梅の実学園の仲間たち

梅の実学園のメンバー(生徒)たちの物語です。現在のメンバーたちは4800人(匹)!!みんなで作る学園です!!

老人たちの格差、価値観

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こんにちは。あさ(75歳・農業)です。

今日は「敬老の日」。

高齢者たちを敬い、人生の先輩としての敬意を表す日で、高齢者にまつわるイベントも各地で行っています。

 

しかし、高齢者は昔に比べて生活が厳しくなりました。

高齢者と言っても、生活は人それぞれ。多くが家にいますが、働いている高齢者もいます。

働いている高齢者は多くが自営業です。職種では農業・漁業・畜産を生業としている方、お店の経営者、医師、弁護士、公認会計士、税理士、行政書士司法書士歯科医師助産師、俳優・タレントなどの芸能界の仕事をしている方、作家、会社役員…と、さまざまです。まれに定年後も会社に所属をして、会社員・会社役員として仕事をしている方もいます。パートなどの非正規社員として働く高齢者も多いです。

働いていない高齢者はそのまま家にいる人もいれば、ボランティアや趣味で外に出ている人もいますし、持病の治療で病院に通院している人もいます。家でなくても、病院や介護施設にいる方もいます。

 

年金は厚生年金と国民年金でもらえる額が異なります。厚生年金は会社勤めをしている方が年金を支払い、国民年金は自営業や個人事業主、非正規社員、専業主婦などが年金を支払い、65歳でそれぞれの年金を支給しますが、国民年金は老齢基礎年金だけ。これに対して厚生年金は老齢基礎年金に加えて、老齢厚生年金や退職共済年金を受給できます。

年金の受給が厚生年金の方と国民年金の方で大きな格差が出ており、厚生年金の受給の方が悠々自適の生活をしているのに対し、国民年金の方は老齢基礎年金だけなので、もらえる額が少なく、生活が苦しくなっています。また、人によっては生命保険の個人年金をもらったり、国民年金の受給の方で国民年金基金を収めた方がその年金をもらう方もいます。障害者は障害年金、配偶者が亡くなった方は遺族年金をもらっている方もいます。

今の50代以下の方は将来的に年金をもらえる額が少なくなり、さらに生活が苦しくなってきます。中小企業を中心に、厚生年金の未払いが増加し、大きな問題になっています。

 

高齢者の価値観も大きく変わっています。

高齢者は常識を持った方がほとんどですが、一部の高齢者では子どもや若者、大人と同様に非常識な行動や言動をとる方が増加しています。ネット上では「老害」と言われています。一方で高齢者たちが常識だと思っている習慣・慣習・知恵は若者や子ども、大人たちにとっては非常識に思っています。例えば、保育園の整備。若い親は保育園の整備を必要としていますが、高齢者は家の近くに保育園の整備を否定しています。子どもの声にうるさく感じることが原因です。高齢者の多くは子どもを嫌いな人はいないですし、実際に孫がいる方もいます。最も大きな原因なのが、保護者の送り迎えのマナーではないでしょうか。保護者の送り迎えで、駐車禁止の場所に平気で停めたり、子どもが騒いでも親が静かにさせない。これでは高齢者たちは保育園の整備を嫌ってしまいます。

高齢者の携帯電話の所持ですが、多くの高齢者が携帯を持っています。一部の高齢者では携帯は持っておらず、一般の電話しか持っていない人も多いです。高齢者が持つ携帯は多くがガラ携やシニア携帯で、一部の高齢者ではスマホを持っている方もいます。スマホも高齢者向けに作られているので、操作もわかりやすく設定しています。しかし、子どもと同様にネットやSNSによる被害も多いため、ネット犯罪に巻き込まれないように、地域が教育をしなければなりません。ネットでなくても、電話による振り込め詐欺も多く、成人の子どもたちが高齢者を見守っていかなければなりません。

 

高齢者や若者などあらゆる世代の生活を守らなければなりません。それを国や自治体がやらなければならない義務があります。それを守らないと日本は崩壊します。

 

私もいつ生きられるかわかりませんが、残りの人生を全うしていきたいと思います。

 

というわけで、あさでした。

 

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