＊＊＊出演＊＊＊
裕作（29歳・小学校教師）
仁美（小5）
（一言）
ぼくは都内の公立小学校に勤務する教師です。大学卒業後、塾講師のアルバイトを経て、教員採用試験に合格しました。5年生の担任で、教える教科は音楽以外はすべて担当します。
教師は幼稚園から高校まで、教師全体についてを以前に更新しました。
＊教師についてはこちら！→http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2012/03/25/120000
今回は各学校別に教師のお仕事について紹介したいと思います。第1回目は小学校教師です。
小学校教師は6～12歳までの小学校年齢の子どもを対象に、人間として、社会として最低限必要な教育を行う、初等教育の指導者です。教科は基本的に全教科を担当します。ただ、音楽や家庭科など、専任教師を配属している場合はこの限りではありません。
小学校教師になるには大学・短大の小学校教員養成課程、初等教員養成課程、教育学科、初等教育学科、児童教育学科で学びます。小学校教員養成課程、初等教員養成課程は国立大学の教育学部、教育学科と初等教育学科、児童教育学科は私立の大学・短大が主です。いずれも卒業と同時に小学校教諭1種（大学）または2種（短大）を取得します。あと、所定の単位を取得すれば、幼稚園教諭の資格を取得することができますし、国立大学教育学部では中学校教諭や特別支援学校教諭なども取得することができます。小学校教諭の資格を取得する条件としては、大学や短大での勉強だけでなく、教育実習は必須です。教育実習は基本的に卒業した地元の小学校で行います。あともう一つ、介護実習も必修となっています。介護実習は特別支援学校が2日間、社会福祉施設が5日間の合計7日間を受けなければなりません。
就職先は言うまでもなく小学校ですが、公立の場合は各都道府県または政令市の教員採用試験に合格しなければなりません。私立の場合は各学校の採用試験に合格しなければなりませんが、私立の小学校の場合は全体的に少なく、毎年募集しているわけではありませんので、公立の小学校が主になります。小学校以外では小学生対象の学習塾・進学塾、家庭教師派遣会社、児童館などです。また、大学卒業後に「教職大学院」に進学する人もいますが、教員採用試験や在職時の優遇措置がなく、ほとんどメリットがありません。
小学校教師としての問題は、モンスターペアレントという、保護者からの苦情が多いこと。中学校や高校でもモンスターペアレントの問題がありますが、一番多いのが小学校です。子どもに何か問題があると、親たちが真っ先に怒鳴り込んでくるので、教師たちにとっては避けては通れないです。
他には人間関係の問題はどこの職場でもそうですが、小学校では生徒、保護者、同僚教師、地域住民といろいろな人間関係があります。指導ができない教師は職場にはいられないだけでなく、問題のある教師として、他の部署に異動させられる可能性がありますし、私立の場合は解雇されます。人間関係の理由で精神疾患などの病気になる教師たちも多くいます。教師は勉強ができるだけでなく、指導力や人間性も問われてきます。残業の多さや教師の仕事以外の事務処理も避けられないです。
子どもとふれあうことで、仕事で疲れても、子どもの笑顔で元気をもらいます。子どもたちに慕われるような教師を目指してがんばります！（裕作）
（他のメンバーからひと言）
＞私は都内の公立小学校で教師をしています。3年生の担任で、音楽以外の全教科を担当しています。小学校は基礎的な学習を教えるだけでなく、社会生活を学ぶ場でもあります。子どもたちの見本となる教師を目指していきたいです。（あさ美・24歳・小学校教師）
＞ぼくは小学校の先生を目指しています。子どもだけでなく、保護者との関係も築かないといけないですが、子どもたちに慕われる教師になりたいです。その前に勉強ですね。（ギムレット・きつね・♂2歳）
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