こんにちは。武尊(中1)です。
今月のチャットジャッジは秋にぴったりのお題を用意しました。
「美術は作る方?見る方?」
美術、小学校では図工ですが、美術は絵を描いたり、作品を作ったりする芸術科目の一つ。
しかし、音楽と比べて好悪の分かれる科目でもあります。
そこで、美術は作る方が好きなメンバー4人と見る方が好きなメンバー4人をパネリストに迎えて討論したいと思います。
ファシリテーターはぼく・武尊です。ぼく自身も小さい頃から絵を描いていますし、部活では美術部に入っています。
創作派メンバーからは泉(小5)、菜々美さん(高1)、準さん(28歳・保育士)、典人さん(37歳・まんが家)です。
一方の鑑賞派メンバーからはくろ(ねこ・♂1歳)、万葉(中1)、都さん(大学2年)、すず香さん(39歳・ギャラリー勤務)です。
各3人はいずれも小学生、中高生、一般の仕事をしている大人または学生の方を選出。各1人の大人は美術系のクリエーター・専門家の方を選出しました。
まずは創作派メンバーからのプレゼンです。
>私は絵を描くのが大好きで、特にファッションデザインを考えたり、作ったりするのが好きです。自分が着ている服の半分は自分でデザインをして、それに合った型紙を選んで、実際に服を作ります。型紙作りはまだできませんが、いずれはできるようになりたいです。将来はファッションデザイナーを目指しています。(泉)
>ウチは高校ではデザインを学んでいます。主に学んでいるのはグラフィックデザインが中心。他にはイラスト、まんが、パッケージデザイン、工業デザインなど多岐にわたります。学校から帰ると、普通の塾以外に美術系の予備校に通って、鉛筆デッサンなどの練習をしています。将来は美術系の大学に進学して、グラフィックデザインの仕事がしたいです。(菜々美)
>オレは趣味で絵を描いたり、音楽を楽しんだりしています。特に絵は専門的には学んでいませんが、独学で絵を描いていますね。手書きがメインですが、イラストレーターやフォトショップを使って絵を描くようになりました。職場は保育園に勤務していますが、保護者向けの保育園便りや給食便り、保健便りの挿絵も担当しています。自分が描いたイラストは園児や保護者、職員からの評判も上々です。(準)
>ぼくはまんが家をしています。中学生の頃から書き始め、とあるまんが雑誌のコンクールで佳作入賞しました。後にお仕事の依頼が入り、現在に至っています。今は少年雑誌の連載と単発のまんがを描いています。一時期はなかなか売れない時期がありましたが、地道に努力をしたことが、今の仕事につながっています。(典人)
他のメンバーからの意見があります。
>私は地元石川を拠点に活動する染織家です。染織の道に進もうとしたのは高校生のとき。高校の実習のときに地元染織家の元へ訪れ、染織の体験をやってとても面白かったのがきっかけです。そして、大学で染織を学び、染織家の元へ師事。後に独立しました。現在は地元の雑貨店やカフェなどで作品を展示・即売する作品を作っています。(ヒロコ・28歳・染織家)
>ぼくは地元カナダを拠点に活動するカメラマンです。主にタブロイド紙に掲載する写真や個人で撮った風景写真などを撮っています。将来は写真作家としていろいろな作品を作っていきたいです。(アーノルド・32歳)
鑑賞派メンバーからの反論です。
>ぼくはまんがは好きですが、工作的なものは得意ではありません。へたなので(^_^;)(くろ)
>絵が書けるなんてうらやましいです。(万葉)
>大学では美術を学ぶコースがありますが、私はそこまで考えていないし、しかも絵はへたです(ワラ)。(都)
>別に反論はありません。私自身もたまに絵を描きますので。(すず香)
続いて鑑賞派メンバーからのプレゼンです。
>ぼくは絵を描くより見る方が好きです。特に一番好きなのがまんがやアニメです。ジャンルは少年まんがやアニメ。家は古風な喫茶店を経営しているので、喫茶店にあるまんがを時々読むのが楽しみです。(くろ)
>私の母(嘉代子・46歳・画家)が油絵の画家をしているので、いつも母が描いている絵が大好きです。特に好きなのが静物画で、油絵のタッチが何とも言えないくらい素晴らしいです。母は年に数回は個展に出品したり、コンクールに出品します。(万葉)
>私は大学で美学美術史を専攻しています。美学美術史とは、美術作品を鑑賞して、感想を述べたり、その作品の歴史を学んだりする学問です。一番好きな美術作品は西洋の作品で、友達とまたは自分一人で美術館や博物館に行って鑑賞に行きます。(都)
>私は都内のギャラリーに勤務する営業ウーマンをしています。仕事は毎回違った作家の作品を展示し、それを販売する業務をします。ギャラリーの作品は新進気鋭の若いクリエーターの作品がほとんど。自分もそのクリエーターのことを知り、どういうふうにいいところをお客様に伝えたらいいかをアピールしています。(すず香)
他のメンバーからの意見があります。
>オレは茨城県内の高校で美術の教師をしています。主に美術の基礎的かつ応用的な技法を生徒に教えています。美術館の鑑賞も積極的に取り入れており、展示してあった作品についてよかったことを生徒が感想を書いて、全員で発表したりします。美術は作品を作るだけでなく、他人が作った作品を評価することも大事な勉強だと思います。ただし、批判をするような感想はNGにしています。(光義・28歳・高校教師)
>私はイタリアに住んでいます。ヨーロッパでは古典的なものから新しいものまで、さまざまな美術作品があります。私自身は古典的な作品が大好きで、よく家族と一緒に鑑賞に行ったりします。建築物も歴史的なものが多く、一目ぼれするくらい立派です!(ミルフィーユ・ロシアンブルー・♀2歳)
創作派メンバーからの反論です。
>私自身は作品を鑑賞するのはあまり好きではありません。勉強にはなるとは思いますが、あまり興味がありません。(泉)
>学校でもクラスメイトや他の作家さんの作品を鑑賞して、その感想を述べる勉強もあります。クリエーターにとっては勉強なので、嫌でも見ないといけないです。(菜々美)
>好きな作品を見るのは好きですが、あまり興味のない作品は見ないですね。(準)
>他人の作品を見ることもまんが家としての勉強です。まるまるパクるのはNGですが、自分の作品づくりのヒントにもなります。(典人)
以上で終了です!!
最後にぼくがジャッジします。
結論は…美術は楽しく描いて、楽しく鑑賞しましょう!!
美術はいやいや作品を作ったり、鑑賞したりするのは楽しくないですよね。自分の興味のある分野だけでもいいので、創作に挑戦したり、作品鑑賞を楽しむのもOK。
音楽もいいけど、美術も楽しんでね。
今日はチャットジャッジ・第20回目、「美術は作る方?見る方?」をお送りしました。
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