＊＊＊出演＊＊＊
明子（中3）
正和（中3）
景都（中3）
（一言）
高校受験は中学生にとっては避けては通れないです。
高校受験を受けなければならないのは公立中学校、国立中学校、中高一貫ではない私立中学校、公立・私立の小中一貫校（義務教育学校）の生徒です。私立や公立、国立の中高一貫校・中等教育学校は基本的に高校受験はありませんが、高校受験の前倒しである中学受験を受けなければなりませんので、中高一貫の生徒を含めると、ほぼ100％が高校受験を経験しなければなりません。
試験は国語・数学・英語・社会・理科の5教科の学力テスト。私立高校の場合は3～5教科の学力テストに加え、実技や面接がある学校もあります。美術科の場合は美術の実技、音楽科の場合は音楽の実技、体育科（私立ではスポーツコースなど）の場合は体育の実技や運動能力テスト、国際科の場合は英語の応用テストなどがあります。
高校受験を行うことで、希望する高校に合格するだけでなく、義務教育修了のための試験の代わりにもなります。高校受験で学力が向上できる考えを持っている人もいます。
高校受験は5教科の学力テストだけでなく、「内申書」も合否の判定に利用されます！！
内申書は中学1～3年までの3年間の教科の成績に、学習態度、生活態度、服装態度、部活動の参加、委員会・生徒会の参加、課外活動・ボランティアの参加…と、事細かに作成し、点数化されます。私立高校の受験の場合は参考程度にしか評価しませんが、公立高校では合否判定に必須です！！学力試験が若干悪くても、内申書の評価で合格できる人もいれば、学力試験の成績がよかったのにもかかわらず、内申書の評価が悪かったら不合格になる人もいます！
中学生活では教師が内申書で脅している者も多く、学校の成績は常によくしなければならない、制服も髪型も校則通りにしなければならない、部活は強制的に参加しなければならない、内申書にいいことを書くために学級委員や生徒会にも立候補しないといけない…と、とにかく教師の言いなりにしなければならず、心まで押し殺してしまいます！！
地元の公立中学と小中一貫校は一部地域を除き、学校を選べないので、学校によって当たりはずれがあります。学校が合わずに不登校になり、高校受験ができない子も多いです。国立中学や中高一貫ではない私立中学では卒業時に高校受験があるだけでなく、その中学に入るためには中学受験も受けなければならないので、余計な負担がかかりますし、金銭的にもきついです。特に私立はお金に関わるので、学校を選ぶ際は慎重にならなければなりません。
高校受験なしで高校に進学できないでしょうか！？肉体的にも精神的にも疲れてしまいます！！（明子）
（他のみんなからひと言）
＞ウチは2年生ですが、高校受験を控えています。制服を自由に着こなしたいのに、内申書のために全くできない！！高校受験のために不自由な生活をするのは嫌です！！（沙由美・中2）
＞ウチは高校受験で神奈川の進学校に進学しました。中学時代の生活がすごくしんどかったですが、第1志望校に受かった時はホントに良かった！進学校なので校則もすごく自由で、今までの中学生活は何だったんだって思うくらい、超Happyです！それに、高校受験で家族の絆が深まったり、自分を強くするので、高校受験は絶対に受けるべきです！（亜里沙・高1）
＞ぼくは高校受験に失敗し、地元の私立高校に進学しました。今は大学受験生ですが、私立高校はお金がかかるし、辞める子も多いです。高校受験で何でこんな選別をしなければならないんでしょうか？（喜望・高3）
＞ウチは公立高校に合格しましたが、自分が希望する学校ではありません。兄が進学校の高校に進学し、ウチも進学校を希望していましたが、当時の中学の担任から、「お前にはこの学校は無理！」って言われたことで、目的を失い、実力テストでも思ったような成績を上げることができませんでした。結局は中堅の公立高校を受験して合格しましたが、高校受験は生徒の心理的負担が重く、受験はない方がいいです！！（杏夏・高1）
＞ぼくは地元の公立高校には受験せずに、群馬の野球強豪校の私立高校に進学しました。受験のときは3教科のテストと面接、体力テスト、運動能力テストがありました。理由は小学生のころから野球をやっていて、小学生でリトルリーグ、中学生でシニアリーグに所属して、結果を出しました。今の高校はレギュラーを目指していますが、練習もきつく、その中でレギュラーに選ばれるのはほんの一握りの生徒だけ。それでもレギュラーを目指してがんばっています。（一球・高2）
＞私は地元・三重の公立高校の国際科に進学しました。中学は地元の公立があまり評判がよくなく、奈良の私立中学を受験をして進学。そのまま卒業しました。奈良の私立中学では系列の高校はありましたが、6年間通う予定はなく、そのまま進学したら受験のモチベーションが低くなってしまうことと、中2の時に地元の県の中学生事業のためにオーストラリアへ短期留学したことがあり、高校は国際科の高校を希望していました。将来は外交官を目指して勉強をしています。（姫凛・高1）
＞ぼくは高校受験ではなく、中学受験で今の学校に進学し、今は高校生です。理由は高校受験で自分の自由が奪われてしまうことと、6年間じっくり勉強がしたいからです。中学受験は親が選んだイメージが強いけど、ぼくのように自分から中学受験を希望する子も多いですよ。高校受験は内申書で生徒を縛り付けるので、受験前後の弊害が非常に多いです。（章典・高2）
＞ウチは中学受験で今の中学に進学しました。学校は私立ですが、小さいころから絵をかいていて、早い段階から美術に親しめる学校を希望していました。このまま公立中学に進学したら、レベルの低い美術の授業で終わりますし、高校受験での内申書に縛られるのはすごく嫌でした。今の学校は中1から本格的な美術の授業があるので、毎日が楽しいです。高校は全員無試験で内部進学ができますので、すごく楽です！今の中学は美術コースに在籍していますが、高校の美術科に内部進学をし、もっと本格的に美術を学びたいです。（莉々花・中2）
＞私は高校受験でも中学受験でもなく、小学校受験で今の学校に進学し、現在中学生です。今の学校は私立の女子校で、校則はすごく厳しいですが、大学までの一貫教育なので、のんびりと過ごしています。理由は大学生の兄が小学校受験に失敗して、地元の公立小学校に進学しましたが、そこでいじめに遭い、学校側の対応に不満を持ち、親が他の小学校の転校を希望していましたが、転校も一切できず、中学受験で私立の中高一貫校に進学するまではとてもつらい思いをしました。それで親が私には小学校から私立に行ってほしいと、親子で受験をしました。小学校受験は図形や文字の筆記試験や実技、運動能力テスト、親子面接がありますが、合格すれば、大学までまたは高校までエスカレーターなので、中学受験も高校受験もないです！公立の場合は中高一貫校はありますが、小中高一貫校はありません。もっと公立学校が試験なしのエスカレーターだったら、無理なく自分の勉強に集中できるのに。（夏乃・中3）
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