梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

どんな資格を持ってる?(その7)

こんにちは!雛乃(23歳・看護師)です。

今週のおしゃべりカフェは「資格」・第7弾です。

今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーは私・雛乃、美緒子さん(36歳・看護師)、伊津子さん(48歳・看護師)です。

 

雛乃「今日の「梅の実弁当」です。献立はご飯(梅干し付き)、焼き魚(さば。キャベツのせん切りつき)、肉じゃが、小松菜のおひたし、漬物(桜漬け)、果物(いちご)です。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

雛乃「おいしいです。バランスが豊富で女子にはうれしいです。」

美緒子「初めて食べましたが、おいしいです。今度家族の分も買っちゃおっと。」

伊津子「野菜も入っているので、体にもいいですね。」

 

~お弁当を食べ終わったところで、本題です~

雛乃「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「資格」ですが、今回は看護師です。看護師はご存じのとおり、大学または看護学校を卒業時に国家試験を受験して合格したら取得できます。大学の場合は保健師助産師、養護教諭の資格のすべてまたはいずれかを取得することができます。今回は看護師そのものではなく、在職中に取得する「認定看護師」「専門看護師」についてです。3人とも「慶明大学附属病院」に勤務しています。私はまだ1年目の新人でまだ認定看護師も専門看護師も持っていません。お2人はどの看護師の資格を取得していますか?まずは美緒子さん。」

美緒子「私は認定看護師です。部署は泌尿器内科チームで主任をしており、そこで「透析看護認定看護師」を取得しています。ちなみに夫(大記・35歳・看護師)は「皮膚・排泄ケア認定看護師」を取得しています。」

伊津子「私は専門看護師です。部署は小児科病棟の師長で、「小児看護専門看護師」を取得しています。」

雛乃「ありがとうございます。私ですが、部署は呼吸器外科チームに所属しています。ちなみに姉(礼乃・29歳・看護師)は外来に所属しています。ところで、認定看護師と専門看護師の違いは何ですか?」

美緒子「専門的な看護を実践したり、後輩の指導をしたりするのは専門も認定も同じだと思います。」

伊津子「専門看護師は認定看護師とは違い、さらに高度な看護の仕事を行います。例えば専門知識や技術向上のための研究活動やコンサルテーションなどです。認定看護師に比べて専門医と同様に医療機関の広告などに示すことができます。ただ、どちらも医師の指示なしで単独で医療行為をすることはできません。医師の指示なしで医療行為ができるのは「ナース・プラクティショナー」だけで、欧米諸国ではすでに資格として認められていますが、日本では資格として認可されていません。」

雛乃「ナース・プラクティショナーは同期の子たちも資格を取得したい子が多くて、海外留学を目指している子が多いです。何で日本ではナース・プラクティショナーがダメなんですか?」

美緒子「日本は医師の立場が強いので、看護師が単独で医療行為をするのは医者側が難色を示していて、資格としては認められないです。国会でもナース・プラクティショナーの認可については平行線のまま。うちの部署も医者の仕事の負担が大きいので、ナース・プラクティショナーがあると楽なのにとは思いますが、こればかりはどうすることもできないです。」

伊津子「いずれはナース・プラクティショナーができるかもしれませんが、単独で医療行為ができるのは医師と歯科医師だけなので、看護師が間に挟む立場ではありません。日本では医師の指示で介助を行うのが現状です。」

雛乃「そうですか。話は変わりますが、認定看護師はどんな分野がありますか?」

美緒子「認定看護師は21分野があり、透析看護だけでなく、救急看護、集中ケア、感染管理などがあります。」

雛乃「ありがとうございます。では、専門看護師はどんな分野がありますか?」

伊津子「専門看護師は11分野があり、小児看護のほかにがん看護、精神看護、地域看護などがあります。」

雛乃「ありがとうございます。では、資格を取得するにはどうしたらいいのですか?」

美緒子「認定看護師を取得するにはまずは看護師免許があること、もう一つは実務経験が5年でかつ認定看護分野の経験が3年以上の方が対象となります。それを満たしたうえで認定看護師の教育機関で6ヵ月間の教育課程を修了し、認定審査に合格すると初めて認定看護師として登録されます。」

伊津子「専門看護師も受験資格は認定看護師と同じです。専門看護師を取得するには受験資格を満たしたうえで大学院で学びます。」

雛乃「大学院って、大学を出ないといけないんじゃないですか?」

伊津子「専門看護師の受験資格を満たしていれば、看護学校卒でも学ぶことができます。専門看護師は大学院の修士課程に専門の教育課程があるので、そこで学んで、修了とともに協会が認定をします。専門看護師も認定看護師も認定期間は5年間で、その後5年ごとに更新をしなければなりません。ところで、雛乃さんはどの分野を勉強しようとしていますか?」

雛乃「まだ決まっていませんが、呼吸器外科の分野の看護をしているので、それに近い分野ですかね。」

伊津子「それだと慢性疾患看護、急性・重症患者看護が近いですね。がん看護も呼吸器外科分野では重要な分野なので、検討してみてはいかがでしょうか?」

美緒子「認定看護師でしたら、慢性呼吸器疾患看護認定看護師が呼吸器外科では欠かせないと思います。呼吸器外科のナースでこの分野の認定看護師はまだいないので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。いずれにしても受験資格を満たすまで5年はあるので、まずは基本的な看護を学ぶことに専念して。」

雛乃「ありがとうございます。これから考えたいと思います。お2人とも、今日はありがとうございましたm(__)m」

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(左から美緒子、雛乃、伊津子)

 

大先輩に囲まれて話すの超緊張した~(-_-;)(ワラ)

次は誰が資格のことについて話すのでしょうか?

 

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