梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

日本の法律の危うさ

こんにちは。和光(中等教育学校6年)です。

今週のおしゃべりカフェは「法律」です。

世界各地でもいろいろな法律があります。日本でも憲法をはじめとした各法律があります。

今日は3人のメンバーたちが日本の法律について語り合いたいと思います。

メンバーはぼく・和光と裕一さん(大学2年)、厚さん(45歳・弁護士)です。

 

和光「今日の「梅の実弁当」です。献立はご飯(梅干しつき)、さんまのかば焼き(キャベツのせん切りつき)、かぼちゃの煮物、わけぎのぬた、漬物(たくわん)、果物(りんご)です。では、いただきます。」

3人「いただきます。」

裕一「おいしいですね~。梅の実弁当は2度目ですが、栄養のバランスがあって、学生にとってはありがたいです。」

厚「私も2度目です。薄味なので、家族も大好きですね。」

和光「ぼくは3度目です。今日はさんまとかぼちゃで秋ですね~。おいしいです。…ところで、今日は日本の法律について話したいと思いますが、日本の法律ってどんなものがありますか?」

厚「日本の法律の根幹の憲法を中心に、家族関係が中心の民法、会社経営等が中心の商法、犯罪による裁判が中心の司法など、いろいろあります。みんな日本人の生活を維持していくためには必要な法律です。」

裕一「法律がなかったら社会の秩序は維持できないですからね。健康増進法など、女性や子ども、高齢者等が優しい法律がありますしね。」

和光「では、日本の法律で問題になっているものってありますか?」

厚「私は都内の法律事務所で弁護士をしています。主に離婚問題や労働問題、借金問題…と、いろいろな問題解決に尽力していますが、特に問題になっているのは労働問題ですね。」

和光「どういった問題がありますか?」

厚「派遣社員の問題に、賃金未払いの問題、いじめやパワハラ、長時間労働など、労働者に対する問題が多いですね。労働者の中にはいじめやパワハラ、長時間労働などが理由で過労死や自殺をした人もいます。相手の企業は大手・中小関係なく対応がひどいところが多いです。」

裕一「やはり労働問題は大きな問題ですよね。就職ができない人がいる中で、やっと就職ができても、会社の思うままに働かせて、身も心もボロボロになっている人たちが相次いでいますよね。」

和光「うつ病などの精神疾患にかかっている人も10年以上も前から多いですしね。」

厚「こういった問題は不況による影響が多いです。派遣社員などの非正規社員も増加していますし、中小企業を中心に労働者に対する社会保険を加入しない会社もあります。特に雇用保険は入社したらすぐに加入しなければならない社会保険で、3か月の試用期間が過ぎても、社会保険を加入せずに辞めさせられて、失業保険がもらえなくなった人も多いです。」

和光「派遣社員は特に多くないですか?期間が6ヶ月以内で社会保険がなくて、6か月を経たずにそのままポイ捨てにされる労働者が多いです。会社によっては住む場所も失った労働者も多いです。」

裕一「失業してもすぐに就職ができないし、何度も転職を繰り返した人や30歳以上の方の転職はものすごく難しい。転職のストレスで精神疾患になる人も多い。普通に就職ができない人たちがものすごく多いです。その反面、社会保障が手薄。生活保護も引き下げになり、年金も引き下げ。児童扶養手当も引き下げだし、失業保険も一定以上の期間で働いていないともらえない。」

和光「年金もそうですよ。勤続25年以上でないと年金はもらえない。」

厚「消費税増税による社会保障の一体改革で、年金は勤続10年以上に引き下げられましたね。ただ、年金がもらえる金額は引き下げになっていますし、将来的に年金がもらえない可能性があります。特に2人のような若い人は。少子高齢化の影響で、高齢者の数が増加し、高齢者の生活を支える若い人の数が減少しています。子どもの数ももっと減少していますし。」

裕一「高齢者の数が増えていくと、介護の問題も発生しますし、医療の問題も発生します。子どもの数の減少も大きな問題です。」

厚「子どもの数が減っているのは、女性が安心して働いていくことができるための制度が整っていないことや、子どもを育てるためのお金がかかることが大きな問題です。少子化を解消していくためには、保育園や子ども園の整備、会社の育児休暇制度の義務化、幼児教育から高校までの授業料・保育料の無料化、大学や専門学校等の進学のための学費の減額制度や支給型奨学金制度の充実などが必要です。大学や専門学校もできれば無料化が必要です。特に経済的理由で大学進学が困難な若者が多いので、早急な整備が必要です。」

和光「ノルウェーなどの北欧では社会保障や教育制度が充実していますからね。日本はそれを見習わないといけないですね。」

裕一「話は変わりますが、ぼくは個人情報保護法が大きな問題だと思いますね。自分の名前や連絡先が親族や友人・知人以外の人に知れ渡るのは嫌なので、個人情報保護法が制定されたのはありがたいですが、それによる漏えい事件が多くないですか?」

和光「ベネッセの問題もそうですけど、ふだんでもネットによる個人情報流出も多いですよね。結局は犯人がわからないまま終わってしまうことが多いですが。」

厚「ネットによる犯罪はフィッシングや詐欺メール被害、コンピュータウイルスの問題など、犯罪は深刻ですね。一部のブログや掲示板で特定の個人名を名指しして、悪質な書き込みをするものも未だに多いです。」

和光「ツイッターの悪質投稿も最近は多いですよね。」

裕一「こういった個人情報流出を防ぐために、学校の名簿が廃止になったし、マンションやアパートの表札を掲げない家も増えてきましたね。」

和光「最後にぼくですが、一番問題になっている法律は憲法ですね。憲法自体は何ら問題はないのですが、問題なのが9条の解釈を変えることです。「集団的自衛権」行使のためです。2人はどう思いますか?」

裕一「ぼくも反対です!集団的自衛権行使は一つ間違えると戦争に結びつくおそれがあります。」

厚「自民党を中心に憲法9条の解釈変更になる恐れがあります。私ら弁護団もこの問題は常に注視しています。人の命にかかわることなので、中韓朝の問題はアメリカなども含めて話し合いで解決すべきです。暴力による解決は国際的にも問題になります。」

和光「相手国に対する暴力は戦争に結びつきます。一日でも早く安心した生活が送れるために、日本の法律はきちんとしたものでないといけません。変に改正となると、住みづらくなりますから。」

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(左から裕一、和光、厚)

 

どの人も安心して暮らせるような法律にしてもらいたいものです。

 

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