梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

みんなの受験対策(その16)

こんにちは!夏織(小5)です。

今週のおしゃべりカフェは「受験」・第16弾です。

中学受験は私立中学・中高一貫校のイメージが強いですが、公立中高一貫校でも受験があります。私立とは違い学力試験はなく、各校独自の試験が中心です。

今日は3人のメンバーたちと一緒におしゃべりしたいと思います。

メンバーは私・夏織、鞠音さん(中等教育学校1年)、サジテール(ダックス・♀2歳)です。

 

夏織「今日は新潟のご当地グルメを紹介します。今回は「イタリアン焼きそば」です。普通の焼きそばの上にトマトソースやカレーソース、ホワイトソースなどをかけたちょっと変わった焼きそばです。今回はうちのお母さん(壽子・39歳・団体職員)が作りました。ソースは市販のトマトソースです。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

鞠音「ん!おいしい!ソース味の焼きそばにさらにトマトソースのコクでめちゃくちゃハマる!」

サジテール「一見グロテスクだけど、いざ食べてみるとすごくおいしいです!」

夏織「ありがとうございます!では…ん!やっぱり、おいし~(*^。^*)」

 

~イタリアン焼きそばを食べ終わったところで、本題です~

夏織「今日は緑茶を飲みながらおしゃべりしたいと思います。今日のテーマは「受験」で、今回は公立中高一貫校の受験についてお送りしたいと思います。お2人は公立中高一貫校に通っていますが、どの学校に通っていますか?」

鞠音「ウチは「中等教育学校」という形態の学校です。ウチは福井にある「県立敦賀中等教育学校」に通っています。」

サジテール「ウチは「併設型」という、一般の中高一貫校にありがちな学校です。ウチは秋田にある「県立秋田こまち中学校」に通っています。」

夏織「ありがとうございます!ちなみに「中等教育学校」と「併設型」っていうのは何ですか?」

鞠音「中等教育学校は、中学校と高校を一体化した、6年制の学校で、高校受験はなく、全員が6年間同じ校舎で過ごします。もちろん、他の公立中学からの外部募集はありません。」

サジテール「併設型は既存の公立高校に中学を併設した学校で、私立の中高一貫校ではこのパターンが多いです。中学から進学した生徒は全員が無試験で高校に進学ができます。併設型は中等教育学校とは違い、高校の外部募集もあり、高校進学時には他の公立中学から進学した生徒と合流します。高校の募集を行わない「完全中高一貫校」がありますが、これは一部の私立中高一貫校のみ存在しますが、公立中高一貫校では基本的に完全中高一貫校は存在しません。あと、「連携型」という、既存の公立高校とその高校の周辺にある地域の公立中学を指定し、指定された公立中学では指定された公立高校進学では一般の高校受験は行わず、簡単な試験で希望者全員がその公立高校に進学できるシステムです。もちろん、指定された高校には進学せずに、一般の高校受験で他の高校に進学することは可能です。」

夏織「ありがとうございます!私のところは連携型の中高一貫校がありますが、私が住んでいる地域ではありません。今度、地元に公立中高一貫校ができるそうなので、そこに進学したいのですが、受験があると聞いたのですが、厳しいのですか?」

サジテール「公立中高一貫校受験は全国的に受験競争は厳しいです。私立に比べて数が少なく、都道府県内全域での募集となるので、200名の募集でも500名以上の受験者が殺到します!」

夏織「そんなに!?」

鞠音「ウチのところもそうです。ウチの学校では160名の募集ですが、受験者が400名以上殺到しました。」

サジテール「ウチのところも同じですね。ウチが住む秋田では私立中学がなく、公立中高一貫校しか選択肢がありません。だから、余計に厳しくなりますね。」

鞠音「ウチが住む福井では私立中学はありますが、まともな学校はないです。小学校時代の同級生では私立よりも公立中高一貫校を希望していましたから。」

夏織「2人は何で公立中高一貫校を希望したのですか?」

鞠音「ウチは姉(花苗・中等教育学校4年)が今の学校に通っており、その影響で自分も今の学校に行きたいと思って受験しました。」

サジテール「ウチも同じで、兄(ビルゴ・ダックス・♂3歳)も同じ学校の高校に通っています。ところで、夏織は何で公立中高一貫校を希望しているのですか?」

夏織「簡単に言えば、高校受験が嫌だからです!地元の公立中学では校則が厳しくて、高校受験の内申書に嫌なことが書かれると、高校に進学ができないのが困るので、あえて公立中高一貫校を希望しています。」

鞠音「同級生も同じ考えの子が多いですね。高校受験の悪いイメージを持っているし。」

サジテール「確かに高校受験は内申書は必須だよね。内申書に響くから、ブラックな校則を守ってよい子を演じている子が多いし。」

夏織「勉強は厳しいですか?」

サジテール「学校にもよると思う。もともとの高校が進学校の場合は勉強が厳しいですが、そうじゃない学校の場合はいろいろな工夫をしながら授業をしていくし、公立中学にはない独自の授業ができるのはとても大きいと思いますよ。」

夏織「学校給食はありますか?」

鞠音「ウチの学校では「前期課程」という中学の学年の生徒は学校給食があります。献立自体は普通の公立中学と変わりませんが、食べるところは教室ではなく、専用の食堂で3学年全員で食べます。食堂では専門のスタッフが配膳をするので、給食当番はありません。「後期課程」という高校の学年の生徒は学食があり、うどんやそば、カレー、定食などのメニューがそろっています。自宅からのお弁当の持参も可能です。売店ではサンドイッチやパン、おにぎりなどが売っており、後期課程の生徒はそれらを買って食べることができます。前期課程の生徒はパンやおにぎりの購入は禁止されていますが、学用品や牛乳やジュースなどの飲み物、デザートの購入はできます。」

サジテール「ウチの学校は学食と売店があり、学食ではめん類や定食などのメニューがあります。売店ではパンやおにぎり、お弁当、学用品などを販売しています。しかし、学食は高校の生徒しか利用できず、中学の生徒は自宅からのお弁当持参が原則です。お弁当を持ってこれない場合は売店でパンなどの購入は可能です。学校給食はありません。」

夏織「学食のほうがいいですね。給食は今の小学校で完食を強要されていて、めちゃくちゃ嫌なんですよ。あと、牛乳があるのも嫌だし。」

鞠音「残念ながら牛乳は給食の献立には必ず入っています。完食運動はウチの学校では行っておらず、自分のペースで食べても大丈夫です。」

サジテール「給食の有無は学校によって違うと思います。今度受験する予定の学校に確認してみてはどうでしょうか?」

夏織「わかりました。部活はどんなものがありますか?」

鞠音「部活は学校にもよりますが、高校生と一緒に活動できる部がほとんどです。公立中学にはない硬式テニス部やラグビー部、ダンス部、鉄道研究部、理科研究部などは公立中高一貫校にはあり、希望する部を選ぶことができます。ちなみにウチは吹奏楽部に入っています。」

サジテール「ウチはオーケストラ同好会に入っており、ビオラを担当しています。ピアノは小さいころからやっていましたが、ビオラは中学から始めました。」

夏織「硬式テニス部などもあるんですね。最後に受験対策はしていましたか?」

鞠音「ウチの学校では適性検査があり、文章能力テストと数字能力テストをやりました。受験対策は一般の高校受験の進学塾では対応していないので、個別指導の塾で勉強をしました。適性検査に合格した後、合格者多数の場合は抽選があり、抽選に当たらないと正式には合格できません。ウチは運よく抽選に当たり、今の学校に進学することができました。」

サジテール「ウチも同じで、国語や算数の能力を調べる適性検査をしました。受験対策は鞠音と同じように、個別指導の塾に通い、予習・復習も徹底的にやりました。適性検査に合格した受験生は抽選があり、ウチも運よく抽選に当たり、今の学校に合格することができました。中学受験は私立の場合は多くが小学校では習っていない、難解な問題を出題するところがほとんどで、中学受験の専門塾に行かないと合格することができません。しかし、公立中高一貫校は小学校で習っている範囲を出題されるので、適性検査で難解な問題が出題されることはありません。毎日の予習・復習を徹底的にすれば簡単に解ける問題です。あとは「運」ですね。希望する公立中高一貫校に合格できるよう、ウチらも応援しています。」

夏織「ありがとうございます!親と相談して決めたいと思います。あと、勉強もがんばります!!」

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(左から鞠音、夏織、サジテール)

 

次はどのメンバーたちが受験について語るのでしょうか?

 

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