***出演***
弘人(24歳・介護福祉士)
たけ(80歳)
(一言)
ぼくは都内の老人介護施設で介護福祉士をしています。職場はデイケアセンターと有料老人ホームの2つの施設を併設。主に来所する高齢者や有料老人ホームに入所の高齢者のケアを担当しています。
介護福祉士は別名:ケアワーカーとも言います。福祉系の大学や短大、専門学校を卒業と同時に取得できます。高卒や福祉系以外の大学等を卒業した人で、介護の実務経験が3年以上であれば国家試験を受けることになります。ホームヘルパー(1・2級)を取得した人が介護福祉士の資格を取る人も多いです。
介護福祉士(ホームヘルパーもそうですが)の一番の問題は労働環境が厳しいことです。施設によって異なりますが、24時間体制で、人材も不足しています。仕事も重労働。その割には給料が少ないです。介護保険などの問題で介護福祉士やホームヘルパーの賃金が減少し、労働環境が悪化して、多くの介護士やヘルパーが辞めていきます。それに伴って、家族で介護、特に高齢者夫婦同士の介護が多くなっていきます。国はそれを考えなくてはなりません。
また、介護士は看護師などとは違い、医療行為ができません。もし利用者の容体が急変した場合、介護士では対処ができません。看護師が出来るような医療行為を介護士にも広げることも今後の課題となっています。反対に看護師や作業療法士の資格を取得する介護士もいます。
高齢化社会の日本では、介護ビジネスは絶対に必要な仕事です。利用された高齢者などからは「ありがとう」の言葉を耳にするととてもやりがいがあります。つらくて大変なこともありますが、一人前の介護士を目指してがんばります。(弘人)
(他のみんなからひと言)
>私は弘人くんと同じ職場に勤務する介護ヘルパーです。一応パート業務ですが、仕事自体は正職員とパートは関係ありません。私自身、病気で亡くなった母親の介護がきっかけで、介護の道に再就職しました。これからの社会は介護は必要な仕事ですので、若い人たちに広げていきたいですね。(沢子・54歳・介護ヘルパー)
>ぼくは亡くなった祖母がいました。祖母が病気のために、家族が仕事などで介護をするのが困難で、介護士やヘルパーの方が来てくれて本当に感謝しています。まだ進路は決まっていませんんが、介護もちょっと考えてみようかなって思います。(信玄・中3)
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