＊前回の記事はこちら！→http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2012/11/01/180000
こんばんは。元就（高1）です。
前回のメールにも話しましたが、ぼくはいじめにあっています。
いじめは中学時代にもありました。同級生からの暴力に、集団による無視（シカト）、嫌がらせなどとにかくひどかったです。
それでもめげずに耐えて、私立の進学校を受験し、合格しました。
しかし、その高校でもいじめにあっています。
いじめは中学時代の行為に加えて、「学校裏サイト」やネットの掲示板でのいじめがひどいです。
両親と相談して、学校側に訴えましたが、学校は相手にしてくれません。
警察や私学連合に直訴しようとしましたが、学校側はぼくに無期限の停学処分にしようとしました。へたすると退学処分にされます。
いじめは目の前でも起こりますが、反対に何も危害を加えない人が、裏でいじめ工作をくりかえします。
みなさんはこんないじめはありますか？
～返信～
＞確かにうちの学校でも「学校裏サイト」はあるね。いじめの対象の生徒を実名で公表して、悪口を書くの。（コウコウ・パンダ・♂3歳）
＞うちの学校でもある！生徒だけでなく、先生や親の名前も出して悪口書いているの。ウチも被害に遭った。（飛鳥・中2）
＞オレは大学生だけど、大学でもいじめはあります。あるサークルの掲示板で、ある学生を名指しして、悪口が書かれていました。書かれている悪口は悪質でしたね。「死ね」とか、簡単に書いてしまうんだから。その掲示板は大学中で問題になったのをきっかけに、閉鎖されましたね。（安希・大学1年）
＞掲示板といえば、「2ちゃんねる」だよね。ネット住民たちが、芸能人やスポーツ選手、政治家など、いろんな人物を名指しをして悪口書き放題なの。ブログでもあちこちで「2ちゃんねる」の記事をコピペして、悪い「毒」を広げているの。（春樹・高2）
＞「ミクシィ」も「ツイッター」も「フェイスブック」も同様の悪口を書く人たちも多いよね。（きよ子・きつね・♀3歳）
＞「ヤフー」の掲示板や知恵袋などでも、利用者の悪口を書いている人を見かける。いずれも日頃のストレスのために、裏で悪口を書くのが快感なんじゃない？（弓美子・大学4年）
＞リアルでは面と向かって話し合おうとしないで、裏でこういう行為をやるんですよね～。リアルで話すよりも冷酷。（健司・中2）
＞ブログでも相手の悪口を書きこんだりして、はけ口を出しているのもたまにありますね。私はそういうブログは見ませんが。（寿恵・大学4年）
＞ネットだけでなく、テレビやラジオ、写真週刊誌などのメディアによるいじめも多いです。子どもに見せられない番組も多いので、本当に嫌です。（清子・34歳・主婦）
＞こういういじめの対象とされるのは、さっき言った政治家に芸能人、スポーツ選手、犯罪者、会社のトップ、あと名前は出さないけど、子ども、高齢者、女性、外国人、障害者、犯罪被害者、難病などの病人、生活保護の受給者、風俗嬢、学校の教師…と、数えきれない。これら弱者がターゲットにされることが多い。（春樹）
＞私も被害に遭いました。私はアイドルをやっているので、うちのアイドルグループのメンバーの一部の名前を出して、あることないことを掲示板に書き込まれた。私もあるメンバーの不仲説や一部のファンの熱愛騒動の件で、いろいろ書かれて、すごくショックを受けました。（陽奈・20歳・タレント）
＞やっぱり芸能人は「自分」が商品だから、名前は出さなければならないよね～。芸名を使っている人でも、顔が特定されているから、どちらにしても同じ。私も熱愛や破局でいろいろバッシングもされたし、道を歩くと周りからの陰口がひどかった。（薫・47歳・AV女優）
＞アナウンサーのバッシングもひどいですよ。私はフリーアナなので、芸能人同然なのですが、所属上「会社員」である局アナも名指しでバッシングされます。私も局アナ時代に、あるタレントとの不倫騒動に巻き込まれて、レギュラーを1本降板されました。不倫なんて全くの事実無根！写真週刊誌のデマなんです。私はその件で法廷で訴えました。一応慰謝料をもらいましたが、アメリカに比べてめちゃくちゃ安いです。写真週刊誌はそういうウソの記事を書くのが当たり前になっているんです。（浩美・37歳・アナウンサー）
＞ひどいよね～。裁判で訴えても、アメリカでは億単位の慰謝料がもらえるのに、日本では半分以下。日本は人権無視の社会だからね。（薫）
＞私は会社の社長をしているので、何かスキャンダルがあったら、いつバッシングされてもおかしくないですね～。（中江・40歳・IT関連会社経営）
＞マスコミもあることないこと報道をして、人を傷つけても平気なんだもんね。視聴率などを上げるためには何でもやるんだもんね。（ダルビッシュ・ダルメシアン・♂2歳）
＞学校の教師などはともかく、子どもなどはターゲットにされやすいね。「梅の実」の子どもたちは思ったことをはっきり言う子が多いから、余計にターゲットになりやすい（ワラ）。（直斗・高3）
＞みんなここでストレスを発散しているからね。でも、学校ではストレスを発散できない子も多い。親からの虐待もそう。（グラ・ねずみ・♂3歳）
＞女性もターゲットになりやすいよね。男性からのストーカーに、DV（ドメスティックバイオレンス）と、肉体的にも精神的にもボロボロになってしまう。（ユカ・24歳・ホテル勤務）
＞障害者はターゲットになりやすいよね。障害者の種類も身体、知的、精神の3障害に加えて、発達障害や難病も対象になった。どの障害者も、学校や会社などあらゆるところで差別になりやすいから、いじめの対象にもなる。家族でさえも障害を認めないところも多い。（アンデス・ひつじ・♂3歳）
＞同じ障害者でも、健常者と同じように働き、スポーツや文化等で有名になっている人と、無職や作業所で働いたり、引きこもりになっている人とでは、後者の方が差別を受けやすい。障害は程度にもよるけど、精神障害以外では、生まれつきのものが多く、成人になっても人に頼らざるを得ない。就職もしにくく、仮に就職をしても何か問題があると解雇されやすい。障害者が安心して生活できる支援や援助をしなければ、生きづらくなる。ネットやマスコミでも配慮すべきだと思う。（弘人・24歳・介護福祉士）
＞高齢者のいじめも多いよね。介護者による虐待に、年金受給問題、嫁姑問題などいろいろ。生活保護の受給も一番多いのは高齢者。年金は25年以上働いていないともらえることができないから、病気などで25年以内で働いていなかったら、年金はもらえない。最終的には一生働くか、死ぬか生活保護以外選択肢がない。これは大問題だよ！（友子・中3）
＞でも、生活保護は高齢者だけでなく、若い人も多いよね。病気や障害者はともかく、全く健康な人までもらっている。今問題の「不正受給」も後を絶たないし。（定吉・高3）
＞生活保護の不正受給や某芸能人の親の生活保護受給問題のせいで、何の罪もない受給者の人までバッシングされた。ぼくは発達障害があり、人間関係のトラブルで、仕事が続けにくいんです。実家に戻ろうと思いましたが、親はぼくの顔は見たくないって追い返されました。子どもの頃に虐待されたので、帰る家もありません。それに仕事もない。だから仕方がなく、生活保護しか選択肢はありません。障害年金も何度も申請したのに、軽度の障害っていう理由で「不支給」ばかりで、年金は全くもらえません。仕事を探しながら受給しているのにもかかわらず、テレビやネットで受給者の悪口ばかりで、精神的に不安定になっています。ここにいるみんなは、こういうぼくの気持ちはわかりますか！？（佑介・26歳）
＞私はわかります。私が働いている施設にいる知的・精神障害者の中にも、生活保護を受給している人たちもいます。罰しなければいけないのは、保護費を受給しているのにもかかわらず、普通の会社員以上の収入を同時にもらったり、親や子から高額なお金をもらったりする人たち。保護費を受給している人は、役所に収入を申告しなければなりません。それを無視してもらい続けるのは、明らかに不正受給です。禁止されている車を乗り回したり、ギャンブルに投じるのも罰せられます。高齢者や失業者をターゲットにして、生活保護を申請させて、実際はその人らには受給させずに、まるごと保護費をだまし取る業者もあります。こういった不正受給をしている人たちは全国的にもごく一部。ほとんどの人は何の罪もありません。（恵実・36歳・団体職員）
＞私は役所で生活保護を扱う部署を担当しています。受給者は高齢者が多いですが、若い人も多いです。うちの役所では受給しようとする人を追い返す「水際作戦」はありませんが、受給できる人を面接などの調査を参考に厳正な審査をし、決定します。ただ、高齢や障害などに該当せず、あまりにも保護を必要とされていない、「その他の世帯」に対する受給については厳しく審査をしていますが、なかなか難しいです。相手の話術もうまいですから、うまくだまされてしまうので、そこは私たち職員も反省しなければなりません。「その他の世帯」は不正受給をする確率が高く、より厳しくしなければなりませんし、障害や傷病も障害者手帳の取得の義務付けや病気の診断の厳格化をしなければなりません。でないと、本当に必要としている人が受けられなくなります。（宏・40歳・公務員）
＞生活保護などの社会保障の受給率は、日本は海外よりも低く、社会保障の充実も海外に比べて遅れています。日本では、安定した社会保障の制度がないから、ストレスもたまりやすく、とても生きづらい環境なんです。生活保護も完璧な制度ではありませんので、受給者を含め、あらゆる人たちの声に耳を傾けながら、より良い制度にしていかないといけません。特に医療扶助に関しては大きな損失になっています。反対に期間限定でしか支援しないことや生活扶助の「現物支給」など、受給者が生活しにくいような制度改正をすると、自殺や無理心中、孤独死が増える恐れがあります。受給者以外の人たちも、生活保護に対する誤解や偏見をなくす教育も急がなければなりません。（恵実）
＞そうなんですか！ぼくも知りませんでした。生活保護のことについても勉強しなければなりませんね。（健司）
＞犯罪被害者もターゲットになっている。「山口母子殺害事件」や「松本サリン事件」など、家族が被害に遭っているのに、加害者より被害者の方がバッシングされる。全く逆になっているよね！特に少年事件の場合は、こういうケースが多い。（一矢・大学2年）
＞でも裁判員制度があるから、一般市民でもある裁判員の声が反映されて、加害者を罰することが多くなった。犯罪被害者の声はちゃんと一般市民が応えてくれますよ。（ウララ・ひつじ・♀9歳）
＞少年事件の場合は、加害者の少年は未成年という理由で、罪を軽くするケースが多い。特に16歳未満の殺人事件の場合は特にそう。「神戸連続児童殺傷事件」の犯人は逮捕当時14歳の少年。普通なら死刑や無期懲役にしてもおかしくない事件。だけど、家庭裁判所は普通の少年院送致や逆送ではなく、医療少年院に送致。その後出所して、日本のどこかで暮らしている。これはおかしいと思いませんか！？（綾女・29歳・飲食店パート）
＞確かにおかしいよね。でも、その当時の少年法では、14歳は刑事責任が問われなかった。今は14歳以上16歳未満でも刑事責任が問われるようになった。当時の日本では中学生が殺人事件を起こすことなんて考えられなかったから、どうすることもできなかった。今は中学生でも殺人事件を起こしてもおかしくない時代だから。アメリカのように刑事事件の対象年齢の引き下げも今後は出てくると思う。（憲男・35歳・弁護士）
＞それぞれの世代や家庭環境で、いろいろな事情がありますね。ちょっと話は戻して、ネットいじめのこと。ネットいじめをするユーザーたちは罪にならないの？（卓人・中1）
＞自分のパソコンで書き込みをした場合は、自分のパソコンのIPアドレスがあるから、犯人は特定されやすい。しかし、ネットカフェなどで書き込みをした場合は、IPアドレスは特定されにくい。それに、警察に通報しても、ネットの管理人は知らん顔。削除要請をしても管理人がいなくなったりするなど、余計特定されにくいし、罪にしたくてもできない。ネット犯罪に対する取り締まりをもっと強化すべきだと思う。（春樹）
＞その前にやばいとわかったら閉鎖するけどね。（明斗・中2）
＞マスコミによるいじめも、裁判沙汰になっているし、BPO（放送倫理・番組向上機構）やJARO（日本広告審査機構）などの民間の機関や弁護士に相談することもできます。経済的理由で弁護士に相談できない場合は、「法テラス」という機関があります。（憲男）
＞いずれにしてもネットやマスコミによる犯罪は極めて悪質な事件。ほんの些細な一言で、人を傷つき、自殺に追い込むことも。警察や弁護士はネット・マスコミ被害に関する処罰を厳しくしないといけないし、ぼくたちもネット・マスコミに対する知識をつけないといけない。「梅の実」でもネットやマスコミの講習会もやらないとね。障害者や犯罪被害者、同和問題等、これら弱者たちの差別をなくすことも必要。まだまだいじめに関することはいっぱいあるから、まだまだ書き切れない。この続きは次回にね。（隼人・高3）
（つづく）
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