梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

教師のお仕事(その2)

こんにちは。吉岡(31歳・小学校教師)です。

今日は「教師のお仕事」・その2をお送りします。

 

前回は幼稚園から高校までの教師たちを紹介しました。

*問題の記事はこちら!→http://umenomi-gakuen.hatenablog.com/entry/2013/07/08/140000

今回は趣向を変えまして、幼稚園の関連の仕事である保育士と、学校の裏方の仕事をしている方を紹介します。

 

~保育士~

保育士はその昔は保母(保父)という名前でした。

保育士は主に保育園(保育所)で仕事をすることになります。オプションとして、幼稚園教師の資格を持っていると、幼稚園や子ども園(認定こども園)の仕事も可能です。

保育園は幼稚園とは違い、0~6歳までの子どもが対象かつ親の仕事や病気が理由で子どもを預けなければならない家庭が対象です。働くお母さんが多い中、保育園に入る子どもが多く、全国的に待機児童が急増しています。

保育園で働く保育士メンバーたちがいます。

まずは都内にある「梅実保育園」に勤務するルミさん(33歳・保育士)。短大卒業後に現在の保育園に入職してから10年以上のベテランです。

0~2歳までの乳児の子どもを担当。プライベートでは会社員をしているご主人(将成・40歳・メーカー勤務)と3人の子ども(光星・小2&陽花・6歳&奏風・2歳)の5人家族。多忙な中、3人の子どものお母さんとしてがんばっています。

次は愛知にある「トヨタ保育園」に勤務する博明くん(24歳・保育士)。大学卒業後に入職して2年目です。男性の保育士は幼稚園教師と同様、増えつつあります。

ルミさんと同様、0~2歳までの乳児の子どもを担当。女性が多い職場なので、力仕事を引き受けることが多いですが、若い「お父さん」の目線で、子どもたちに接しています。

次は鹿児島にある「きっずらんど」に勤務する亜也さん(27歳・保育士)。短大卒業後に別の保育園に勤務していましたが、2年前に今の保育園に転職しました。ちなみに「きっずらんど」は全国各地にある無認可保育施設で、保育園(認可保育園)に入れない子どもたちの受け皿として運営しています。

仕事は3~4歳までの幼児の子どもを担当。子どもたちに優しい先生だそうです。1年前に難病の「バセドゥ病」を発病し、通院をしながら仕事をしています。

 

養護教諭

養護教諭は保健室にいる先生。病気やけがの手当てをするだけでなく、心の傷を背負った子どもたちに寄り添う仕事をしています。

養護教諭は短大や大学の養護教諭養成の学科に進学するのが一般的でしたが、最近では大学の看護学部に進学して、看護師などの資格を取得するのと同時に養護教諭の資格を取得するのがメジャーになっています。

まずは大分にある「第一小学校」に勤務する万結美さん(26歳・養護教諭)。大学卒業後に赴任して4年目。養護教諭以外に看護師と保健師の資格も持っています。

小学生の子どもたちの健康管理や不登校などで保健室で登校してくる子どもたちの相談相手になっています。各クラスの担任教師やスクールカウンセラーとの連携で、子どもの異変に気づくよう努めています。

次は広島にある「東広島中学校」に勤務する三和子さん(47歳・養護教諭)。短大卒業後に別の学校に赴任。その後他の学校を歴任して、4年前に現在の学校に赴任しました。

仕事自体は万結美さんと同じですが、相手は難しい中学生。いろいろな悩みを抱える生徒たちの心に耳を傾けています。家族は県内の私立中高一貫校に勤務するご主人と大学生の娘さん、ともにご主人と同じ中高一貫校に通う、高校生の息子さんと中学生の息子さん(昂太・中2)の5人家族。仕事と家事、子育ての両立もしています。

 

~その他の職員~

学校現場で働いている職員たちは栄養教諭(栄養士・管理栄養士)、司書(司書教諭)、用務員、調理員、学校職員などがいます。

まずは都内にある「桜桃小学校」に勤務する智恵子さん(30歳・栄養士)。仕事は栄養教諭をしています。栄養教諭は子どもの食育を推進する教師で、家庭科や理科、社会などの授業で栄養や食生活を子どもたちに教えています。尚、栄養教諭=「栄養士」でもあるので、学校給食の献立作成も栄養教諭の仕事です。

1~6年生までの子どもたちを対象に食育を教えています。家族は病院の理学療法士をしているご主人(亮一・34歳・理学療法士)と保育園児の娘さん(祐実・6歳)の3人家族。家庭でも家族の健康を考えたご飯を作っています。

次は高知にある「高知明徳中学校・高校」に勤務するミュウミュウさん(パンダ・♀5歳)。仕事は学校図書館の司書をしています。公共図書館大学図書館などでは司書は図書館の専門職ですが、学校の図書館(図書室)では司書教諭を配置しなければなりません。しかし、慢性的な司書教諭不足から、一部の学校では「学校司書」を配置するところが増えてきて、現在では学校司書の配置も可能になりました。

仕事は学校内の図書館。生徒は中学生と高校生が相手なので、その世代の生徒たちの好みや学習内容に合った本を収集したり、本の相談を行っています。学校の図書委員と一緒に本のイベントの企画をしたり、教師たちの授業の資料を提供したりと、幅広く活動しています。

次は千葉にある「市原学園高校」に勤務する創一さん(46歳・学校職員)。仕事は事務職員をしています。学校の事務職員は公立学校では公務員の立場ですが、私立学校では会社員と同様の立場です。

仕事は学校の福利厚生を担当。学生時代は卓球の選手をしていた経験から、部活の卓球部の顧問をしており、全国大会を目指して生徒たちに指導をしています。家族は病院の管理栄養士をしている奥さん、高校生の息子さん(逡・高2)、中学生の娘さんの4人家族。子どもたち2人も卓球をやっていて、そのうち息子さんは青森にある卓球の強豪校に進学しています。

 

~海外の教師たち~

海外でも学校の教師たちがいます。海外では日本と同じ形態の学校制度もあれば、全く異なった学校制度のところもあります。

まずはドイツの幼稚園に勤務するアンネさん(27歳)。ドイツの学校制度は幼稚園と初等学校、中等学校がありますが、初等学校は10歳で修了となり、10~12歳までは中等学校のプレスクールのようなものに進学し、12歳からはギムナジウム(進学系の中等学校)や実科学校(職業系の中等学校)などに進学することになります。義務教育は日本とほぼ同じですが、18歳未満の子どもは義務教育を修了しても、どこかの学校に籍を置かなければなりません。

仕事は日本の幼稚園と同様に、音楽や運動、工作などを教えたりします。子どもたちを大事にする優しい先生です。

次はアルゼンチンの小学校に勤務するルスさん(38歳)。アルゼンチンの学校制度は日本とほぼ同じ。義務教育は5~14歳までで、日本では5歳の義務教育化を実現しようとしていますが、待機児童の問題もあり、実現は平行線上にあります。アルゼンチンでは識字率は高いですが、落第率の高さや教師の待遇の劣悪さなど、いろいろな問題があります。

仕事は読み書きなどの基礎教育を教えるのが中心。ルスさんの学校では息子さん(ガロ・12歳)と娘さん(スサナ・8歳)が在籍しています。ご主人は地元の中等教育の学校の教師をしています。

最後はアメリカのハイスクールに勤務するローレルさん(45歳)。アメリカの学校制度は日本と同じなんですが、違うのが初等教育中等教育の学校が複雑なのと、学校の制度は州によって異なります。小学校では6年制もあれば4年制もあり、ハイスクールも日本のように3年制の下級・上級のハイスクールもあれば、6年制、4年制のハイスクールもあります。義務教育も州によって異なっており、日本ではありえない18歳までの義務教育を行っている州もあります。

ローレルさんはとある州にある3年制の上級ハイスクールで教師をしています。上級ハイスクールは日本の高校と同じですが、大学進学のための授業は行っておらず、他の国のように基礎から応用までの学習が中心です。家族は会社員をしているご主人(ピット・43歳)、大学生の娘さん(アシュリ・20歳)、ハイスクールの学生の息子さん(オルテガ・17歳)の4人家族です。

 

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教師は世代を問わず、大変な現場ですが、子どもたちのために今日も尽力しています。

 

今日は「教師のお仕事・その2」をお送りしました。

 

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