梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

学園祭(3日目・福岡)

こんにちは。諭志(高1)です。

学園祭・3日目。オール開催の東町と、今日から2日間は福岡と大阪の学園祭です。

今日は福岡の学園祭の模様をお送りします。

 

ご存知かと思いますが、6月に関西から九州までの西日本を中心とした豪雨災害があり、200人以上の方が亡くなりました。建物も流された方もたくさんおり、現在でも避難生活を続けている地域もあります。特に岡山・広島・愛媛では被害がひどかったです。

「梅の実」でも豪雨災害に巻き込まれましたが、幸い全員が無事でした。建物は被害は少ないですが、それでも被害がひどい地域では業者に修復工事を依頼しなければならないメンバーの家庭もいます。

学園祭はチャリティにしようかとみんなで考えましたが、いつも通りにやろうってことで、普通の学園祭にしています。ただ、豪雨災害の被災者のための募金コーナーを設置し、みんなで募金を呼びかけています。

 

場所は福岡県内の特設会場にて。

 

模擬店は南日本各地のご当地グルメと海外のグルメが集まりました。主なものは広島もみじチームの「お好み焼き」、香川の「さぬきうどん(うどん同好会とのコラボ)」、宮崎の「チキン南蛮」、海外では台湾の「ヤクルト緑茶」、グアムの「チャモロプレート」などを披露しました。

ぼくが所属する福岡明太子チームではいつものように「ラーメン」です。こってりとしたとんこつスープがベースで、めんは細麺。スープはケンシロウさん(ゴリラ・♂6歳)が仕込みました。味は一見こってりとしていますが、あっさりとしていておいしいです。

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この日は東町メンバーの道明(小5)が買いに来てくれました。ありがとう。味もおいしい!って喜んで食べてくれました。

まだ1日目なので、完売はまだですが、すでに完売に近づいている地域も出てきています。

 

展示では美術部などの展示のほか、広島・長崎・沖縄の「平和の展示&シンポジウム」が開催されました。

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「平和の展示&シンポジウム」では、戦争や原爆の状況のパネル展示をしたり、広島・長崎・沖縄メンバーの代表が戦争について語り、ディスカッションをしたりしました。最近では第2次世界大戦と原爆が風化してしまいかねないため、メンバーたちみんなで啓発をしないといけないです。

福岡の学園祭当日の1日目が「終戦記念日」と重なるため、12時には1分間の黙とうがありました。

 

会場では多くのお客さんと「梅の実」メンバーたちが訪れました。

 

ここで南日本支部の「イチオシメンバー」を紹介します。

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まずは山陽グループ・山陰グループから、鳥取メンバーの奨平(中1)一家です。

前列右から奨平、妹の桜姫(さくら・小4)、後列右からお父さんの椋介さん(37歳・理学療法士)、お母さんの夏珠子さん(かずこ・37歳・銀行員)です。

お父さんは地元の総合病院で理学療法士をしています。主に整形外科のリハビリを担当しています。お母さんは大手の「四菱銀行」の地元支店に勤務する銀行員ですが、子育てを優先するため、正社員からパート従業員に切り替えました。

奨平は地元の公立中学に、桜姫は地元の公立小学校にそれぞれ通っています。兄の奨平は小さい頃に心臓の先天性疾患にかかり、広島の大学病院に入院。約6時間に及ぶ手術を受けました。退院後はお父さんの病院に転院し、年に1回、通院治療を受けています。部活では(ソフト)テニス部に入っていますが、本当は文化部を希望していました。理由は今の中学校の文化部は吹奏楽部しかないため、泣く泣くテニス部を選びました。病気自体は治っているものの、激しい運動が制限されているため、地元の公立を避けて、中学受験を決意。しかし、地元に公立の中高一貫校はなく、国立中学しかありませんでした。私立でもまともな中高一貫校がなく、小6の時に中学受験で寮のある広島の私立中学を受験しましたが、不合格になりました。中学受験に失敗したことを受け、両親は部活の運動を制限してほしいと、テニス部の顧問教師に直訴し、診断書提出でなんとか許可できました。しかし、生徒同士の理解がなく、先輩たちに叱咤されることが多いです。今のところクラスや部活での同級生の友達はいますが、両親は学校でいじめに遭った場合は私立への転校を考えているそうです。ぼくも公立中学を卒業しましたが、卒業した中学では部活はパターンが決まった運動部と吹奏楽部しかなかったですからね。希望する部活がないのが嫌なのはぼくも同じでした。

きょうだい関係は奨平がしっかり者、妹の桜姫はまだお母さんにべったりの甘えっ子。そんな奨平は妹の世話をよくする優しいお兄ちゃんです。

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次は四国グループから、高知メンバーの大陸さん(だいち・28歳・看護師)です。

前列の真ん中が大陸さん。周りは高知のメンバーたちです。

大陸さんは地元にある「四国大学附属病院」・高度救急救命センターに勤務する看護師ですが、ただの看護師ではありません。

医療用ヘリコプターに乗り、現地の患者の看護をする「フライトナース」をしています。「フライトナース」は普通の看護師の白衣は着用せず、フライトナース向けの作業服を着用。現場によってはヘルメットを着用する場合があります。主に四国地区を中心に、事故現場や救急車での搬送が困難な場所で患者を看護したり、搬送順位を優先する「トリアージ」などを行っています。大陸さんは1年前にフライトナースに転向し、数々の現場に行き、そこで仕事をしています。フライトナース自体は新人ですが、入職後に高度救急救命センターの中の処置室等での看護を経験しているので、救急看護の知識と経験は豊富。フライトナースの仕事がない場合は救命センターの中の仕事をしています。将来的には救急看護の認定看護師の資格取得を目指しています。フライトナースといえばドラマ「コード・ブルー」で話題になりましたね。

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最後は九州グループから、鹿児島メンバーのこの実さん(33歳・演歌歌手)です。

右がこの実さん、左が師匠で作曲家の阿久井さん(66歳・作曲家)です。

この実さんは山口県出身。高校卒業後に歌手を目指して上京しましたが、うまくいかず、東京で行われた歌謡ショーに出演し、そこで阿久井さんの目に留まり、東京から鹿児島に渡り、阿久井さんの元で修業をしました。27歳で演歌歌手としてインディーズデビューし、インディーズ時代の下積みを経て、30歳でメジャーデビューしました。現在は九州を拠点に、全国で音楽活動をしています。

阿久井さんは演歌・歌謡曲を中心とした作曲家で、多くの歌手を育て上げました。この実さんの曲もすべて手掛けています。

 

他にもいろいろなメンバーたちを紹介したいのですが、スペースの都合で省略します。

学園祭の合間にもメンバー同士で模擬店のフードメニューを食べたり、県の垣根を越えて、メンバーたちが仲良くおしゃべりをしたりしていました。

 

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最後はみんなで記念撮影。トルコメンバーのケイラ(12歳)、ブラジルメンバーのセサル(17歳)と一緒に。みんなでピースサインのポーズが決まりました。

 

あっという間に福岡の学園祭・1日目が終了しました。

 

2日目はミニライブで、先ほど紹介したこの実さん、「早春女子学院」らが出演します。

 

明日は大阪の学園祭の模様をお送りします。

 

(つづく)

 

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