

完全復興はまだまだ先ですが、いつか元の生活に戻れる日が来てほしいと思います。

 

今日は「東日本大震災」と向き合う人たちについてお送りしました。

 

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