梅の実学園の仲間たち

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家庭薬と医療薬

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こんにちは。玲菜(26歳・薬剤師)です。

今日は家庭薬と医療薬についてお送りします。

 

家庭薬は薬局(薬店)、ドラッグストアに売っている薬で、薬の副作用リスクレベルによって、第3類医薬品、第2類医薬品、指定第2類医薬品、第1類医薬品、要指導医薬品に分類されます。

第1類医薬品と要指導医薬品は薬剤師がいないと購入をすることができませんが、指定第2類医薬品以下の医薬品では薬剤師がいなくても、登録販売者がいれば購入することができます。

 

これに対し、医療薬は病院で処方される薬で、病院を経由して、近くの調剤薬局でしか手に入ることができません。医療薬の説明は薬剤師でないとできません。

家庭薬の場合は普通の商品のように薬の単体価格+消費税で販売していますが、医療薬の場合は一部の世帯を除き、保険証持参で3割の自己負担で薬代を払うことになります。

医療薬の場合、確定申告で医療費を申請すれば、その分を控除されます。家庭薬の場合は基本的に医療費の控除はありませんが、「セルフメディケーション税制」制度により、一部の家庭薬でも医療費控除を受けることができます。詳しいことについてはリンクを貼っておきますので、そちらをご確認ください。

 

家庭薬の種類ですが、かぜ薬、胃腸薬、解熱鎮痛剤、栄養剤、目薬、湿布薬、かゆみ止め薬など、いろいろな種類があります。子ども向けの薬や女性向けの薬もあります。

医療薬の種類は家庭薬と同じ種類がありますが、抗がん剤や高血圧薬、心臓病治療薬、糖尿病治療薬、向精神薬などの薬は医療薬でしか手に入ることができません。医療薬を手に入るには、医師や歯科医師の診察を受け、処方箋をもらわなければなりません。その処方箋を薬局の薬剤師に渡して、初めて医療薬が手に入ることができます。

 

家庭薬はどの人にも手に入ることができ、自分で治療をすることができるのがメリットですが、医療薬に比べて効能は低く、長期連用で副作用のリスクが高まります。医療薬は家庭薬では治せなかった病気の治療として用いることができますが、医師の診察が必要なことと、保険証などを持たないと手に入ることができません。

 

セルフメディケーション税制についてはホームページをご覧ください。

ご存じですか?OTC医薬品の医療費控除制度(日本OTC医薬品協会):http://www.jsmi.jp/what/index3.html

家庭薬も医療薬もメリットもあれば、デメリットもあります。自分の症状に合わせて家庭薬と医療薬を使ってください。

 

というわけで、玲菜でした。

また明日。お大事に。

 

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