梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

チャットジャッジ~幼児教育、選ぶなら幼稚園?保育園?~

こんにちは。瑛衣子(30歳・メーカー勤務)です。

今月のチャットジャッジはこのお題です。

 

「幼児教育、選ぶなら幼稚園?保育園?」

 

3~6歳までの子どもにとって、必要な幼児教育(就学前教育)。義務教育ではないものの、ほとんどの子が幼稚園か保育園に通っています。

しかし、働く女性の増加で保育園を希望する人が多く、幼稚園は減少傾向です。

 

そこで、幼児教育は幼稚園がいいのか、保育園がいいのかを各4人がパネリストとして議論します。

ファシリテーターは私・瑛衣子です。私は2歳の娘(蕗桜・2歳)の母親で、保育園を希望しています。娘は私の会社附属の無認可保育施設に通っています。

幼稚園派のメンバーからは理代さん(28歳・主婦)、百合恵さん(34歳・主婦)、万里子さん(34歳・主婦)、千絵美先生(40歳・幼稚園教師)です。保育園派メンバーからは美夏さん(28歳・メーカー勤務)、裕美さん(34歳・保険会社勤務)、加津子さん(38歳・メーカー勤務)、可夏子先生(37歳・保育士)です。

それぞれ乳幼児の子どもを持つ母親で、20代、30代の母親たち、小学生以上の子どもを持つ母親、幼稚園教師・保育士を選出しました。

 

まずは幼稚園派メンバーからのプレゼンです。

>私は小学生の息子2人(翔貴・小4&朋貴・小1)、4歳の娘(留理華・4歳)の母親です。そのうち、娘は都内の私立幼稚園に通っています。幼稚園はスポーツや音楽、工作などの教育があり、小学生になっても困らないように、きちんとした教育をしてくれます。うちの幼稚園ではお弁当なので、毎日私が作るお弁当を娘はとても楽しみにしていますね。(理代)

>私は2人の子ども(大季・小2&綾祢・4歳)の母親です。2人の子どものうち、娘(綾祢)が都内の私立幼稚園に通っています。幼稚園では通常の教育のほかに英語などの学習もあります。幼稚園はお弁当のところもありますが、最近では給食のある幼稚園が増えています。幼稚園に給食があると栄養面でも安心ですし、何しろ保護者がお弁当を作る手間が省けます。小学校からは給食があるので、スムーズに給食に慣れていくことができます。(百合恵)

>私は小学生2人の子ども(欧太・小5&万有香・小4)の母親です。子どもは2人とも幼稚園を卒園しました。子どもが卒園した幼稚園は大学附属の幼稚園で、毎年私立小学校の合格者を輩出しています。幼稚園では通常の教育のほかに、私立小学校入試のためのカリキュラムがあります。先生たちのおかげで息子(欧太)は大学附属幼稚園の系列の小学校に、娘(万有香)は都内にある私立女子校の小学校に進学することができました。(万里子)

>私は都内の私立幼稚園に勤務する教師です。幼稚園は保育園とは違い、幼稚園教育を行う学校で、小学校入学前までに必要な教育を行います。幼稚園では基本的に保護者同伴での登園・送り迎えか幼稚園バスでの送迎となります。お昼は給食のところとお弁当のところとさまざまです。公立幼稚園の場合、小学校や中学校のように学区制はありませんが、基本的に幼稚園の近隣に住む家庭が対象となります。私立でも近くに住む家庭の子がほとんどです。保育料は公立・私立問わず、5歳~6歳までの子どものいる家庭で一定以下の収入の方は無償ですが、各市町村で独自に保育料を無償にしているところもあります。子ども園では保育園のような延長保育ができますので、働いている母親の方も安心です。(千絵美)

 

他のメンバーからの意見があります。

>海外では対象年齢は異なりますが、3~7歳までの子どもを対象に幼児教育を行っています。幼児教育はキンダーガーデン、プリスクール、ナーサリースクールなどさまざまな名称がありますが、初等教育に必要な就学前教育を行っています。義務教育はメキシコ、オランダなどが幼児教育でも義務教育を実施していますが、ほとんどの国では義務教育ではありません。私が住むオーストラリアをはじめ、アメリカ、ヨーロッパなどはほとんどの子どもは幼稚園に通いますが、中東やアフリカなどでは幼稚園に通わない子どももいます。(ガーティ・38歳)

>私は地元の公立小学校に通っていますが、幼稚園は地元にある女子大附属の幼稚園を卒園しました。幼稚園ではお遊戯や歌、工作などのほか、運動会やクリスマス会、お誕生日会などのイベントもありました。キリスト教の幼稚園なので、朝やお弁当の時間、帰りには必ずお祈りがありますし、賛美歌を歌ったりしました。お弁当はお母さん(裕恵・37歳・主婦)が作るお弁当が大好きで、たまにキャラ弁を作ってくれるとうれしくて、友達にも好評でした。卒業した同級生の4割が私と同じ小学校の同級生で、あとは同じ地域内の別の小学校に進学したり、私立の小学校に進学しました。(沙彩・小5)

 

保育園派メンバーからの反論です。

>子どもの教育のことを考えると幼稚園に行かなければならないですが、私自身、フルタイムの仕事をしているので、子どもを幼稚園に行かすのは厳しいです。(美夏)

>私は母子家庭で、朝から晩まで働いているので、幼稚園は無理です。(裕美)

>働いている子どもの親の多くが保育園を選んでいます。幼稚園は送り迎えをしないといけないので、ちょっと困ります!(加津子)

>子ども園でも保育園タイプのものが人気で、働いている母親の多くが保育園を希望しています。幼稚園はもう古いです。(可夏子)

 

引き続き、保育園派メンバーからのプレゼンです。

>私は4歳の子ども(魁人・4歳)を持つ母親です。子どもは都内の私立保育園に通わせています。私自身、大手飲料メーカーの正社員の事務をしているので、毎日の仕事で忙しいです。保育園だと食事も遊びも保育士さんに任せられるので、安心して仕事ができます。(美夏)

>私は3歳の子ども(翔馬・3歳)の母親です。子どもは都内の私立保育園に通っています。その前が無認可保育施設に通わせていました。私の家は母子家庭で、夫とは子どもが小さい時に離婚しました。生活のために働かなければならず、子どもは保育園に預けなければなりません。保育園では入園が決まるまで待たなければなりませんが、母子家庭などの一人親家庭は優先的に入園することができます。一人親家庭にとっては保育園は必要不可欠の存在です。(裕美)

>私は小学生2人の子ども(裕介・小6&桂子・小4)を持つ母親です。子ども2人は都内の私立保育園を卒園しました。子どもを保育園に入れた理由は私が働いていることです。会社は中小企業なので、大手のように短時間労働もできず、フルタイムで働かなければなりません。幼稚園は送り迎えをしないといけないのが一番のダメージで、専業主婦やパートさん向きだと思います。(加津子)

>私は都内の私立保育園で保育士をしています。保育園では幼稚園とは違い、6歳以下の子どもが対象です。さらに共働きや一人親家庭で、働かなければならない親の子どもが対象となりますので、専業主婦の家庭は対象外です。保育園ではお友達と保育士と遊んだり、一緒に給食を食べたり、お昼寝をしたりして、親が帰ってくるのを待ちます。親のニーズにこたえ、幼稚園のような教育を行うところも増えています。保育園は学区はないので、希望する園は保護者が選択をすることができます。しかし、都市部を中心に待機児童が多く、すべての子どもを保育園に入れることが大きな課題です。(可夏子)

 

他のメンバーからの意見があります。

>海外では保育所は6~7歳以下の子どもが対象で、親が働いている家庭が対象です。多くの国では0~3歳までの子どもが対象となっており、3歳以降は幼稚園に通わなければなりません。しかし、多くの国では労働時間が短く、残業もほとんどないので、子どもが幼稚園に通っていても、安心して働くことができます。(マディナ・33歳)

>私は小学生ですが、都内の私立保育園を卒業しました。私の家では共働きで、お母さん(留里・38歳・メーカー勤務)も朝から夕方まで働いています。最初はお母さんと離ればなれになるのがさみしかったですが、徐々に友達とも慣れてきて、優しい保育士の先生とも仲良くなれました。たまに遠足や運動会などのイベントもあり、とても楽しかったのを覚えています。保育園での友達のほとんどが別々の小学校になりましたが、近くに住む子はたまに会って遊んだりしています。(奈央佳・小6)

 

幼稚園派のメンバーからの反論です。

>いずれは下の子どもが小学生になったら働く予定ですが、小さい子どもを保育園に預けるのはかわいそうです。保育園の子の親のほとんどが子どもよりも仕事を優先しているように思います。(理代)

>保育園でも幼稚園のような教育をするところもありますが、それはごく一部。やっぱり働いている親の子どもでも幼稚園に通わせなければなりません。小学校になると、基本的な生活習慣を身につけさせないと、あとで困りますから。(百合恵)

>公立小学校に通わせるんだったら問題はありませんが、私立小学校に通わせるんだったら、保育園では厳しいと思います。私立小学校受験では適性検査や実技、親子面接が試験科目となっていますので、これに対応できる教育は幼稚園でないとダメだと思います。保育園出身者でも私立小学校に進学ができますが、教育の面では不利になります。(万里子)

>保育園は待機児童の問題があります。3~6歳までの子どもは保育園をあきらめて、幼稚園に通わせなければなりません。その際は企業の働き方の改善など、子育て中の親に対する待遇や労働時間を企業側が考えなければなりません。幼稚園だけでなく、保育園に通わせている親子でも同じです。(千絵美)

 

以上で終了です。ここで私がジャッジします。

結論は…教育に関しては幼稚園、働く親の子どもの保育に関しては保育園!その前に企業や社会が働き方の改善を!!

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幼稚園は小学校入学に必要な教育を受ける場。小学校に入っても困らないように、教育を受けなければなりません。

保育園は働いている親の子どもが親の帰りを待つための施設。働いている親の代わりに保育士が子どもの面倒を見ます。

しかし、幼稚園や保育園が整備されていても、企業が働いている社員たちの労働改善をすることや、社会が子育てしやすい環境でなければなりません。子育ては親だけのものではありません。地域で企業でみんなで子どもを育てていけるような社会にしましょう。

 

今日はチャットジャッジ・第46回目「幼児教育、選ぶなら幼稚園?保育園?」をお送りしました。

 

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