こんにちは。半次郎(75歳・漬物店勤務)です。
今日は「敬老の日」です。
今日は「高齢者と労働」についてお送りします。
私自身は京都府内の漬物店の会社に勤務しています。肩書は取締役で、かつては社長をしていました。70歳を過ぎているので、勤務日は週に2~3回くらいで、主に事務仕事が中心です。
60歳以上の高齢者で働いている人は約2割。多くの高齢者は年金等で生活をしています。
働いている高齢者の雇用形態ですが、多くが自営業、個人事業主が中心です。自営業では多くが会社の社長やお店の経営者ですが、専門職である医師、歯科医師、弁護士、司法書士、行政書士、公認会計士、税理士、社会保険労務士、助産師、調理師、製菓衛生師、美容師、理容師などの社会的立場のある仕事をしている人もいます。個人事業主では生命保険の営業職員、歌手、俳優(女優)、タレント、フリーのアナウンサー(キャスター)、スポーツの評論家などです。自営業や個人事業主は定年はなく、死ぬまで仕事をすることができます。
自営業、個人事業主以外ではどうでしょうか?
会社で雇用され、正社員として仕事をしている高齢者はほんの一握り。多くが契約社員(嘱託社員)、パート、アルバイトでの雇用が中心です。職種では事務職、製造職、サービス職、洗い場、清掃、介護ヘルパーなどです。体力が必要な仕事は年齢とともに難しくなっていきます。
定年を迎えるまで正社員として仕事をしていた人が、定年を過ぎるとそのまま正社員として雇用するか、役員としてそのまま雇用する人はごく一部の人だけです。多くが定年を過ぎると契約社員やパート、アルバイトに変更され、給料も下がってしまいます。定年後に退職され、別の会社に転職する人もいますが、60歳を過ぎると正社員として雇用されることは難しく、安い給料で生活をしなければなりません。年金の受給は多くが65歳からなので、それまでは仕事をしなければなりません。
60歳以上の方が非正規社員を含めた転職を希望する場合はハローワークで探しますが、高齢者専門の自治体の雇用推進センターに相談するのも近道です。若い人に比べて転職活動は非常に難しいですが、焦らずに探してほしいと思います。
高齢者の年齢も65歳から70歳に引き上げになるかもしれませんが、今の高齢者は若くてはつらつとしています。年金もこれから先もらえる人は少なくなってしまうので、60歳以上の高齢者に対する就労支援を厚労省と自治体は考えなければなりません。
私もいつ働けるかわかりませんが、限界までがんばりたいと思います。
というわけで、半次郎でした。
また明日。さよなら。
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