梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

歯医者大好き!

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こんにちは。純次(26歳・歯科技工士)です。

白衣姿で登場しましたが、ぼくは都内の歯科クリニックで歯科技工士をしています。

歯科技工士とは、入れ歯や差し歯などを作る仕事です。歯科医や歯科衛生士が採取した患者の歯形に合わせて作っていきます。歯科技工士の仕事について詳しいことはいつか紹介します。

 

この仕事を選んだきっかけですが、歯医者が好きなんです!!

実家は神奈川なんですが、小さいときに地元にある歯科クリニックに通っていました。

幼稚園児までは歯医者が苦手でしたね~。あの削る音といい、麻酔の注射とか、ペンチを抜く傷み…考えただけでゾッとしたことがありました。多くの人たちは、歯医者に対する苦手意識を持っていますね。

 

急に歯医者が好きになったのは、小学生の頃でした。

虫歯の痛みをずっと誰にも言えずに放置しました。当時は歯医者に行くのが嫌だったんです。

ぼくの変化に気づいた母親が、ぼくを連れて近所の歯科クリニックへ!!

ぼくは泣きながら母親の手を放そうとしましたね。でも、母親の方が力が強いです。

泣く泣くクリニックへ入って、早速治療へ。担当だったのは、若い歯科医の先生でした。

歯医者なので、当然ながらマスクはしていましたが、目の笑顔で優しく話しかけてくれました。

「大丈夫だよ。すごく時間がかかるけど、ガマンしてね。」って言って、治療がはじまりました。

その当時は虫歯がひどかったらしく、抜かなければならなかったんです。先生が目を閉じて大きく口を開ければ全然痛くないよと言ったので、その通りにしました。

治療は1時間近くかかりましたが、あっという間に虫歯が取れました。

先生が「よくがんばったね。すごく強かったよ。」ってほめられて、治療の痛みで涙が出てきたけど、先生の一言でうれし涙に変わりました。それと同時に痛みも吹っ飛びました。

すごいな、いつかあの先生みたいな歯科医になれたらな~って、この時に初めて思いました。

それから歯医者が好きになりましたね。その先生とは今でもお世話になっています。

 

歯科医を目指して勉強に励みましたが、高校生の時の成績が足りなくて、歯大は難しいって言われましたね。あと、歯大は学費が高くて、父親の会社もリストラされるかもしれない状態でした。そのことを考えて、歯科医をあきらめざるを得なくなりました。

歯科医がダメでも、どうしても歯医者にかかわる職を希望したいと思い、先生と話しあって、どの職業がいいかを検討した結果、今の職業に決めました。

 

歯科技工士は歯科医に比べて影の薄い存在ですが、患者の歯にかかわる重要な役割を担っています。今の職業に就いてから、多くの患者からの「ありがとう」の言葉をもらって、とてもやりがいのある職業に就けてよかったと、周りを支える人たちに心から感謝をしています。

歯科クリニックにかかわる職業は、歯科医、歯科技工士のほかに、歯科助手、歯科衛生士などがいます。

歯科衛生士は、もともとは女性特権の職業でしたが、法改正により、男子にも門戸が開かれるようになりました。しかし、男子の歯科衛生士の数が全国的に少ないのが現状。もともと女性の職業だった看護師は、男子の数は増えつつありますが。

反対に歯科医は審美歯科の登場で、女子の歯科医も増えていますね。歯医者は虫歯や歯周病を治すだけでなく、歯を美しくする時代になりつつあります。歯科技工士も女子の活躍が目立ってきましたね。

 

自分の好きな職業に大きな誇りを持ちながら、今日もがんばっていきたいです。

 

というわけで、純次でした。

また明日。

 

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