梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

くじら肉と日本

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毎度!寅彦(56歳・料理人)です。

今日はくじら肉についてお送りします。

 

くじらはご存じのとおり、海に生息する、魚に近い「哺乳類」です。

くじら肉はくじらを使った肉で、その昔の日本ではくじら肉を食用として食べていました。

一番多用したのは学校給食で、「くじら肉の竜田揚げ」「くじら肉の大和煮」「くじら肉のオーロラソースノルウェー風という名前もある)」など、数々のくじら肉を使ったメニューが登場しました。60年代、70年代頃の日本は、普通の肉や魚は高価で手に入りにくく、比較的手に入りやすいくじら肉を多用していました。70年代後半以降からは普通の肉も登場し、普通の肉や魚のメニューとくじら肉のメニューを併用して登場しました。

学校給食以外でははりはり鍋専門店の店やくじら肉専門店がくじら肉を使っています。

 

しかし、ノルウェーを除くヨーロッパやアメリカの国ではくじらを食する日本を批判し、くじらの保護のために、世界で反対運動を起こしました。1980年代後半にくじらの捕鯨を禁止にし、日本も禁止に賛同をしなければなりませんでした。

くじらの捕鯨が禁止になった日本では学校給食にくじら肉のメニューが姿を消しました。

しかし、調査捕鯨は禁止されておらず、日本は調査捕鯨のためにくじらを捕鯨し、くじら肉を流通し、主にはりはり鍋などのくじら肉専門店に提供されます。くじら肉専門店でははりはり鍋などのくじら料理のほか、一部のおでん店ではくじらの「コロ」を具材として入れています。

政府ではくじらの捕鯨を復活させようと、海外に提案しようとしますが、多くの国で痛烈な批判を受けることが予想されます。

 

「梅の実」の40代以上のメンバーにアンケートをしたところ、くじら肉を食べたいという人は20%で、残りはくじら肉は嫌い、食べたくない人がほとんど。中にはくじらの捕鯨の乱立で環境が破壊される心配をされている人もいます。

くじら肉はその当時はたんぱく質が肉よりも豊富で、子どもにたんぱく質をとらせたいという思いでくじら肉を多用しました。すじが多く含んでおり、かむ力を養う効果がありますが、かみ切れなくて残した子どもが多かったことや、独特の臭みが敬遠していました。

現在はくじら肉は高級品となっており、一般の庶民には手に入らなくなりました。スーパーやデパートの食料品コーナーでもくじら肉をたまに見かけますが、昔に比べて高くなっています。

 

当時くじら肉を食べていた40代以上の大人たちも、あのころは嫌だったけど、今はすごく懐かしいと思っている人もいると思います。今日は家族でくじらについて語り合いましょう。

 

というわけで、寅彦でした。

さいなら。

 

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