こんばんは。太牙(小5)です。
今日は「補習の日」。
補習と言っても、学校ではやりません。
「梅の実」・北町支部で独自に開催している「補習の日」です。
ご存知の通り、子どもの学力の低下が叫ばれています。「学習指導要領」が改正されて、詰め込み教育が復活した。
成績のいい子や裕福な子どもの場合は、塾や予備校に通える選択肢があるが、成績の悪い子は塾に行きたくても、入塾テストで落とされてしまう。ただ、公○式のような補習型の塾や個別型の塾の場合は入れるみたいだけど。
オレのような貧乏人の子どもの場合は塾へ行くお金もない。成績のいい子でも、経済的理由で塾に行けない子もいる。
学校ではそのような子に対する補習授業を行うところはごく一部。ほとんどの学校では放ったらかし。
東京でも西町など一部のところは裕福な家の子が多いので、塾や予備校へ行く子が多い。
しかし、北町では東京でも貧困地域。物価がほかの地域よりも安いので、毎月の家賃も安い。しかし、大半の家庭は親が中小企業に勤めたり、兄ちゃん(龍介・17歳・フリーター)のようなアルバイトやパートで生計をたてている人もいる。会社をリストラされている人も多く、生活保護を受給している家庭もいるし、年金生活の高齢者もいる。母子(父子)家庭のところもいるし、障害者がいる家庭もいる。
北町の子どもは、塾に通う子がほんの一部の子だけで、ほとんどの子は塾にも行けない。学力の低下も他の地域よりもひどい。
そういった家庭環境を踏まえて、北町の大人メンバーたちが、「うちの地域だけで補習授業をしよう」ってことで、各チームごとに分かれて、補習授業をはじめました。
この日は北町チームの「補習の日」。参加する子どもメンバーは小学生から高校生(動物は1~3歳まで、外国人は7~18歳まで)までが対象。
場所は修子さん(46歳・主婦)のおうちにて。
集まったメンバーは8名。教えるのは大学生メンバーが担当します。
学校で習ったことを一緒に復習したり、わからない箇所を教えてもらったり、テスト前の予習・復習などさまざま。
補習はメンバーの家を借りて、教材は学校の教科書とノート、副教材(ドリル)など、学校で使うものがほとんどなので、授業料は無料。大学生たちもボランティアです。
学力も少しずつではありますが、小テストで点数をあげたなど、効果がでてきています。
オレは貧乏で、塾に行く費用を兄ちゃんに負担させたくないので、この補習があるとすごくありがたいです。
他のメンバーも親に塾や予備校の費用を負担させたくないので、すごく助かったって言っています。
週に1回とちょっと少ないですが、補習の回数を徐々に増やしてほしいです。
一人の子が学力の遅れをなくすために。
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