梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

食育と家庭

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こんにちは。香奈恵(40歳・管理栄養士)です。

今日は「食育と家庭」について、私の持論を合わせてお送りしたいと思います。

 

「食育」とは、食によっていろいろな学習をすること、食の意識を育てることなどです。

食育は本来は家庭で行うもので、家庭外で行うものではありません。

 

食育を重視するとして、学校給食があがりますが、学校給食は食育の場ではありません。確かに日本の食文化を学んだり、野菜などの産地を学ぶことでは学校給食が役立っていますが、学校給食の本来の目的は「しつけ」であり、「残さないように食べること」「好き嫌いはしてはいけない」「作ったものに感謝しろ」って言われながら、給食を食べなければなりません。「しつけ」教育を重視している学校給食に食育はなじまないと思いますし、いろいろな病気や国籍を持つ子どもがいるため、それに対して多様化されていないのも大きな問題です。

もう一つは「子ども食堂」で、貧困の子どもに対して無料または割安な値段で食事を提供する場所をボランティアや団体を中心に実施していますが、実は本家の子ども食堂は貧困の子ども目的に作られたものではなく、子どもや地域住民に対する憩いの場として作られたものです。それがいつの間にか貧困の子どもの食事提供のサービスが定番化し、子どもには無料提供をした一部の子ども食堂では材料費などの支援がなく、つぶれてしまったところもあります。子どもにとっても「子ども食堂=貧困の子ども」のイメージが強く、一人ではなかなか行きづらくなってしまいます。親(特に母子家庭の母親)も子ども食堂や学校給食に頼りすぎているのも問題となっており、家庭での食事がおろそかになってしまいます。

 

家庭ではどんな状況であろうと、食育は家庭で行うべきです。

赤ちゃんが生まれて、最初が粉ミルクまたは母乳ですが、6か月後には離乳食が始まります。離乳食は家庭で手作りで行い、食品添加物が入っているものはなるべくは控えましょう。びん詰の離乳食は便利ですが、食品添加物が入っており、どんな食材を使っているのかもわからないので、おすすめできません。

 

 

離乳食の食材自体は同じでも、やわらかく、食べやすいものを工夫しましょう。作った離乳食を冷凍保存するのもおすすめです。食物アレルギーの心配のある方は、事前に赤ちゃんの血液検査を実施し、その結果によって、食べれる食材を決めておきます。尚、1歳未満の赤ちゃんの場合ははちみつや硬度1000以上の硬水は与えないでくださいね。

成長とともに食べる量や食べれる食材が増えていき、幼稚園や保育園に行きだすと、食事もかわってきます。保育園では給食ですが、幼稚園ではお弁当のところと給食のところがあります。

小学校に入るとほとんどの学校で学校給食があります。一部の私立小学校ではお弁当のところがあります。

中学校では神奈川を除く東日本では学校給食、神奈川と西日本ではお弁当とデリバリー式の弁当給食に分かれます。私立中学校ではお弁当で、学食や売店を利用できるところがほとんど。一部の私立中学でも学校給食のところがあります。

高校ではほとんどがお弁当で、学食や売店があるのがほとんど。学校給食は定時制高校と特別支援学校だけはありますが、一部の私立高校でも学校給食のところがあります。

幼稚園と中学・高校ではお弁当を作らなければならないのは、親にとっては憂鬱ですが、お弁当は食育を学ぶための重要なもので、年齢によって味や好みが変わってきます。無理やり嫌いな食材を入れることはせず、食べやすいものからスタートをします。

(幼稚園)

好き嫌いをなくしちゃおーッ!3歳からのおべんとう

好き嫌いをなくしちゃおーッ!3歳からのおべんとう

 

 

園児のかわいいおべんとう (はじめてママもこれならできる)

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かんたん! かわいい! はじめての園児のおべんとう

かんたん! かわいい! はじめての園児のおべんとう

 

 

はじめてでも大丈夫!きほんの園児おべんとう

はじめてでも大丈夫!きほんの園児おべんとう

 

幼稚園の子どものお弁当は食べやすく、見た目がかわいいもので。キャラ弁は入園早々にいきなり作るのではなく、お弁当作りがもう少し慣れてから始めましょう。少食の子には小さめのお弁当箱で食べやすく、残すことがない工夫をしましょう。

(中学生・高校生(女子))

JKべんとう

JKべんとう

 

 

 

まずは中学生・高校生のお弁当ですが、男子と女子によって食べる量が異なるので、まずは女子向け。かわいくするのはもちろんですが、幼稚園の子どものようにキャラ弁にする必要はありません。お肉や魚、野菜…とバランスの良いお弁当が望ましいです。子どもからのリクエストを聞いて、それに基づいて作るのも◎。

(中学生・高校生(男子))

毎日ラクラク!  中高生のお弁当304 (エイムック 4199)

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男子の場合は女子よりも多めに。見た目よりもガッツリ食べれるものを工夫しましょう。食べる量や運動の有無に合わせて作ってください。男子向け弁当の本は若い男性やお父さんにも使えます。

どの世代でも共通することはやはり安全性です。昔はお弁当をお弁当袋に入れて持って行きましたが、今は食中毒が季節問わず流行しているので、保冷剤は必須となります。保冷剤は100均でも売っていますが、ケーキや惣菜を買った時の保冷剤を集めてまとめて冷凍庫で保存をするとそのまま使うことができ、破れない限りくり返し使えます。お弁当袋の中にお弁当と保冷剤1~2個を。夏場は3個以上を入れましょう。

 

家族の食事を作る時に必要なのは手間と時短です。

作る手間はやはり必要で、手の込んだものまではいかないですが、家族にどうおいしく食べるかの手間は工夫をしないといけません。

その反対に時短はここ最近よく耳にしますが、私も含め、働いている親が多いため、限られた時間内で料理を作ること、その料理の保存方法とその使い方が重要になってきます。

1つは冷凍保存です。一部の食材では冷凍保存ができないものがありますが、その日買ってきた食材を下処理をして、冷凍保存をします。冷凍保存したものを翌日使用します。あらかじめゆでたり、焼いたりなどの調理をしているので、あとは楽です。

2つは作り置きです。1週間以内で保存ができる料理を作り、その日に使いまわします。そのまま食べるだけでなく、他の料理にリメイクするのも手です。

忙しい人専用 「つくりおき食堂」の超簡単レシピ (扶桑社ムック)

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たっきーママの 簡単作りおきと時短おかずで朝すぐ!弁当 (扶桑社ムック)

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つくおき 週末まとめて作り置きレシピ (美人時間ブック)

つくおき 週末まとめて作り置きレシピ (美人時間ブック)

 

最近では作り置きのレシピ本も出版されているので、忙しい女性たちの味方ですね。

 

最後は限られた場所で家庭菜園に挑戦しましょう。

畑のある家ならそれが可能ですが、家庭ではベランダや庭を利用し、そこで育てやすい野菜やハーブを栽培します。親だけで栽培をするのではなく、子どもたちも栽培に参加し、野菜の育て方を学びます。そうすることで子どもは作った野菜を自然と食べることができますし、この野菜はこう作るんだと発見します。

 

家庭の味は家庭でしかない味。家庭での食育はやることがいっぱいあります。

母親と子どもと一緒に家庭での食育を楽しみましょう。あと父親も一緒に。

 

というわけで、香奈恵でした。

また明日。

 

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