梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

グアムに行こう!

こんばんは。雪子(28歳・銀行員)です。

「梅の実学園」の学園祭が今年に限り、グアムでの開催が決まり、代表メンバーを決めるのに凡走中。

他のチーム・地域ではすでにメンバーが決まり、準備も始まっている。

 

私が所属する大阪ニュータウンチームではメンバー決めに難航している。

子どもメンバー2名は何とか決まったが、大人メンバー1名は一向に決まらない。

ちなみに私は金銭の交渉人として、支部代表として参加することが決まった。決めなければならないのは私以外の大人メンバーたちのチーム代表としてのグアム行きだ。

 

キャプテンの均くん(高1)から電話がかかってきた。

雪子「もしもし。」

均「あ、均ですけど、大人メンバーたちの参加者は決まったのですか?」

雪子「まだ…みんな仕事や用事などで忙しくて、グアムには行けないって。」

均「困ったな…引率する大人がいなかったら困るんだけどな。」

雪子「どうしよう。」

均「他に連絡をしていないメンバーはいないですか?」

雪子「…あ、千聖(24歳・銀行員)がいた。」

均「千聖さんか…あの人、チーム会合にもイベントにも一切来ない人でしょ?」

雪子「私とは同じ会社の同僚で、2人でご飯を食べるくらい。チームの集まりは苦手だから行きたくないって。」

均「他に行ける人がいないんだったら、千聖さんに参加させてもらう以外ないよ。雪子さん、千聖さんにグアムに行ってもらうようにお願いしてもいいですか?」

雪子「…わかった。」

と、千聖にグアム行ってもらうよう、交渉することになった。

 

千聖に電話してみた。

千聖「もしもし。」

雪子「もしもし、雪子だけど、今いいかな?」

千聖「はい。」

雪子「今年の学園祭、グアムで開催することが決まったんだけど、グアム行き、大人メンバーを代表して、千聖に行ってもらうことになったんだけど、大丈夫?」

千聖「え!?嫌です。私のこと知っていますよね?会合やイベントには一切参加したくないって。他に参加できる人いるじゃないですか?他の人に頼んでもらえないですか?」

雪子「他のメンバーには全員連絡したんだけど、みんな用事があってダメなの。あとは千聖だけ。」

千聖「そんな!私無理です!!もう一度他の人と交渉してもらえないですかね!?」

雪子「それはダメ。千聖以外いないの。それに私も支部代表として行くことが決まったから、チーム代表として千聖も一緒にグアムに行こうよ!」

f:id:umenomi-gakuen:20190527171438j:plain

千聖「…。」

千聖は何も言わなかった。

 

後日、私宛にメールが来た。千聖からだ。

>いろいろと考えましたが、雪子さんと一緒であることと、他のメンバーとのかかわりを持たないことが条件だったら、行きます!(千聖

よかった…千聖がやっと参加してくれた…。

 

私と千聖は数日間旅行のためという理由で、会社に有給を申請し、受理された。

グアム行きまで半週間あるので、それまで2人で準備しないと。

 

ランキングに参加しています。ぽちっと押してください!

にほんブログ村 イラストブログ イラストエッセイへ
にほんブログ村

にほんブログ村 イラストブログ オリジナルイラストへ
にほんブログ村


エッセイ・随筆ランキング


イラストランキング