梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

日替わり定食

こんにちは。中山(47歳・メーカー勤務)です。

私は東町にある小さな機械メーカーに勤務する営業マン。

主な取引先である「川原重工業」の製品の部品を製造・販売をしている営業部で課長。

不況で生産数が減少していますが、社員一丸となって業績を伸ばしています。

 

そんな私の楽しみは、ランチタイム。

うちの会社は社員食堂がないので、女子社員(パートも含む)は弁当持参、男子社員は外食やコンビニなどでテイクアウトする人が多いです。

私の場合は外食派。妻の愛妻弁当は作ってもらったことがありません。

 

今日もいつもの大衆食堂へ。

「梅の実」メンバーである、食堂のおばちゃんの秀子さん(53歳・飲食店パート)らが笑顔で迎えてくれます。

秀子「いらっしゃい!」

中山「こんにちは!」

食堂ではとんかつやから揚げなどの定食をはじめ、数種類の小鉢やおかずがショーケースに並んでいます。単品ではうどんやそば、カレー、ラーメン、丼物など何でもそろっています。

お店はサラリーマンから大学生まで、幅広い年齢層でにぎわっています。

ランチタイムにおすすめは「日替わり定食」。メインのおかずは日によって変わります。

この日はカキフライにミニオムレツ。ご飯とみそ汁、野菜の小鉢に漬物がついて1,000円以内で収められるから安い!

 

席が込んでいるので、相席で。

「中山さん!」

たまたま席が一緒だったのは、「梅の実」メンバーで、大学生の裕一くん(大学2年)。

中山「ここいい?」

裕一「どうぞどうぞ。」

秀子「あら、偶然ね。中山さんと裕一くんが一緒で。何するの?」

中山「日替わりね。」

秀子「はいよ!日替わり1丁!」

裕一「仕事ですか?」

中山「ああ。いつもと同じだけどな。いつも利用しているの?」

裕一「はい。大学の学食も利用するんですけど、ここのお店がおいしいんです。学食に比べると若干高いですけど、雰囲気も落ち着くし、何よりもおばちゃんたちの優しさに癒されます。大阪から上京して、今はひとり暮らしなんで、第2のお母さんのような存在ですね。」

中山「私も。今の会社に入社してからずっと利用しているから、もう20年ものの付き合いだよ。安いし、うまいし。」

秀子「はい、おまたせ!日替わりです。」

中山「ありがと。」

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やっと定食がきた。味もうまい!カキフライもサクサクしてて。

 

この後、裕一くんは大学へ戻るため、先に店を出た。

裕一「中山さん、今度飲みに行きましょうね。」

中山「おう。」

裕一くんは私の娘と同じ世代。娘と比べると本当によくしゃべる。

第2の家族のような存在なのかな?「梅の実」って。

多くの客が来店する小さな食堂は、今日もまたにぎわっている。

 

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