梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

みんなの受験対策(その15)

こんにちは!晃二(高1)です。

今年最初のおしゃべりカフェは「受験」・第15弾です。

1月から3月までは受験のシーズン。大学受験に高校受験、中学受験と、この季節は一番の正念場となります。

大学を受ける男子が圧倒的に多いですが、短大を受験する男子もいます。女子は短大を受験する人が多いですが、男子が短大でどんな学問を学んでいるのでしょうか?

今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーはオレ・晃二、準先生(28歳・保育士)、大記さん(35歳・看護師)です。

 

晃二「今日の「梅の実弁当」です。献立はご飯(梅干し付き)、豚肉の野菜ロール巻き(キャベツのせん切り付き)、黒豆、三色なます、漬物(千枚漬け)、果物(みかん)です。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

晃二「ん!おいしい。」

準「今日はおせちの残り物が多いね。ま、うまいけどね。」

大記「家でもおせちを食べたけど、ここでもおせちが出るとは…。」

 

~お弁当を食べ終わったところで、本題です~

晃二「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「受験」ですが、今回は短大を受験した男子についてお送りしたいと思います。ぼく自身は大学進学を希望しているのでアレなんですが、短大に進学した男子は果たしているのでしょうか?今回は短大を卒業したお2人にどの短大に進学したのかを教えてもらいたいと思います。まずは準先生。」

準「オレは都内にある「梅実短大」を卒業しました。専攻は保育科で、卒業後は西町にある「梅実保育園」で保育士をしています。」

大記「オレは神奈川にある「関東医療短大」を卒業しました。専攻は看護学科で、卒業後は都内にある「慶明大学附属病院」で主任の看護師をしています。」

晃二「ありがとうございます!ところで、短大に進学したきっかけはありますか?」

大記「今の後輩の男性看護師はほとんどが大卒者だけど、オレの時代では短大か看護学校しかなかったんだ。それで親と相談して、短大に進学することになったんだ。」

準「オレは大学卒業後に今の短大に進学しました。」

晃二「大学はどこの大学だったのですか?」

準「「甲武大学」で専攻は経済学部でした。」

大記「なんで保育士を選んだの?」

準「手に職をつけたくて、保育士を選びました。どちらかというと、一般企業で働くのは性に合わないので、絵や音楽を活かせる仕事がいいのと、子どもが好きだったのもあり、保育士にしました。」

晃二「そうだったんですか。」

大記「保育士は今は人材不足だからね。」

晃二「何でですか?」

準「待機児童の数が多くて、うちの保育園でも例外ではないんですよ。保育園に通う子どもの数が多すぎて、保育士の数が足りてないんですよ。それで仕事がハードで辞めていく保育士が後を絶たないんですよね。」

大記「あと、幼児教育・保育無償化で保育園の保育料が公立・私立関係なく無料になったでしょ。うちの娘(亜理紗・5歳)も準先生のところの保育園でお世話になっているんだけど、保育料が無料になったのはいいんだけど、無償化になったのと同時に、保育士の先生が2人も辞めたんだ。それで待機児童は解消せずで、同僚や近所の人も保育園に預けたいのに、できない人が多いんだ。」

準「オレは無償化には反対なんだ。他の同僚もみんなそう。無償化の前に待機児童の解消と保育士の待遇改善をしなければ全く意味がないし。今の給料だって、たくさん働いているのに、月に15~16万ちょっとで。」

晃二「そんなに!?」

準「オレも今は働いてはいるけど、あまりにも仕事がきつかったら辞めるかもですね。」

大記「それは辞めてもらったら困るよ。同じチームで準先生の同僚の美和先生(24歳・保育士)も保育園を辞めたいって言って、同僚から説得されているみたいだし。」

準「美和はもともとはこの仕事が好きなんだけど、待機児童が多くて、仕事がきついから辞めたいって言ってた。他の同僚も辞めたいって言っているし。」

晃二「保育士がいなかったら、保育園なんて成立しないしね。待機児童は何とかならないですかね。」

準「簡単に言えば、保育士の給料や労働環境をよくしろってこと。保育士が長く続けられる環境を整わなければ、待機児童をなくすことができないし。」

大記「そりゃそうだ。保育士の給料などをよくしなければ意味がないし。」

晃二「ホントですよね。子どもを持つ親のための政策は実行して、保育士に対しては全く政策がないしね。ところで、大記さんは看護師になったきっかけはありますか?」

大記「高校生の時に親父ががんで入院して、担当の男性看護師が親父の世話をよくしてくれたのがきっかけ。看護師はそれまでは女性の仕事だと思ったから、男でもできるんだって思って、決めたんだけど。それで短大卒業後に看護師免許を取得して、今の仕事をしているんだけど、働きだしてから2年後に親父が亡くなったんだよね。」

準「そうだったんですね。男性の看護師って、女性の看護師不足のために増やしたイメージしかないんですけど。」

大記「確かにそうだけど、看護師不足って、それだけの問題じゃないんだよね。昔の看護師の仕事って「3K」って言われていて、仕事がきつくて辞める人が多かったんだ。さっき言った通り、女性看護師が圧倒的に多かった時代では仕事がきつくて、結婚できない、子どもができないなど、いろいろ言われたんだよね。それで女性看護師たちが今の保育士みたいに、待遇を改善しろとデモまで起こしたんだ。」

晃二「そうなんですか。看護師不足と男性看護師って意味があったんですか?」

大記「今は男性看護師は普通にいるんだけど、オレらの時代ではまだまだ少なかったんだ。今に比べて認知度も低いし、待遇も女性に比べてよくなかったんだ。オレらの時代はまだ女性看護師が圧倒的に多いし、認知度も高かった。できる仕事は精神科かオペ室、ICUなどの重労働のものや危険な患者が中心の仕事しかできなくて、一般病棟の仕事はほとんどなかった。一般病棟や外来は圧倒的に女性の仕事だったんだ。職業の名前も看護師ではなく、女性は「看護婦」、男性は「看護士」と別々だったんだ。のちに男性看護師を扱うドラマの放送や法改正で、大きく変わって、今は男性看護師も女性関連の病棟や外来を除いて、ほとんどの病棟や外来の仕事が可能になったんだ。」

晃二「そうだったんですか。さっき後輩の方は大卒者が多いって聞きましたが、今は短大卒者はいるんですか?」

大記「看護系の短大は全国的に減ってきて、今は大学が増えたかな。オレが卒業した短大も今はなくなって、「関東医療大学」に変わったからね。大学のほうが看護師だけでなく、保健師養護教諭、女性だったら助産師の取得が可能だからね。看護学校は今でもあるんだけど。」

晃二「いろいろありますね。さて、短大を受験する際に受験勉強はしましたか?」

準「オレは一般入試で受験しました。社会人入試という選択肢もあったんだけど、オレの場合は当時大学生だったので、社会人入試や推薦入試はダメで、一般入試で受験しました。試験は国語と英語の2教科で、過去の問題集を勉強しました。受験した短大は卒業した短大だけなので、専願でした。それで合格しましたね。塾とかは行かなかったです。大学受験の時は予備校とかは通いましたが。」

大記「オレは推薦入試で受験しました。普通の公募制推薦ですね。受験対策としては普通に塾に通って、過去の問題集を勉強しました。受験した短大は「関東医療短大」と「埼玉共栄大学短大部」「横浜学園短大」の3校で、試験は短大によりますが、国語と英語、数学、理科の4教科で、理科は化学と生物から選択できます。3校とも合格して、その中から「関東医療短大」に進学しました。」

晃二「最後に短大受験を目指している男子たちにエールはありますか?」

大記「看護系の短大は今はないんだけど、保育や幼児教育、栄養士、芸術などはありますからね。大学に行くにせよ、短大に行くにせよ、あきらめずに目標に向かってがんばってほしいね。」

準「大学に比べて短大は入りやすいけど、働いた時の給料で大卒とは大きな差が出るんだよね。そんなこと関係なく、自分がこれがなりたい職業を目指すんだったら、短大でもいいと思いますね。大学受験でも共通することなんだけど、高校の授業はまじめに受けること、日々の予習・復習に、受験する学校の過去問をこなすことが基本ですね。」

晃二「今日はありがとうございましたm(__)m 短大受験を目指す男子受験生のみなさん、合格を目指してがんばりましょう!」

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(左から準、晃二、大記)

 

次回は公立中高一貫校受験について、北日本メンバーたちが語ります。どんな話になるのでしょうか?

 

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