＊＊＊出演＊＊＊
朝美（24歳・歯科衛生士）
（一言）
私は埼玉県内にある歯科クリニックに勤務する歯科衛生士です。
歯科衛生士の仕事は、歯科医の指示に従って、患者の歯垢を除去したり、歯を洗浄したり、歯の磨き方の指導等をします。
歯科衛生士は歯科部門の専門職の一つで、国家資格です。専門学校や短大の歯科衛生士養成学科で学んだあとに国家試験を受けて、初めて仕事につくことになります。最近では大学でも学ぶようになりました。勤務先はもっぱら歯科クリニックや病院・医院がほとんどです。まれに日用品メーカーで働く歯科衛生士もいます。
歯科衛生士はもともとは女子の職業でしたが、法改正で男子にも門戸を開くようになりましたが、男子の数が増えてきた看護師や保育士などに比べて、全国的に少ないです。私が勤務する職場でも男子の歯科衛生士はいません。
歯科衛生士の悩みはそんなにないのですが、歯科医ができる医療行為が歯科衛生士では限られています。患者の歯形をとることはできますが、虫歯を削ったり、抜いたりすることは、歯科衛生士ではできないのです。最近では女子の歯科医が増えてきたので、歯科衛生士よりも給料や仕事のできる範囲が増える歯科医を希望する女子が多くなりました。うちのクリニックでも女子の歯科医が1名いますが、その人と比較されるとちょっとつらいですね。
同じ歯科専門職の歯科助手と間違えられることがありますね。歯科衛生士は国家試験を受けなければいけない専門職ですが、歯科助手は国家試験はなく、未経験でも可能な職業です。歯科助手はパートやアルバイトでもできるのが魅力ですが、歯科衛生士のような業務をすることができません。あくまでも歯科医や歯科衛生士のアシスタントですね。
結婚しても、子どもができても、一生続けやすい職業として、女性に人気の資格です。就職難の今は、歯科衛生士はお得な（？）職業です。（朝美）
（他のみんなからひと言）
＞ウチは歯科衛生士の専門学校に通う学生です。ウチは兄（英人・27歳・歯科医）が歯科医をしていて、その影響で歯に関する仕事を思い、今の学校に通っています。ウチも将来結婚してもずっと続けられる仕事として、歯科衛生士を目指してがんばっています。（千夏・専門学校1年）
＞私はまだ高校生ですが、進路はまだ決まっていません。一応看護師か理学療法士などにしようか迷っていますが、歯科衛生士もいいなって思います。夜勤もないし、結婚しても続けられそうで、すごく魅力的ですね。その前に自分の進路を考えないと。（さゆみ・高2）
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