こんにちは。小杉（33歳・芸能プロダクション勤務）です。
チャットジャッジ・第4回目。
今月は「昭和の日」にちなんで、このお題をあげたいと思います。
「昭和 vs 平成」！！
昭和の時代と平成の時代は、「梅の実」メンバーに共通する時代。社会で起こった事件、スポーツ、エンタメ、トレンド…と、それぞれの時代に変化してきました。
そこで、昭和の時代が好きなメンバーと平成の時代が好きなメンバー、それぞれ4人ずつがパネラーになって、昭和と平成を熱く語ろうではないか！
ファシリテーターはぼく・小杉です。
パネラーは昭和好きを代表して、綾乃（中3）、千賀子（31歳・バスガイド）、佐々木さん（51歳・大工）、茂造さん（75歳）。平成好きを代表して、春樹（高2）、蒼（大学2年）、友美さん（46歳・出版社勤務）、野山さん（62歳・鉄鋼会社勤務）です。
それぞれ子どもメンバー（高校生まで）、若者メンバー（20～30代）、中高年メンバー（40～50代）、高齢者メンバー（60代以上）を各1名ずつ選出しました。
まずは昭和好きメンバーからのプレゼンです。
＞私は昭和の時代には生まれていませんが、その当時の文化や背景がとてもノスタルジックで、自分にとって新鮮です。映画「ALWAYS・三丁目の夕日」に代表されるような、世代を超えてのふれあいも昭和の時代にはあるんだと思います。（綾乃）
＞私の子ども時代は昭和でしたね。子どもの頃は友達と一緒に近所の駄菓子屋へよく行きました。一番好きなのは、あめ細工とか、ヨーグルト風味のお菓子とか、どれもみんな好きで、子どものおこづかいで買えるものばかりでした。大人になった今でも、駄菓子屋風のお店によく寄ります。（千賀子）
＞昭和の時代のテレビはおもしろい物ばかりだ。「8時だョ！全員集合」や「オレたちひょうきん族」、「欽ちゃん」シリーズ…と、バラエティ番組も当時の子どもたちに人気だった。ドラマも青春ドラマや刑事ドラマ、学園ドラマと、どれも感動を与えるものばかり。スポーツもプロ野球と大相撲が人気で、プロ野球は巨人の長島さん（現：終身名誉監督）、大相撲は大鵬（故人）、千代の富士（現：九重親方）、貴乃花（のちの二子山親方。故人）などが人気だった。平成なった今ではあの感動、あのおもしろさをもう見ることができない。（佐々木）
＞戦後の日本では貧しかったけど、今のような殺伐とした世の中ではなかった。隣近所同志との交流があって、よくしょうゆなどを分け合ったことがあった。子ども・親・祖父母と一緒に暮らす三世代同居も昔はよくあった。今は子ども・親だけの核家族が多くて、高齢者は独居生活。トレンドは変わっても、家族や隣近所の交流は消えてほしくないで。（茂造）
他のメンバーからの意見があります。
＞私は東京の下町界隈で銭湯をやっておる。私が若い頃は、やってくるお客さんとの会話が多かった。その当時は人が活気づいてて、とても楽しかった。今は昔のお客さんと話をすることはあるけど、その人たちも高齢になって、亡くなった方もおる。若いお客さんは全く話をしない。それに銭湯は経営者の高齢化と燃料の高騰などで、相次いで店じまいをして、代わりに「スーパー銭湯」っていう風呂の施設が増えてきた。昔ながらの銭湯を若い方に託したいけど、みんなやらない。なんかさみしいです。（きみ子・70歳・銭湯経営）
＞私は昭和の時代のアイドルが好きでした。特に沢田研二や西城秀樹、郷 ひろみなどが好きでした。その当時のアイドルも、トシちゃん（田原俊彦）、マッチ（近藤真彦）、聖子ちゃん（松田聖子）、明菜ちゃん（中森明菜）、キョンキョン（小泉今日子）…と、アイドル全盛期でしたね。ひろみとマッチ、聖子ちゃんらはアラフィフ・アラカンになったけど、年を重ねるほどに美しく感じます。当時のアイドルたちは、今はアーティスト、役者の道に進んでしまったけど、アイドル時代の頃が好きでした。AKB48の前身（？）でもある、「おニャン子クラブ」もこの時代に誕生しましたね。（雅子・50歳・銀行員）
平成好きメンバーからの反論があります。
＞ぼくは昭和には生まれていませんので、あまりエラそうには言えませんが、隣近所の交流って、正直言ってうざいです。平成の今の方が気楽です。（春樹）
＞昭和って、まだパソコンなどのツールができてないですよね。電話だけがコミュニケーションツールっていうのは、オレにとってはしんどいです。昭和は野球や相撲、柔道が人気があったみたいだけど、今はサッカーですよ！！今の子どもって、相撲や柔道をやるやつなんていないって。（蒼）
＞今は子どもも独立しましたが、子どもを持つ親にとって、子どもに見せられない番組が、昭和の時代には多いです。今のように規制されていない世の中だったから仕方のないことだけど、もう少し早い段階から規制すべきではないのでしょうか？（友美）
＞昭和の時代の方が貧しかったので、私は好きではありません。物が豊かになった今の時代のほうが好きです。私は60代ですが、パソコンはできますよ。（野山）
続いては平成好きメンバーからのプレゼンです。
＞平成の時代といえば、メールなどのコミュニケーションツールが広がったこと。パソコンは1人1台は当たり前。携帯やスマホ、タブレットと、子どもから大人まで非常に便利になりました。まんがや小説もタブレットなどで見る時代なので、本や新聞は必要なしですね。（春樹）
＞外で過ごすのがあまり好きではないので、大学へ行く以外はほとんど家で過ごしています。買い物もわざわざ遠くのスーパーへ行くこともなく、近くのコンビニで手に入ります。ネットショップもあるので、パソコンやスマホなどで注文して、あとは家まで直接届けてくれます。大きなペットボトル飲料や米などの重い荷物も届けてくれるので、楽です。（蒼）
＞昭和の時代は女性は男性の前へ出るなという時代です。男は仕事、女は家事・育児の風潮が根強かったです。今は女性の社会進出は当たり前になっています。管理職や社長になっている女性たちも多くいます。私自身もファッション誌の編集長をしています。（友美）
＞昭和の時代はまだ若かったので、常に苦労ばかりしていました。その昔は戦争もありましたから。平成になった今では、管理職へ進み、現在は大手鉄鋼会社の専務になりました。お金も苦労せずにどんどんもらえます。子どもも独立して、それぞれの道に進んでいます。（野山）
他のメンバーからの意見があります。
＞女性の美は日々進化しています。昔は年齢を重ねるたびに小じわやシミができるなど、肌の老化は避けては通れませんでした。今はヒアルロン酸、コラーゲンなどを多く含む化粧品やサプリメントの登場で、女性の美はいくつになっても若々しくなりました。50代、60代を過ぎても若く見える方がたくさんいます。若々しさは肌だけでなく、体力も変わってきました。（香里菜・27歳・美容関連会社勤務）
＞昔のテレビや映画は何の規制もなく、子どもも見放題でした。今は番組作りの規制や映画やゲームなどの「R指定」ができて、ホントに安心です。私も子どもを持つ母親として、子どもに見せたくない、やらせたくない規制をすべきだと思います。（亜貴子・37歳・主婦）
昭和好きのメンバーからの反論があります。
＞今の時代って、物は豊かになったけど、心が貧しくなったように思います。電話よりもメールの方が多くなってきたし。ネットの規制もまだできていないから、ネットによる犯罪やいじめはもっと増えているように思います。（綾乃）
＞平成のアイドルって、常に競争を強いられているように思います。「AKB48」グループがその典型ですね。昭和のアイドルも厳しいけど、それなりに好きで仕事をしているんだと思いますね。アイドルの「親衛隊」も、今の時代にはありません。（千賀子）
＞今のテレビは規制ばかりで全然おもしろくない！クイズ番組ばかりだし、今は野球中継ばかり見てる。（佐々木）
＞孤独死や自殺が多いのも今の時代ですよ。家族や友達、隣近所との交流がなくなったから、こういうことになったんやで。凶悪犯罪も昔に比べて多いし、生き辛くなりましたな～。それにわしはパソコンなんてできへん！（茂造）
以上で終了です！！
ここでぼくがジャッジします。
結論…物が豊かになった時代は、人との交流を増やすべき！！
平成の時代は物が豊かになった時代。昭和の時代は人とのふれあいが多かった時代。
殺伐となった世の中は、物が豊かになっても、家族や友人、隣近所との付き合いはもっと増やすべきだし、それができない場合は、自治体やNPOなどのネットワークをもっと増やすべきです。ネットによる交流ではなく、人と人との対話でね。
あなたは昭和派ですか？平成派ですか？
今日はチャットジャッジ・第4回～昭和 vs 平成～をお送りしました。
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