***出演***
理帆(32歳・外科医)
(一言)
私は都内の大学病院に勤務する医師です。専門は美容・形成外科。主に女性を中心とした美容整形やけがややけどの跡をきれいにする形成外科などを専門としています。
女性医師、別名:女医とも言いますが、全ての医師の約1割程度います。
女性医師が活躍する診療科は私が専門とする美容・形成外科をはじめ、小児科、産婦人科(産科、婦人科)、皮膚科、眼科、内科系の診療科、精神科など。主に女性目線で診療する科目が中心です。
女性医師が診療する中心となっている治療についてですが、産婦人科の場合は女性が安心して出産できる体制に女性特有の病気の治療、皮膚科の場合はしみやしわなどの女性の肌をきれいにする美容皮膚科などです。女性の立場として、女性の悩みや病気に応えることがメインです。小児科の場合は母親目線で治療に取り組むことができます。
しかし、女性医師が働くことで問題なのが、結婚や子育ての問題です。普通のOLでも結婚・子育ての問題は避けて通れないですが、女性医師の場合は仕事が不規則で、人の命にかかわる仕事を引き受けています。大きな病院の場合は育児休暇がありますが、中小の病院やクリニックでは育児休暇などの子育て支援はまちまち。育児休暇がなかったら、仕事を辞めなければなりません。育児休暇を取得しても、保育園に入れなかったり…と、夫婦や子どもの問題で辞めてしまう人が後を絶ちません。こういった問題は医師不足に大きな拍車がかかっています。
女性医師は病院・クリニックに勤務したり、自らクリニックを開業したりとさまざま。私自身も今の病院で経験を積んでから、クリニックの開業を目指しています。
人の命を救いたい、女性の美をお手伝いしたい、そんな医師を目指している女子のみなさん、すごく難しいと思いますが、がんばってくださいね。(理帆)
(他のみんなからひと言)
>私は愛知県内の大学病院で泌尿器外科の医師をしています。私自身も妻として、母親として、一人の医師として、仕事と家庭を両立しています。女性医師は男性医師にはないきめ細やかなケアができるのがウリです。女性ならではのケアを目指していきたいです。(里津子・41歳・外科医)
>私は父(和重・47歳・小児科医)が医師をしていて、その影響で医師を目指しています。仕事をはじめ、結婚や出産の問題など、いろいろな問題がありますが、多くの患者さんの命を救う医師になりたいです。(雪絵・高1)
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