＊＊＊出演＊＊＊
佐藤（52歳・メーカー勤務）
古木（58歳・メーカー経営）
（一言）
今日は人事の仕事についてお送りします。
人事は名前の通り、従業員を採用するための仕事で、主な仕事は就職・転職の採用試験の選考、社内教育システムの構築、各地の就職フェアに出席をして、学生や転職者の面接や会社説明会をします。
人事の仕事をするには各会社の採用試験に合格をしなければなりません。新卒社員の場合は特に資格と経験は必要なく、先輩たちの仕事を一から覚えますが、中途採用の場合は人事部（人事課）での実務経験者に限ります。応募資格は新卒社員は大卒以上に限りますが、中途採用の場合は実務経験者であれば年齢は関係ありません。新卒社員の場合は各会社の新卒者対象の募集にエントリーをしますが、中途採用の場合はハローワーク、転職サイトで各会社の採用試験にエントリーをします。即戦力になれるほどの経験者の場合はスカウトシステムを利用して会社からのオファーを待つことは可能ですし、40歳以上の中高年の場合は人材バンクに登録をして、そこで仕事を探すことも可能です。
大手企業と一部の優良企業の場合は会社内に人事部（人事課）があり、その専門社員が担当しますが、中小企業の場合は一部を除き、会社の社長が人事を担当することがほとんどです。
人事の問題点と言えば、自分のミスで悪い社員を採用してしまうことです。特に中途採用の場合は即戦力を求めますので、面接では経験者と言っている社員でも、実際は全くの未経験者や転職をくり返す経験のある社員を採用してしまい、結果、社員自ら退職したり、スキル不足で社員を解雇せざるをなくなってしまいます。また、社内の人間関係が原因で辞めてしまう社員もいます。直接的には退職・解雇される社員に問題がありますが、こういった社員を採用してしまった人事にも責任はあります。
悪い社員を取らないためには、毎回ある採用試験で人物を見極めないといけないです。新卒の場合は大学で何を学んだのか、クラブやサークル活動、ボランティアの経験、アルバイトの経験、この会社で何がしたいのかを聞く必要があります。中途採用の場合は各仕事の経験の有無、資格や免許の有無とその経験の有無、この会社で何がしたいのかを聞く必要があります。パート・アルバイト従業員の場合は趣味や家庭の事情も把握し、希望する時間帯や曜日も聞かなければなりません。
人事は簡単なようで、実は難しい仕事。人相手なので、即戦力になる人材が必要な大事な仕事です。人事の仕事がしたい方はぜひ挑戦してください。（佐藤）
（他のメンバーからひと言）
＞わしは鳥取県内の会社の社長をしていますが、人事は基本的に社長であるわしが担当しています。即戦力のある社員がほしいのですが、なかなか現れないのが現状で、採用は頭を悩まされます。（古木）
＞ぼくのお父さんは大手企業の人事部で課長をしています。人事は人を採る仕事なので、本当に大変だと思います。ぼくはやりたくないですね。（直樹・中1）
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