梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

お仕事いっぱい!~生命保険の営業編~

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***出演***

裕美(34歳・保険会社勤務)

友一(33歳・メーカー勤務)

 

(一言)

私は大手生命保険会社で営業をしています。知人の紹介で今の仕事をしています。

 

生命保険の営業は「保険外交員」「営業職員」とも言います。生命保険は大手の生命保険会社を中心に、中小や外資系の保険会社もあります。客は個人の家を訪問してその家族に保険を契約するか、会社を訪問して社員たちに保険を契約をすることになります。

生命保険の営業になるには各生命保険会社の採用試験に合格をして入社をするのですが、その後は研修を受け、「生命保険一般課程試験」に合格をして、初めて仕事をすることになります。「生命保険一般課程試験」は生命保険の営業をするために必要な資格で、多くの会社では一般課程試験合格を義務付けられています。新卒や中途関係なく、大学等の学校やハローワーク、転職サイトにエントリーをして、就職試験を受けるのがほとんどですが、大手の生命保険会社の場合は友人・知人の紹介やハローワークの街頭で生命保険会社の社員に声をかけられ、それが縁で大手生命保険会社に入社をし、一定の研修を受け、「生命保険一般課程試験」に合格をして、仕事をすることになります。研修期間中は給料をもらうことができますので、転職活動中でも安心です。

生命保険の営業では保険の契約をとると給料がアップするシステムで、基本給に「歩合給」という契約をとった時の給料が加算されます。たくさん契約をとるたびに給料がアップされ、やりがいも出てきます。上位の成績だと、たくさんのごほうびがあり、豪華な商品をもらったり、一流料理を堪能したりすることができます。また、大手生命保険会社では友人や知人を紹介したり、ハローワークで求職中の女性を声掛けをし、採用する仕事もしないといけないです。

 

生命保険の営業の問題点は、ネット保険や保険を扱う店舗の増加で、直接契約をする人が減ってきて、仕事に影響が出ていることです。ネット保険はパソコンやスマホタブレットで入力をして、すぐに契約ができるため、人と会うことを避けて保険の契約をすることができます。保険を扱う店舗は大手や中小、外資の生命保険の会社をすべて扱っており、専門の社員が各生命保険会社の商品の提案をします。各生命保険会社の商品をいろいろ見ることができ、保険料の節約につながるため、生命保険会社の社員との直接契約をして、契約をした保険の見直しのために、店舗を訪れ、そこで契約をする客が多いです。最大の利点は直接契約の場合は告知と審査が必要なため、煩わしい審査を受けなければなりませんが、ネット保険では審査が必要がなく、気軽に保険の契約をすることができます。ネット保険や保険の店舗の登場により、私たち保険営業の仕事が減っていき、会社にも影響を及ぼします。あと、解約があった場合はペナルティとして給料が減ってしまう問題もあります。

生命保険の営業のスキルとしては、コミュニケーション能力です。営業職はどこの仕事もそうですが、人とのコミュニケーションが取れないと仕事は難しいと思います。コミュニケーションはただしゃべるのが上手なだけではなく、聞き上手で秘密を守ることも重要な能力です。商品知識も重要なスキルとなっています。生命保険の営業は「生命保険一般課程試験」に合格をしたあと、その後ステップアップとして、「生命保険専門課程試験」「生命保険応用課程試験」「変額保険販売資格試験」「生命保険大学課程試験」を受けることになります。会社や社員によっては「ファイナンシャルプランナー」の資格を取得するところ・人もいます。

生命保険の営業は歩合給制なので、保険を契約するたびに給料がアップされますが、契約が取れない場合は給料は上がりません。仕事ができる営業は安定した生活ができますが、仕事ができない営業は非正規社員以下の給料をもらうことになり、生活も厳しくなります。仕事がきつくなり、辞める社員が後を絶ちません。保険商品は終身保険や死亡保険、医療保険がん保険など種類が豊富です。外資の保険会社は医療保険がん保険が中心ですが、大手生命保険会社は終身保険の契約が中心で、会社でも終身保険の契約をとるように言われます。しかし、多くの客は終身保険よりも医療保険がん保険を契約する人が増えており、終身保険の契約は保険料が高いため敬遠します。生命保険は、不況の今は保険料が高い終身保険を契約せずに、保険料が安い医療保険の加入が定番となっており、今の家庭のライフスタイルの変化に対応しないといけない時が来ています。

 

生命保険の営業は外資や一部の大手社員では正社員の扱いで、定年はありますが、大手生命保険会社の営業は委託契約扱いですので、定年はなく、20歳から80歳までの女性の方が働いており、子育て中でも60歳を超えても働くことができます。生命保険の営業を目指す人はぜひ挑戦してくださいね。(裕美)

 

(他のみんなからひと言)

>私は大手生命保険会社で営業職員をしています。仕事は約30年以上のベテランなので、長年おつきあいをしているお客さんから新規で契約をしたお客さんまで、たくさんの人たちのライフプランを提案しています。(久代・50歳・保険会社勤務)

>私のお母さん(利砂子・40歳・保険会社勤務)は大手生命保険会社で営業をしています。私が小学生の時にお父さんが病気で亡くなり、知り合いの生命保険の営業の方からの紹介で、お母さんは今の仕事をしていますが、営業成績がよくなくて、夜は飲食店の洗い場のパートを掛け持ちしています。ほとんどの人が安い生命保険を契約するのに、お母さんの会社では高い生命保険を契約しないといけない。生活が本当にきついです。(名保美・中3)

 

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