***出演***
喜人(24歳・野球選手)
(一言)
ぼくは関東の某プロ野球球団に所属する野球選手です。ピッチャーをしており、各試合に出場しています。
野球選手はアマチュアの場合は小学生から社会人まで誰でもなることができます。プロの場合は高卒以上の野球経験者でないとなることができません。1つはプロ志願届を提出し、10月ごろに行われる「ドラフト会議」で各球団に指名され、球団との交渉の末に入団をすることが近道です。もう1つは各球団のプロテストを受験し、合格をすれば入団をすることができます。アマチュアの場合は小学校から大学までの学校では硬式または軟式の野球部に入部。または小学生・中学生の場合は地元の少年野球に所属します。社会人の場合は硬式野球部のある各会社に入社をすることになります。
プロ野球の場合は1軍、2軍、育成(巨人・ソフトバンク・広島は3軍)に在籍し、それぞれの下で練習をし、実力が付ければ上の軍に昇格ができますが、故障や実力が下がってしまった場合は下の軍に降格されます。1軍にいればプロとして活躍できる場が広がり、年俸も伸びてきます。
野球選手の問題点は、戦力外になった場合、仕事を探さなければなりません。
大半が在籍していた球団とは別の球団でプロテストを受けて、合格をすれば再び野球選手としての仕事ができますが、それはほんの一握り。多くが引退し、球団の職員になるか、飲食店を開業したり、専門学校に進学して、資格を取得するのがほとんど。中には会社員として仕事に就いたり、農業に従事する人もいます。仕事がなくて、フリーター生活の人もいます。
野球選手は実力の世界なので、仮に1軍にいても、ずっと野球選手として活躍できる保証はありません。有名選手でさえも戦力外になってもおかしくありません。体と相談しながら厳しい練習に耐えなければなりません。
野球は団体競技なので、優勝した時の喜びをチームメイトと一緒に分かち合うのが一番の醍醐味です。男子が中心のスポーツですが、近年は女子野球も増えてきました。野球選手を目指す方はがんばってください。(喜人)
(他のみんなから一言)
>ぼくは高校卒業後に関西の某プロ野球球団に入団し、野球選手として活躍しましたが、けがで結果が出ずに戦力外になりました。現在は資格取得を経て、柔道整復師として仕事をしています。(審司・42歳・柔道整復師)
>ぼくは中学校の部活と少年野球で毎日練習をしています。将来はプロ野球選手を目指しています。その前に高校受験ですね。(直人・中2)
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