梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

かかりつけ医療

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こんにちは。吉村(41歳・内科医)です。

今日は「かかりつけ医療」についてお送りします。

 

かかりつけ医療とは、お住まいの病院・クリニック・薬局を「自分専用」の行きつけにすることで、自分が決められた病院や薬局へ行くことになります。

 

病院は基本的に中小の病院、医院・クリニックを選ぶことになります。例えば内科は「○○内科クリニック」、整形外科は「△△整形外科医院」、精神科・心療内科は「××心療クリニック」など、自宅の近所にある病院を選び、そこで診察を受けます。大手の総合病院や大学病院は基本的に重度疾患を対象に治療を受ける医療施設ですので、かかりつけとしては選んではいけません。総合病院や大学病院での診察を希望する際は近所のかかりつけの病院で紹介状を発行してもらい、紹介状を持参の上で診察を受けることになります。

薬局は病院の近くにある薬局やドラッグストア内の処方コーナーを選びます。病院の薬は一部の内科・小児科を除き、多くの病院では医師からの処方箋をもらい、処方箋を薬局で渡し、処方される薬をもらいます。

 

かかりつけの病院や薬局を決めることで、総合病院や大学病院での混雑の緩和や医師の負担をなくすことや、自分だけのホームドクターを決めることで、無理なく相談することができます。薬局では複数の病院にかかっても、薬は一つにまとめることができます。

 

しかし、かかりつけ医療にも問題があり、中小の病院・医院・クリニックは都道府県内でもかなりの数があり、当たりはずれがあります。医師との相性が悪かったり、まともに治療を受けることができない人たちが多いです。ほとんどの病院では日曜日などの休日、深夜での診察がないため、急な体調不良で病院に行けないトラブルが相次いでいます。それでわざわざ総合病院や大学病院の救急外来へ行く人も多いです。総合病院や大学病院では紹介状のない一般の患者の診察は原則禁止ですが、総合病院や大学病院での診察を希望する人たちが多く、中小の病院とのズレが生じています。

薬局では複数の病院に通うと、複数の薬局にかかるケースが多く、薬局によってはある薬とない薬があります。

 

かかりつけ医師とのトラブルを生じさせないためには、知人やネットでの口コミや病院のホームページで調べて、自分に合った病院を選びましょう。障がいのある方はその旨を医師や看護師、精神保健福祉士等に申し出てください。薬局を1つにまとめたい方は薬局で発行している「お薬手帳」を薬剤師に確認し、ない薬がある場合は取り寄せてもらうか、すべての薬が用意できる薬局を探します。

なるべく大きな病院にかからないためには、家庭での救急処置を学びます。救急処置は医学事典やネットにあるので、それらを活用してください。夜間での電話相談は子ども(15歳未満)は全国各地にありますが、大人(15歳以上)は東京や大阪など、一部の都府県のみあるだけで、ほとんどの道府県では相談窓口はありません。平日朝から夕方までは保健師による相談ができますので、お近くの保健所や役所の保健福祉窓口にて電話をするか面談予約をしてください。

 

かかりつけの病院・薬局で自分だけの医療施設を見つけましょう。

 

というわけで、吉村でした。

また明日。お大事に。

 

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