梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

学校の掟~校則(その2)~

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***出演***

真知子(中1)

綾介(48歳・中学教師)

 

(一言)

今日は公立中学の生徒の髪型についてお送りします。

公立中学の髪型は年々変化してきました。

 

男子は前髪が目にかからない程度であれば、自由。丸刈りの子もいるし、スポーツ刈りや普通の長髪の子もいる。ただし、ロン毛は禁止だけど。

女子は男子と同様に前髪が目にかからない程度。長ければ切るか、伸ばしておでこを上げないといけないです。ショートカット、おかっぱ、セミロングもいますが、問題なのがロングヘアの髪の扱い!その昔は三つ編み、2つくくり、ポニーテール、ツインテールは可能でしたが、現在は1つくくりしかできません。ポニーテールもダメです。首の位置に1つにまとめて、くくらなければなりません。学校ではみんな同じ髪型なので、本当に嫌です!!

 

男子の髪型はかつては丸刈りオンリのところがありました!

いわゆる「丸刈り強制」で、戦後の高度成長期にはすべての中学で丸刈りが強制され、1970年代からは私立中学と一部の地域では廃止になりましたが、愛知、千葉、兵庫の神戸、熊本、鹿児島の奄美大島などでは90年代まで丸刈り強制が行われ、生徒や保護者を中心に反対運動が起こりました。2000年代ではほとんどの公立中学で丸刈り強制が廃止となり、丸刈りはしたい子だけがすればいいこととなりました。当時の中学生では丸刈り強制は当たり前だったみたいですが、私の時代では考えられないです!!

男女全体の髪型も、70年代、80年代では厳しくなり、90年代の「ゆとり世代」では髪型がやや自由に。2000年代からは70年代と同じように厳しくなり、ロングヘアのヘアスタイルの選択の自由ができなくなりました。強制する髪型は根拠もなく、自分たち教師のやりたい放題でやっているだけ。その指導している教師も70年代、80年代の校則で過ごした世代。自分たちも中学時代は厳しくしているから、お前らも厳しくさせようという魂胆が見え見え。髪型はもっと自由にしてもいいと思う!!

 

そんな公立中学の校則は地獄ばかり。この続きは次回お送りしたいと思います。(真知子)

 

(他のみんなからひと言)

>私も髪型は自由にできません!中学だけでなく、系列の小学校でも同じ髪型です。丸刈り強制まではないものの、学校は刑務所と同じです!!(秀美・義務教育学校7年)

>私は80年代のあの厳しい校則を過ごした世代です。私が住む愛知では丸刈り強制が当たり前のようにあり、丸刈りの長さまで決められていました。のちに当時の生徒と卒業生、保護者が反対運動を起こし、2000年代ごろに全面廃止となりました。中学教師となった今は今の校則を変えるため、生徒会とともに企画・運営に携わっています。(綾介)

 

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