人気役者の映画・ドラマ（その34）

あけましておめでとうございます。伸三（45歳・幼稚園教師）です。

今年も「梅の実学園の仲間たち」をよろしくお願いいたしますm(__)m（尚、「梅の実学園」メンバーたちは2020年になっても年齢は変わりありませんので、ご了承願います）

新年最初の今日は「人気役者の映画・ドラマ」をお送りします。

今月は「高島忠夫」さんをピックアップ！

高島さんは日本の俳優・タレントで、多くの作品を残しました。

今日はすべてではありませんが、高島さんの俳優としての作品を紹介します。

戰艦大和 [DVD]

まずは「戦艦大和」です。1953年に放映された映画です。高島さんは「関西学院大学」在学中の1951年に新東宝スターレットの第1期生として芸能界入り。同期には天知　茂さん（故人）らがいました。芸能界入りをしたことで、大学を中退し、21歳で上京し、俳優座で俳優の勉強とボイストレーニングをし、この時に歌の才能が認められました。映画デビューは1952年に「恋の応援団長」で、1950年代から1960年代まで100本以上の映画に出演し、1956年から放映された「坊ちゃん」シリーズでは当たり役となり、一躍トップ俳優として地位を確立しました。ドラマデビューは1958年に「あんみつ姫」に出演しました。

悲しい色やねん [DVD]

次は「悲しい色やねん」です。1988年に放映された映画です。1960年代後半からは映画の出演が少なくなり、ドラマや舞台の出演が増えてきました。1963年に女優の寿美花代さんと結婚し、俳優の高嶋政宏さんと高嶋政伸さんの2人の息子さんをもうけました。子どもは政宏さんと政伸さんの2人だけですが、実は結婚後に長男がいました。しかし、長男が1964年に当時17歳の家政婦の少女によって殺害され、わずか生後5か月でこの世を去りました。したがって、戸籍上では政宏さんが次男、政伸さんが三男です。「悲しい…」では次男の政宏さんとの親子共演を果たしました。

怪獣島の決戦 ゴジラの息子 東宝DVD名作セレクション

次は「怪獣島の決戦ゴジラの息子」です。1967年に放映された映画で、高島さんは「ゴジラ」シリーズの映画に多数出演しています。1970年代からは本格的にタレントとしての活動がスタートし、奥さんの寿美さんとともに料理番組「ごちそうさま」に出演し、1998年の放送終了まで、長きにわたって夫婦で共演しました。CMでも夫婦で共演し、主な作品では「月桂冠」、味の素の「パル・スイート」など。富士フィルムの「写ルンです」では政宏さん・政伸さんも加えて、家族4人での共演もしました。1976年に「クイズ・ドレミファドン！」で司会を務め、一躍人気番組に発展しました。「ドレミファドン」では高島さんが「イェーイ！！」の決めゼリフは番組の代名詞にもなりました。また、「ゴールデン洋画劇場」では映画解説を務め、いずれも長きにわたって出演しました。1993年には家族4人でファミリーコンサートを定期的に開催しました。

高島忠夫の坊ぼん罷り通る(DVD) KHD-016

最後は「うつへの復讐～絶望からの復活～」です。写真はちょっと違いますが(^_^;)、2007年に放送されたドキュメンタリー番組＆ドラマで、高島さんは家族そろってインタビューで出演。再現ドラマ部分は松方弘樹さん（故人）が高島さんを演じました。この番組の放送のきっかけですが、高島さんは1970年代に糖尿病を発病し、一時はダイエットに成功をしたものの、禁酒していたお酒の飲酒を再開し、それが元で不眠症、アルコール依存症を発症しました。1997年から1998年にかけて「ごちそうさま」の司会交代や母親の病気などがきっかけで、1998年に重度のうつ病を発症し、芸能活動の休止および再開をしながら闘病生活を続けました。2007年に完全復帰し、以降は家族とともにうつ病への理解を深める活動を行いました。その時の一つが今回のドキュメンタリー番組でした。しかし、うつ病は克服したものの、さらにパーキンソン病、不整脈で闘病生活を強いられました。2019年に帰らぬ人となりました。

高島忠夫さんは2019年に老衰のために死去しました。88歳でした。その後は家族のみで密葬を行い、お別れの会はありませんでした。1960年代までは映画俳優として多くの映画に出演し、1970年代以降は俳優やタレントとして、ドラマやバラエティ番組に多数出演し、役者として、司会者として活躍しました。晩年はうつ病を中心に病との戦いが続き、波乱万丈の人生でした。高島さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

次はどの役者さんが登場するのでしょうか？次回もお楽しみに。

というわけで、伸三でした。

また明日。

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