梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

真夏の恋

こんにちは。真美(高1)です。

私は高知に住む女子高生。

家族は母親の佳美(43歳・フードコーディネーター)の2人暮らし。あと、兄の敦志(大学1年)がいますが、大学進学と同時に関西でひとり暮らしをしています。

父親は…私が小さい頃に離婚しました。原因は、詳細なことはよくわかりませんが、母親と父親はよくケンカばかりするし、父親は他の女と浮気をしてたみたい。あと、兄が小さいときに重い肝臓の病気で入退院を繰り返して、母親との生体肝移植をするまでは大変でした(T_T)

 

話は変わって私のことについて。子どもの頃の恋愛は全く興味もありませんでしたね。同級生の女子たちはみんな彼氏を作っていました(^_^;)

中学生からは同級生や先輩の男子、男性の教師に興味がありました。でも、母親に似ているのかな?なかなか恋愛に結び付かない。

好きな子に告白しても、すぐにフラれる(ToT)/~~~ 教師に告白しても、教師と生徒の関係だと言われて、相手にしてくれない…(T_T)

結局恋愛に失敗したまま中学を卒業することになった。

 

高校生になり、すぐに友達もできた。学校は公立校なので、けっこう自由。

友達の中には、すぐに彼氏ができた子もいる。

恋愛ベタな私は、失敗するのが怖くて、恋愛ができなくなっていた。

 

そんな中、友達がボクシング部の試合があるので、見に行かない?と誘われ、行くことに。

そこで知り合ったのが、同級生の哲弥(高1)。

哲弥はボクシング部の部員であるが、まだ試合に出ていない新人部員。

試合を見たけど、殴り合いばかりで、今一つ好きでない。

なんか気分が悪くて、途中で出て行ってしまった。

 

ひとりでベンチで座っていると、誰かやってきた。

私の前に現れたのは、哲弥だ。

哲弥「飲む?」

と、哲弥は買ってきたジュースを差し出した。

真美「うん。」

と、哲弥は私の隣に座った。

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哲弥「ボクシングは初めて?」

真美「うん。実際に見るのは。テレビでも見ないし。」

哲弥「オレはどちらかといえば見る方。中学までは野球部だったから。ボクシングも今の学校に入って、友達に誘われてそのまま入った。入ったら全然上達しないし、減量しなければならないし。」

真美「大変だね。よくテレビのドキュメンタリーで、過酷な減量の話を聞いたから。」

哲弥「お前…ちょっと童顔っぽいな。」

真美「え…?何で?自分ではそう思っていないのに。」

哲弥「勘違いすんなよ。オレはどちらかといえば好きな方。大人っぽい女は苦手だな。」

私って、そんなに子どもっぽいのかな?

 

なんかドキドキしてきた。

もう恋愛はしないと心に決めていたのに…。

これが、私と哲弥との出会いだった。

 

それからしばらくして、哲弥の方からアプローチしてきて、よく近くでたこ焼きを食べたり、買い物にも出かけた。

 

私たち2人の恋はまだ始まったばかり。

絶対に失敗しないようにがんばらないと。

 

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