梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

中学生の子育て

こんにちは。恵以子(45歳・中学教師)です。

今週のおしゃべりカフェは「子育て」で、今回は中学生の子育てについてお送りします。

私自身は岐阜県内の中学校の教師として、母親として、毎日奮闘しています。子どもたちは中学生の時期は終わりましたが、中学生時代は反抗期で大変な時期でした。

中学生は高校受験の時期も重なり、しかも反抗期です。乳幼児や小学生、高校生、成人になった時よりも最も子育てが難しく、苦闘している母親たちも多くいます。

今日は中学生の子どものいる母親2人を迎えておしゃべりしたいと思います。

今日は私・恵以子、千栄子さん(40歳・スーパーパート)、亜沙子さん(44歳・主婦)です。

 

恵以子「今日は私が住む岐阜のご当地グルメを紹介します。岐阜と言えば「飛騨牛」です。飛騨牛は松坂牛、神戸牛などの有名な牛肉のブランドに負けないくらい、やわらかくて、とろける食感でおいしいです。今日は地元のデパートでサーロインを購入し、それをステーキ丼にしました。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

千栄子「ん~おいしいです!!飛騨牛なんてうちの家ではめったに食べないので、幸せ~(*^。^*)」

亜沙子「松坂牛も有名ですが、飛騨牛もやわらかくておいしいですね。」

恵以子「ありがとうございます!やっぱり、おいし~(*^。^*)」

 

~ステーキ丼を食べ終わったところで、本題です~

恵以子「今日は麦茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「中学生の子育て」です。まずは家族構成を教えてください。では、千栄子さんから。」

千栄子「私は夫、息子2人(山司・中1&海司・小5)の4人家族で、長男(山司)が中学生です。」

亜沙子「私は夫(研・43歳・大学准教授)、娘3人(直香・高1&凌香・中2&鈴香・小6)の5人家族で、このうち、次女(凌香)が中学生です。」

恵以子「ありがとうございます。私のところですが、夫(竜一・47歳・公務員)、息子(健輔・大学1年)、娘(まりや・高2)の4人家族です。ちなみに子どもさんは高校受験を控えていますか?」

千栄子「うちのところはそうです。まだ中学1年生ですが、2年後には高校受験を控えています。」

亜沙子「うちの娘は中高一貫の学校に通っており、高校受験はありません。ちなみに今の学校は小学校がありますので、小中高一貫教育です。3人の娘たちは小学校から今の学校に通わせています。」

恵以子「学校は私立ですか?」

亜沙子「そうです。愛知の「愛泉女学院」に通わせています。」

千栄子「「愛泉」はお嬢様学校だわ~。私にはまったく縁がないし、うちの家では私立なんて無理!!」

恵以子「うちの家でもそうですよ。小学校も中学校も地元の公立を卒業しましたし、高校も地元の公立です。娘は現役ですが、息子は卒業して、今は愛知の「北山大学」に通っています。」

千栄子「中学なら私立に行く子はいますが、小学校まで私立に行くなんて考えられません。何で娘さんたちは小学校から私立に通わせていますか?」

亜沙子「もともと主人が高校受験で苦労させたくないために、早い段階からの受験を決めたそうです。中学受験から考えていましたが、地元の公立小学校があまり評判がよくないので、主人と相談して、小学校からの受験を決めました。長女(直香)が幼稚園の時に「愛泉」と地元の「神宮学館」を見学に行きましたが、長女が「この学校がいい!」と決めたのが「愛泉」でした。それで次女、三女(鈴香)も姉の影響で同じ学校に進学しました。」

恵以子「小学校受験はどんなことをしましたか?」

亜沙子「他の学校と同じように、図形や文字のテスト、運動のテスト、親子面接でした。一応小学校受験のための塾に通わせて、対策をしました。」

千栄子「こんな小さい頃から小学校に通わせるために塾に通わせるのはなんかかわいそう。やっぱり高校受験の方がいいですよ。高校受験の方が子どもが成長しますし、私も主人も高校受験を経験しましたから。」

恵以子「私のところもそうです。東京とかだったら小さい頃から私立に通わせている子は多いですが、東海地区は高校受験が盛んな地域ですから、地元の子どもたちは高校受験は避けては通れない道です。私も主人も高校受験を経験していますし、子どもたちも高校受験を経験しています。中学受験や小学校受験は子どもに悪影響を及ぼしますし、子ども自身が学校を決められないです。」

亜沙子「そんなことはないですよ。親のやり方次第では子どもに悪影響を及ぼすことはありません。ただ単に勉強をさせるのではなく、学校の雰囲気とかを知ることも重要です。学校見学以外にも、文化祭にも参加したりしました。小学校受験や中学受験はいろいろなデメリットがありますが、長い目で見ると、中学受験や高校受験なしで安心して進学できるメリットがありますし、中学生の心理状況だと、高校受験がない方が子どもが成長できますし、いろいろな経験がしやすくなります。例えば、公立中学だと高校受験の勉強に部活の強制参加で自分のやりたいことが全然できませんが、私立は部活はほとんどが自由参加ですし、勉強以外の習い事をしたり、資格を取得したりと、自分のやりたいことができます。主人は中学までは公立でしたが、高校受験に失敗して、地元の私立高校に進学してそのまま卒業し、大学受験で東京の大学に進学して、いろいろ苦労をしたそうです。私は小学校は公立でしたが、中学・高校は地元の私立中高一貫校に進学し、大学も系列の大学に進学しました。中学・高校の6年間は充実した学校生活が送れて、満足しました。中学・高校時代の同級生はたまに会って女子会をしています。」

恵以子「中高一貫校もうちの中学校区の子どもたちも何人かは行っていますが、亜沙子さんが言っていたメリットもありますね。」

千栄子「でも、中高一貫校も小中高一貫校もごく一部の子しか入ることができないし、頭のいい子や金持ちの子しか行けない学校ですよ。」

亜沙子「そんなことないですよ。公立の中高一貫校もありますので、経済的に私立が難しい家庭の人も大丈夫です。私の地域では公立の中等教育学校がありますので、地元の子でそこに通っている子はいますよ。」

恵以子「私のところは中高一貫校は連携型しかないですね。連携型は指定された公立中学しか指定の高校には行けないし。」

千栄子「私が住む地域では公立の中高一貫校なんてないですよ。連携型もないし。」

恵以子「逆に私立の方が一貫教育のノウハウがありますからね。話は変わって、子どもさんの関係はどうしていますか?」

千栄子「うちは反抗期ですね。下の子(海司)とはよくしゃべりますが、上の子は全然しゃべらないんですよ。主人とはよくしゃべりますが。」

亜沙子「うちは逆ですね。よくしゃべりますよ。主人とは加齢臭で嫌がることはありますが、普段は普通にしゃべったりします。」

恵以子「やっぱり男の子と女の子とでは違いますね。私のところも息子が中学生の時は全然しゃべらなかったですから。息子が私とよくしゃべるようになったのは高校を卒業してからですからね。娘は今でもよくしゃべりますね。子どもたちとのコミュニケーションはどうしていますか?」

亜沙子「私はお弁当ですね。娘たちの学校ではお弁当ですが、小学校でもお弁当で、給食がないんですよ。おかず自体は3人とも同じですが、3人それぞれに小さな手紙を書いてお弁当に忍ばせます。」

恵以子「どんなことを書いていますか?」

亜沙子「3人それぞれ授業も活動も違いますが、その日を予定する出来事について声援を送ったり、励ましの言葉を書きます。ほんの些細なことですが、娘たちの心が励みになればって思います。最近、長女がお弁当に添えた手紙をコレクションにしているそうです。しかも中学生の頃からですね。」

千栄子「いいですね。お弁当だとそれができて。息子が通う中学校では給食なので、そういうことができないですし。私は息子たちが所属している野球クラブや部活の試合で応援に行くくらい。試合は土日祝日にあるので、私は仕事でなかなか行けないですが、休みが取れたら可能な限り行くようにしています。」

恵以子「息子さんは部活は何を入っていますか?」

千栄子「息子は野球部に入っています。主人がプロ野球選手をしていましたが、主人とキャッチボールをしているうちに野球選手を目指すようになったそうです。中学の部活では野球部に、習い事として、地元の少年野球のシニアリーグに所属しています。下の息子も上の息子と同じ少年野球チームのリトルリーグに所属しています。ちなみに主人は選手を引退して、地元の接骨院柔道整復師をしています。」

恵以子「すごいですね!大変でしょうけど、がんばってくださいね。亜沙子さんの娘さんは部活は何を入っていますか?」

亜沙子「長女も次女も吹奏楽部に入っています。長女がトロンボーンで、次女がクラリネットをそれぞれ担当しています。三女はオーケストラクラブに入っており、バイオリンを担当しています。3人とも小さい頃からピアノやバイオリンなどを習っているので、コンクールでも優秀な成績を修めています。恵以子先生のお子さんは部活は何を入っていますか?」

恵以子「私は息子が中学から大学までバスケットボール部に入っています。娘は高校では美術部に入っていますが、中学では吹奏楽部に入っていました。娘は小3の時に重い腎不全を患って、主人の腎臓の1つを移植する手術を受けました。一応運動は可能ですが、長距離のランニングなどの激しい運動ができないですし、免疫抑制剤の服用と週に1回の通院があるので、運動部は無理でした。本人は美術部を希望していましたが、卒業した公立中学では吹奏楽部しかなかったので、仕方がなく吹奏楽部に。吹奏楽部では運動部のようなトレーニングが必須の学校でしたので、担当はトレーニングの必要のないパッカーションでした。娘の既往歴のことで学校側があまり理解してもらえなくて、近隣の中学校への転校も考えていました。しかし、娘は友達もいたのでなかなか転校まではいかなかったです。」

千栄子「子どもさんに病気があるときは大変ですよね。うちの子は大きな病気にかかったことがありませんが、大きな病気をすると医療費もかかりますし。」

亜沙子「ほとんどの子は大きな病気にかかることはないですからね。うちの娘たちもそう。子どもたちの健康管理を考えるのも私たち母親の役目ですからね。」

恵以子「そうですよね。どんな状況であっても、やっぱり自分の子どもの方がかわいいですもの。子どもが先に逝ってしまうことが一番悲しいことですから。子どもを育てるにはお金はかかりますけど、やっぱり命は代えられないです。高校、大学への進学、就職、結婚までまだまだかかりますが、子どもたちが独立するまで育てていきましょう。」

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(左から千栄子、恵以子、亜沙子)

 

難しい年頃の子でも、責任を持って育てていくのは親の役目。

 

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