こんばんは。翔希（中2）です。
「激論！！」シリーズ・第3回。
今回は「消費税増税」について。
日本は今、ヨーロッパに続いて財政崩壊の危機に陥っています。
少子化・高齢化問題、介護、年金、社会保障、医療、教育、震災復興…といろんな問題が押し寄せてきます。
野田首相が掲げている「社会保障と税の一体改革」として、「消費税増税」が挙げられています。
消費税増税は、過去に自民党政権時代から3％、5％と上げていましたが、5％増税以降は大幅な消費税は上げていません。
消費税増税になると、国の借金がチャラになり、安定した社会保障が期待できる一方、国民が各種商品の買い控えなどが懸念されます。
現在の政権与党である民主党でも、野党の中心政党である自民党でも、消費税増税については賛否両論になっています。
そこで、いつものように、都内の某ファミレスにて討論会開始！
メンバーはぼくとコウコウ（パンダ・♂3歳）、隼人くん（高3）のいつもの3人に加え、達志くん（中3）、たま（アメリカンショートヘアー・♂2歳）、クロウド（カバ・♂3歳）、和光くん（中等教育学校6年）、有華さん（中3）の8人でお送りします。
翔希「では、消費税増税についてどう思う？」
隼人「国の財政がこんなに悪くなっているんだから、仕方がないんじゃない？」
達志「ぼくも同感。年金制度も崩壊して、生活保護の受給者も増えて、失業者も増えて、全ての人の生活を維持するには、増税はやむなしだと思う。」
コウコウ「そもそも、国の税って、何のために利用しているの？」
和光「消費税もそうだけど、東京だったら都税・区税（市税）といった各都道府県の住民税に、所得税…といろいろある。」
たま「でも、その昔は国民が高く払っていた税金を、政治家たちの私利私欲のために利用していたんだよね。その当時はバブル崩壊前。自民党が長いこと政権を担っていた時期。バブルが崩壊してからは、長期的な不況になり、気が付いたら国の借金が膨れ上がったの。」
有華「でも、ちゃんと国や都道府県のサービスはしているの？」
たま「年金に医療制度などの国や自治体のサービスはあったけど、国の税金の半分を一部の政治家たちが悪いことをしていたの。あと、政治家、特に国会議員の公共交通機関の無料パスだとか、歴代首相や大臣の肖像画を描く費用も国の税金を使ってたわけ。しかもいずれも何百万だとか何千万という金を悪用していたわけ。そういうことを国民は全く知らなかったの。」
クロウド「暗黙の了解ってやつね。」
たま「今は廃止になっているけど、こういう税金を悪用する可能性があるわけ。」
翔希「かつての自民党政権がそういうことをしているよね。」
コウコウ「それで、不景気になったら消費税をあげましょうって、3％、5％と上がったの。」
クロウド「おやつも今は高くなっているよね～。値段は据え置きになっても、量が減ったりだとか。」
和光「年金も「宙に浮いた年金」で問題になっているよね～。一部の高齢者や軽度の障がい者には年金さえももらえない人もいる。」
有華「子ども手当も、自公政権下のときの「児童手当」に変わってしまったしね。」
達志「失業者も、かつては中高年の人が多かったけど、今は20代～30代の若い人の失業者が増えている。大学生・高校生の就職も減少傾向になっているしね。」
隼人「生活保護の受給者も、高齢者を中心に増えている。障がい者や母子（父子）家庭、病気の人も増えているけど、フリーターなどの非正規労働者や日雇い労働者なども増えている。」
翔希「でも、生活保護の場合は、不正受給も増えているよね。自治体の方はそれを区分するのが大変だと思うけど。」
クロウド「全員ではないけど、一部の受給者が申請を悪用して、自分のいいように利用しているやつがいるんだよね～。例えば精神疾患にかかっているというウソの申請をして、実際は病気もなく健康で、何も働かずに、高級車を乗り回したり、高級料理を食べたりなどの贅沢三昧の生活をしているやつとか。」
和光「国の税金であることを意識していないよね！！一生懸命働いている一般の国民や、ちゃんとルールを守って生活している受給者に対して失礼だよ。」
達志「ぼくも同感！一部の悪い受給者のために、本当に必要としている人たちが受給できなくなっている。某芸能人の親の受給疑惑とか、ネットでも生活保護に対して、悪い評判になっている。もっと厳しくすべきだと思う！」
たま「それは言えてる。中には生活保護自体の廃止をしてほしい国民も増えているけど、それをなくしたら自殺者や犯罪者が増加して、治安がさらに悪くなっていくし、日本自体が崩壊すると思うんだ。」
有華「私も同感。最低限の社会保障をなくすのは、即刻「死」につながってしまう。自殺者も3万人を超えているし。」
コウコウ「借金で苦しんでいる人もいるし、東日本大震災の復興支援も必要になってくるよね。」
隼人「今現在実施している「高校授業料無償化」も増税をしなかったら、後に廃止になる可能性があるし。」
クロウド「だから増税は必要なんだよ。」
コウコウ「野田さんは消費税増税のために政治生命をかけているんだよね。」
翔希「へたしたら退陣の可能性も否定できないし、解散総選挙も実施する可能性もある。」
有華「消費税の増税については民主党内でも賛否両論になっているよね。」
和光「自民党でも同じ。逆に共産党や社民党などは消費税増税には反対の方向だしね。」
コウコウ「消費税増税がなかったらどうなるの？」
隼人「最悪、海外から借金する以外ないんじゃない？ギリシャのように。」
達志「中国や韓国が日本という国を買い取ることもあり得る。」
コウコウ「中国や韓国に買い取るだけは嫌だね。」
たま「仮に増税が決まるとなると、どうするの？」
和光「食料品を含めて、全てに…ま、仮に10％をあげたとしましょう。すべての商品に10％の消費税がついたら、国民はそれに基づいて支払わなければならない。」
有華「衣料品だとか、車だとか、毎日の生活にあまり必要とされていないものの増税は歓迎だけど、食料品は増税にしてほしくない。」
たま「イギリスでは食料品だけ消費税を掛からないようにしているよ。食料品は毎日の生活に欠かせないものだからね。」
隼人「日本の場合はありえないんじゃない？今の食料品でも5％の消費税がかかっているし。」
コウコウ「10％になったら買い控えが増えるよね。」
翔希「じゃあ、消費税以外で増税する方法は？」
クロウド「大人の方には申し訳ないけど、たばこ税、酒税、ガソリン税、自動車税の増税だね。」
達志「贈与税に固定資産税は増税の必要ありだね。」
たま「大手企業の役員の方のみ、所得税の増税に、高額所得者の住民税増税。」
コウコウ「それだけでもまだまだ足りないよね。国の借金って、莫大だもん。」
翔希「いずれは増税覚悟になるけど、増税するときにどの社会保障に回すのかを考えるべきだよね。」
他にもいろいろ話したけど、今日はここまで。
消費税増税についてはまだまだ時間がかかりそう。
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